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輸入フラメンコ オールド   写真をクリックするとさらに大きなカタログ写真が表示されます。
製作家/商品名 アルカンヘル・フェルナンデス Arcangel Fernandez
モデル/品番 Model/No. フラメンコ ブランカ No.71
001_020_arcangel_1_03_159_01
弦長 Scale Length 658mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1959年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス単板 Cypress
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:黒檀
塗 装:セラックニス
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.0mm/6弦 3.2mm

[製作家情報]
1931年スペイン、マドリッド生まれ。少年時代には映画俳優になることを夢見て、実際に数本の映画にも出演したほど。しかし13歳になると家具職人として働き始め、同時にフラメンコギターを弾くようになると忽ち演奏の腕前を上げていった彼は、兵役を終えたのちプロギタリストのとしての道を模索します。そのような折の1954年、当時サントス・エルナンデスの後継者とされていた名工マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)の知己を得て、その工房に足繁く通うようになります。この名工にギター製作をすすめられ、やがて唯一の弟子として工房に入ることになり、アルカンヘルはギタリストと製作とを両立する生活を当初はしていました。しかし自身も家具製作で培った高い木工技術の持ち主であり同時に優れたギタリストであるアルカンヘルは、師の作るギターの音そして工法とに強い興味を抱くようになり、持ち前の探求心で加速度的に製作の腕前を上げ、瞬く間にバルベロの片腕となるまでに成長します。しかしバルベロは1956年に52歳の若さで他界。わずか2年間に学んだことを糧に、アルカンヘルはバルベロの残された注文分をすべて製作した後、師の工房の近くヘスス・イ・マリア通りに1957年自身の工房を立ち上げます。後年には師の息子マルセロ・バルベロ・イーホ(1943~2005)がスタッフに加わり、共に製作を続けていました。

造作、材の選定、そしてなによりも音色に対する一切の妥協を排した製作姿勢は彼の人柄もあいまって孤高の趣を呈し、彼の楽器はそのあまりの完成度の高さゆえに、演奏者に非常な技術の洗練を要求するものとなっております。それゆえに多くのギタリストを刺激し続けている稀有な楽器ですが、2011年に製作を引退。現在ではますます稀少となっている名ブランドの一つです。


[楽器情報]
アルカンヘル・フェルナンデス製作、フラメンコブランカ 1959年 No.71 Usedの入荷です。この製作家のフラメンコモデルについて語るとき、やはりサントス・エルナンデスから師であるマルセロ・バルベロ1世、そして自身へと繋がる系譜が自然に思い起こされます。この三人の名工によって作られたそれぞれのギターが持つストイックなまでの気品と力強さ、妙なる表情の変化と深みはスペインギターのエッセンスを体現しており、21世紀に至るまでアルカンヘルがそれを継承したことの功績は計り知れないものがあります。本器1959年製はアルカンヘルが独立してわずか2年目の作ですが、フラメンコとしての機能性を完璧と言えるレベルで備えており、多くを含みながら語り過ぎず悠然とした響き、といった彼の揺るぎのない個性が深く刻印された逸品となっています。

アルカンヘルにおける音圧の高さは独特なもので、増幅された音量というよりは木のごく自然な性質としての響きの大きさをそのまま音に純化したようなマッシヴな質量感があり、何か大きなものがそこに存在してるかのような異様な迫力があります(これは彼のクラシックモデルにも同様に言えます)。そしてその音色もまた極度に洗練され、ストイックなまでに渋いのですが表情の変化は実は繊細かつ多彩。発音における反応性、サスティーン、ダイナミズムも申し分なく、このジャンル特有の身振り(リズムの強さと速さ、旋律のうねりなど)に十全に対応する機能性の高さ、その絶妙の着地点はさすがに自身すぐれたフラメンコギタリストであった彼ならでは。音像はシャープ過ぎず、むしろ現代のフラメンコギターよりもやや角の取れた感触でこれがまた耳に心地よく魅力的。

表面板内部構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に各一本のハーモニックバー、そして左右対称5本のそれぞれが太く厚めに加工された扇状力木が中央に寄り添うように(ブリッジプレートの幅に収まるように)配置され、それらの先端をボトム部で受け止めるようにハの字型に配置された2本のクロージングバー、駒板の位置には薄いパッチ板が貼られているという全体の配置。レゾナンスはF~F#に設定されています。2本のクロージングバーの中央角に変化はありますが、これはアルカンヘルがフラメンコモデルで変わらず採用し続けた基本構造となっています。

全面セラックのよる再塗装が施されています(出荷時のオリジナル仕様もセラック塗装)。表面板は指板両脇歴に各一か所とサウンドホールからブリッジプレートにかけてに一か所(内側よりパッチ補修あり、表側はゴルペ板の下になります)の割れ補修歴があります。また裏板センターよりやや高音側寄りのボトム部分に割れ補修歴があります。ブリッジプレート下1弦位置に弦とび補修あと、その他全体に細かな弾きキズ、スクラッチ痕などありますが年代考慮すると良好と言える状態。板は経年による歪みなどがほとんどなく、ネックは真っ直ぐで、フレットも適正値を維持しています。ネック形状はフラットな加工がされた薄めのDシェイプ。弦高値は2.0/3.2mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰1.0~1.5mmとなっています。糸巻はスペインの老舗ブランド フステーロを装着しています。



新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ソブリーノス・デ・ドミンゴ・エステソ Sobrinos de Domingo Esteso
モデル/品番 Model/No. Flamenco Blanca
010_001_conde_02_174
弦長 Scale Length 668mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1974年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス Cypress
付属品 Option セミハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:表板 ラッカー /横裏板 ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.6mm /6弦 2.6mm

〔製作家情報〕
数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノスの名前がブランド名として使われ始めます。

1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。

1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。

そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。

グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。

コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。

〔楽器情報〕
コンデ・エルマノスの「Sobrinos~」ラベル 1974年製作のUsedの入荷です。

コンデギターは1980年代以降、硬質で強い粘りを持ったストイックな音がブランドの個性となっていきますが、それ以前の時期はオールドスパニッシュ的な木質感たっぷりの響きで、円満なフラメンコギターとなっていました。この1974年製はかなりハードに弾き込まれたためか、フラメンコ的なシャープネスよりも丸みを帯びた柔らかな音像で、とても渋く独特な魅力を持った一本になっています。

内部構造はサウンドホール上下各一本のハーモニックバーにサウンドホール周りに計3枚の補強板、左右対称7本の扇状力木、それらの先端をボトム部で受け止める2本のV字型に設置されたクロージングバーという配置。7本の力木は扇型というよりも、中央の5本は平行に(表面板木目に沿うように)配置され、一番外側の力木だけがボトムに向かって開いてゆくように角度をつけて設置されています。平行線的な配置と扇状配置を組み合わせたような構造はこの後さらに変化してゆき、コンデブランドのフラッグシップモデル「A26」の独特な配置構造へとつながってゆくことになるのですが、ここにその萌芽を見て取ることもできるでしょう。レゾナンスはF#の下に設定されています。

表面板は全体に弾き傷、打痕、スクラッチがあるほか、部分的な塗装補修のなどによる塗装ムラ、色ムラがかなり目立っています。また細かな割れ(板の内側にまで貫通していない程度の表面的なもの)タッチアップやパーフリング剥離接着などの処置もあり、外観的にはやや難がある状態。ネックはわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットは1~8フレットで摩耗見られますが現時点で継続しての使用には問題はありません。おそらく数度にわたって全体と部分とでラッカーによる再塗装が施されており、現在は上記のような状態のほかウェザーチェック(塗装の細かなひび割れ)が生じています。

ヘッドシェイプはコンデブランドの符牒である半月型にカットされて角のような形状になったいわゆるメディアルナヘッド。糸巻きはGotoh製のものに過去に交換されています。


定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 コンデ・エルマノス Conde Hermanos
モデル/品番 Model/No. A-26 グラヴィーナ工房
010_001_conde_02_199_02
弦長 Scale Length 664mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1999年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス単板 Cypress
付属品 Option Bamケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.2mm /6弦 2.5mm

〔製作家情報〕
数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノスの名前がブランド名として使われ始めます。

1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。

1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。

そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。

グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。

コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。

〔楽器情報〕
コンデ・エルマノス Gravina工房によるモデルA26(ラベルに明記はされていませんが各仕様のグレードよりカテゴライズされます) 1999年Usedが入荷致しました。このブランドのブランカの最上位機種で、トレードマークとなっている、闘牛をモチーフにしたと言われるMedia Lunaヘッドシェイプ、ステージ映えする濃いオレンジ色で仕上げられた塗装、独特の硬くそして粘りのある発音など外観と音響の両方でギタリストやファンに与えた印象は深く、まさにフラメンコギター全体でも定番中の定番とされているモデルです。

このブランドの起点となる名工ドミンゴ・エステソの工房を引継ぎ、長兄としてエステソ本人の薫陶を最も深く受けたファウスティーノが経営するグラヴィーナ工房は、やはりファンにとっては3つの工房の中でもとりわけ特別な位置付けがされているようです。本作はそのグラヴィーナ工房作で、ファウスティーノ亡きあと10年以上が経過しているものの、どこか良き古きものの感触を残した作風。それは例えば時代のニーズに柔軟に対応し充実したマーケット展開を行っていったフェリーペ工房のいかにも新しい感覚とは異なるものだと言えるでしょう。

十分な音圧と、軽い反発感を伴いながら素早く跳ね返ってくるようなコンデならではの発音で、粘りのある響きは旋律に自然なうねりを生み出して、それがいかにもフラメンコ的なニュアンスを湧出します。音色もまたコンデ特有の、硬い天然樹脂の塊のような独特の艶と濃密さをもった音像で、単音そしてラスゲヤードにおけるマッシヴな迫力が素晴らしい。2000年代に入ってからのこの工房のものはやや音質も発音も硬すぎるものが多くなり、往時と比較すると決して良質とは言えないものも多く出荷されてしまうのですが、本作1999年製はストレスのない演奏性や音全体のバランスという点で実に円満に本来のブランドクオリティを備えた一本となっています。

表面板力木構造はサウンドホール上側(ネック側)に長短2本、下側(ブリッジ側)に1本のハーモニックバー、そして左右対称5本の扇状力木がほぼ平行に近い角度でお互いに十分に間隔をとって設置されており、クロージングバーや駒板位置の補強プレートはなく、極めてシンプルな構造となっています。レゾナンスはG~G#に設定されています。

割れ等の大きな修理履歴はありません。数か所に小さく浅い打痕等があるのみで、25年を経過したフラメンコとして状態はとても良好と言えます。ネックもほぼ真直ぐを維持しており、フレットはほんのわずかに摩耗見られますが適正値の範囲内です。ネック形状は薄くフラットに加工されたDシェイプ。弦高は2.2/2.5mm(1弦/6弦 12フレット)に設定されています。糸巻はGotoh製に交換されており、こちらも現状で機能にもんだいありません。


新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ソブリーノス・デ・ドミンゴ・エステソ Sobrinos de Domingo Esteso演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. Flamenco Blanca
010_001_conde_03_170
弦長 Scale Length 662mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1970年
表板 Top 杉単板 Ceder
横裏板 Back & Sides シープレス Cypress
付属品 Option ハードケース黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:不明
弦 高:1弦 3.1mm/6弦 3.6mm

〔製作家情報〕
数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノスの名前がブランド名として使われ始めます。

1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。

1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。

そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。

グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。

コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。

〔楽器情報〕
コンデ・エルマノスの「Sobrinos~」ラベル(「Conde」の直筆サインあり)による1970年製作のUsed、このブランドとしてはとても珍しい、杉材を表面板に使用したモデルです。おそらく同時期に隆盛を誇っていたホセ・ラミレスを意識してか、またはクライアントの求めに応じてイレギュラーに製作した一本かと思われますが、異質な要素を組み合わせることでこのブランドの潜在的なポテンシャルを引き出しており、実に魅力的な音に着地しています。

コンデギターと言えば特に1980年代以降は硬質で強い粘りを持ったストイックな音がブランドの個性となっていきますが、それ以前の時期はオールドスパニッシュ的な木質感たっぷりの響きで、円満なフラメンコギターとなっていました。この1970年製でもやはりフラメンコらしいキレの良い発音でドライブ感があり、旋律におけるうねりやリズムアタックでのマッシブな音像など、そのフラメンコならではの身振りが素晴らしい。そして各音の音像は杉特有のほのかに柔らかな丸みを帯び、それが微妙な落ち着きと翳を付加しており、音響全体に独特のニュアンスを生み出しています。

内部構造はサウンドホール上下各一本のハーモニックバーに左右対称7本の扇状力木、それらの先端をボトム部で受け止める2本のV字型に設置されたクロージングバーというオーソドックスな配置(ただしV字型のクロージングバーの頂点はほんのわずかに低音側に寄せて設置されています)。レゾナンスはF#の下 に設定されています。

かなり弾き込まれているため全体に弾き傷、打痕、スクラッチがあるほか、横板には底部のほか数か所に割れ補修履歴があります。また表面板はラッカー再塗装が施されており、下部のふくらみ箇所にやや集中している打痕10か所ほどはその際にタッチアップされ、また内側からも補強処理が施されております。再塗装されたラッカーはやや厚みがあり、全体に亀裂(ウェザーチェック)が入っていますが、現状で使用上の問題はありません。表面板はブリッジプレートの高音側の角の部分に1×5センチほどの埋め木補修、また低音側ゴルペ板の角部分にも埋め木補修あとがあります。ネックはやや順反りですが許容範囲内、フレットは1~8Fで摩耗見られますが現状で演奏性に影響はありません。ネックは薄めのDシェイプでフラットな加工。ネック裏も傷はやや多くあります。

ヘッドシェイプはコンデブランドの符牒である半月型にカットされて角のような形状になったいわゆるメディアルナヘッド。赤、黒、ベージュ、茶を基調としたロゼッタが杉材の赤みの中でよく映えてフォトジェニックな外観となっています。





定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 マヌエル・レジェス 1世 Manuel Reyes I
モデル/品番 Model/No. Flamenco Blanca 木ペグ
010_03_reyes_1_03_160
弦長 Scale Length 658mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1960年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス単板 Cypress
付属品 Option セミハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:セラックニス
糸 巻:木ペグ
弦 高:1弦 2.6mm /6弦 2.7mm

[製作家情報]                                    
1934年グラナダ、パジェーナ生まれ。10歳の時にコルドバに移住し、その後亡くなるまで同地にて製作。もとはフラメンコ・ギタリストであった彼が、ある歌い手から譲り受けたぼろぼろのギターを自ら修理するもののその仕上がりに満足できず、それならばと独学で自分のギターを作ったのがきっかけとなり、製作の道に進みます。ホアキン・サンチェス・ガリステーロの工房で助言を得ながら製作技術を磨き、1949年から本格的にギター製作を開始。1956年にはギタリストのぺぺ・マルティネスの紹介で、マドリッドの名工マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)の知遇を得ます。この稀代の製作家との、亡くなるまでのわずか1年という交流がマヌエルに決定的な影響を与えたことは有名な話。この時期彼は工房を何度か移転しており、1960年代に入って有名な観光地のポトロ広場近くの工房で一旦落ち着きますが、場所柄もあって人の出入りも頻繁な工房は彼にとって落ち着かず、1979年にはアルマ通り7番地の静かな環境に工房を移転します(これが彼の亡くなるまでの住処となりました)。ブランドスタート当初から順調にその評価を高め、多くのギタリストが彼のギターを購入しようと工房を訪れるようになりますが、何といっても1980年代に当時大人気ギタリストであったビセンテ・アミーゴが使用することでその名声がピークに達します。

フラメンコに必要な要素を十全に備えながら、その繊細とさえ言える音色と表現力、造りの細やかさ、高度な演奏性などでクラシックギタリストからも高い評価を得て、20世紀後半を代表するフラメンコブランドとなりました。2014年に惜しまれつつこの世を去った後、工房は子息のマヌエル・レジェス・イーホが受け継いでいます。 

 
[楽器情報]                                    
マヌエル・レジェス製作 1960年製 フラメンコ ブランカモデル 木ペグ仕様 Usedの入荷です。レジェス初期の逸品で、大変に魅力的な1本です。ラベルには当時1960年前後に工房を構えていた時の住所(Don Rodrigo 17)が記されており、デザインも工房オリジナルのものとなっています。

わずか26歳の作にして、既に彼の先達たる名工達にも比するほどの充実したフラメンコギター。外観はロゼッタの洒脱なデザインをはじめ、極めて良質な材のセレクト、経年による滋味などもあり、なんとも魅力的な佇まい。そしてやはり音が素晴らしく、撥弦の感覚よりも早く立ち上がってくるような絶妙なドライブ感、しっかりとした重心感覚を伴った低音から洗練された高音までのバランスの素晴らしさ、旋律における鋭敏な身振り、彼ならではの音色の気品など、すべてが充実した要素となり、フラメンコとしての個性的なアイデンティティを作りあげています。後年の高貴ともいえる音色の萌芽と言えるものが聴かれ、彼が傾倒したスペインヴィンテージ的な響きと自然に融和しており、完成への過度期と呼んでしまうにはあまりにも見事な、この時期の彼にしか作ることのできなかったギターとなっています。

内部構造はサウンドホール上下に1本ずつのハーモニックバーと左右対称5本の扇状力木、ボトム部でそれらの先端を受けとめる2本のハの字型に配置されたクロージングバーという設計。やはりこの後に独自の発想によるユニークな構造を積極的に考案し実用していくレジェスにとって、ここでの採用されたシステムは極めてオーソドックスなスタイルと言えます。レゾナンスはE~Fに設定されています。

表板指板脇に割れ補修、横板は高音側低音側とも割れ補修歴があり、特に低音側のほうは数か所にやや広範囲の割れ補修歴がありますが、接着と内側からのパッチ補強が適切に処置されていますので現状で問題ありません。その他全体に年代相応の弾きキズ、打痕、摩擦跡があり、部分的にタッチアップ補修がなされています。ネックは厳密にはほんのわずかに順反りですが演奏性に問題ありません。フレットはおそらく過去に交換されており、特に摩耗なく適正値を維持しています。糸巻はフリクションタイプの木製ペグで、現状で機能的な問題はありません。

定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ホセ・ラミレス3世 Jose Ramirez III
モデル/品番 Model/No. 1a Flamenco MMスタンプ  No.2602
010_joseramirez_03_168
弦長 Scale Length 655mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1968年
表板 Top 杉単板 Ceder
横裏板 Back & Sides シープレス単板 Cypress
付属品 Option スーパーライトケース 黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:表板 ポリウレタン /横裏板 ポリウレタン
糸 巻:木ペグ
弦 高:1弦 3.0mm /6弦 3.5mm

[製作家情報]
100年以上続く歴史ある工房にして世界的にも有名なスパニッシュギターブランドのひとつ ホセ・ラミレス Jose Ramirez。ホセ・ラミレス1世(1858~1923)の時代から現在のホセ・ラミレス5世まで、1世紀以上に渡りスパニッシュギター製作史のなかで最も重要なブランドの一つとしてその名を刻み続けており、いまなおワールドワイドにマーケットを展開する工房です。

なかでもとりわけ評価が高く「Ramirez dynasty」 と言われるほどに豊饒の時代とされたホセ・ラミレス3世(1922~1995)の時期に製作されたギターは、革新的でありながら幅広いポピュラリティを獲得し、世界中のギタリストとギターファンとを魅了し続けました。1950年代末から1960年代、パウリーノ・ベルナベ、マリアーノ・テサーノスといった名職人が職工長として働き、高級手工品の品質を維持しながら大量生産を可能した独自の工房システムを確立します。そして1964年にこのブランドのフラッグシップモデルとして世に出した「1A」は、表面板にそれまでの松材に代わって杉材を使用、胴の厚みを大きくとり、横板は内側にシープレス材を貼り付けた二重構造、弦長は664mmで設定(通常は650mm)、さらに塗装には従来のセラック塗装からユリア樹脂のものに変更し耐久性を飛躍的に増すとともに、「ラミレストーン」と呼ばれる独特の甘く艶やかな音色を生み出し、真っ赤にカラーリングされた印象的な外観と相まってギター史上空前のポピュラリティを獲得することになります。

これらラミレス3世がクラシックギターに対して行った改革はマーケット戦略の面でも、また製作の面でも実に独創的でしかも時代の要請に十全に応じたもので、のちのギター製作全般に大きすぎるほどの影響を及ぼしたのと同時に、まさにクラシックギターのイメージを決定するほどに一世を風靡しました。

ラミレス3世の息子4世(1953~2000)は18歳の時に父ラミレス3世の工房にて徒弟として働くようになり、1977年には正式に職人として認められます。1988年には妹のアマリアと共にブランドの経営を任されるようになり、父の製作哲学を引き継ぎながら、より時代のニーズに則した販売戦略(エステューディオモデルの製作、標準的な650mmスケールの採用等々)を展開しさらにシェアを拡大してゆきますが、3世亡き後わずか5年後の2000年にこの世を去ります。

その後もアマリアを中心に柔軟な商品開発を継続しますが、2000年代以降はむしろ名手アンドレス・セゴビアの名演と共にその音色が記憶に残る3世と4世の時代につくられたモデルに人気が集中するようになり、特に製作を担当した職人のイニシャルが刻印されていた1960年代のものは往年のファンに現在も愛奏されています。


[楽器情報]
ホセ・ラミレス3世のフラッグシップモデル「1A」のフラメンコモデル、1968年製Usedです。本作はラミレス3世が急激にその名声とマーケットを拡大してゆく、つまり工房として最も充実した時期(楽器のクオリティという点においても)のもの。出荷されるプロフェッショナルモデルにはすべてマスタービルダーのイニシャルが刻印されており、当機はMMスタンプ、ミゲル・マロ・マルティネスの作になります。

内部構造はクラシックモデルの1Aとは異なりオーソドックスな力木配置。サウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に各1本のハーモニックバー、左右対称5本の扇状力木、それらの先端を受け止めるようにボトム部に2本のクロージングバーがハの字型に配置されています。ブリッジ位置には駒板とほぼ同じ面積でパッチ板が貼られています。レゾナンスはF#の少し上に設定されています。

フラメンコとしての身振り、シャープネスそして反応の十全に備えつつ、自家薬籠中たる杉材の特性も活かしきった60年代ラミレスの佳品。心地よい粘りと反発感を伴いながら、タッチに跳ね返ってくるような発音。杉/シープレスの組み合わせによる「たっぷりとした軽さ」の着地がちょうどよく、この時期のブランドのアベレージの高さがうかがえます。まろやかな音ですが張りがあり、表情も多彩でタッチの微妙な変化にも高いリニアニティで反応します。

表面板ゴルペ板低音側の縁に沿って10センチほどの割れ補修履歴があり、同箇所でゴルペ板が反りを起こして表面板をわずかに持ち上げるような状態になっていますが、しっかりと接着し内側から同じ長さの当て木をして補強していますので現状で使用には全く問題ございません。その他細かな弾きキズ、打痕、衣服などの摩擦跡、塗装ムラ等全体にありますが年代考慮すると比較的良好な状態です。ネックはほんのわずかに順反りで、フレットは1~6フレットでやや摩耗ありますが演奏性には問題のないレベルです。糸巻は木ペグ(フリクションタイプ)で、やや硬めですが動作と安定性は良好です。ネックは薄めのDシェイプ、ナット幅で0フレットの弦幅は44.5mmとなっており左手はやや幅広な感覚です。

定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ホセ・ラミレス 3世 Jose Ramirez III
モデル/品番 Model/No. 1a(Flamenco) No.11738
010_joseramirez_3_03_178
弦長 Scale Length 656mm
国 Country スペイン Spain 
製作年 Year 1978年
表板 Top 杉単板 ceder
横裏板 Back & Sides シープレス単板 Cypress
付属品 Option ハードケース付属
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:シャーラー
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 3.5mm
重 量:1270g

[製作家情報]
スペインの老舗工房 Jose Ramirez。ホセ・ラミレス1世(1858~1923)の時代から現在のホセ・ラミレス5世まで、1世紀以上に渡りスパニッシュギター製作史のなかで最も重要なブランドの一つとしてその名を刻み続けており、いまなおワールドワイドにマーケットを展開する工房です。

なかでもとりわけ評価が高く「Ramirez dynasty」 と言われるほどに豊饒の時代とされたホセ・ラミレス3世(1922~1995)の時期に製作されたギターは、革新的でありながら幅広いポピュラリティを獲得し、世界中のギタリストとギターファンとを魅了し続けました。1950年代末から1960年代、パウリーノ・ベルナベ、マリアーノ・テサーノスといった名職人が職工長として働き、高級手工品の品質を維持しながら大量生産を可能した独自の工房システムを確立します。そして1964年にこのブランドのフラッグシップモデルとして世に出した「1A」は、表面板にそれまでの松材に代わって杉材を使用、胴の厚みを大きくとり、横板は内側にシープレス材を貼り付けた二重構造、弦長は664mmで設定(通常は650mm)、さらに塗装には従来のセラック塗装からユリア樹脂のものに変更し耐久性を飛躍的に増すとともに、「ラミレストーン」と呼ばれる独特の甘く艶やかな音色を生み出し、真っ赤にカラーリングされた印象的な外観と相まってギター史上空前のポピュラリティを獲得することになります。

これらラミレス3世がクラシックギターに対して行った改革はマーケット戦略の面でも、また製作の面でも実に独創的でしかも時代の要請に十全に応じたもので、のちのギター製作全般に大きすぎるほどの影響を及ぼしたのと同時に、まさにクラシックギターのイメージを決定するほどに一世を風靡しました。

ラミレス3世の息子4世(1953~2000)は18歳の時に父ラミレス3世の工房にて徒弟として働くようになり、1977年には正式に職人として認められます。1988年には妹のアマリアと共にブランドの経営を任されるようになり、父の製作哲学を引き継ぎながら、より時代のニーズに則した販売戦略(エステューディオモデルの製作、標準的な650mmスケールの採用等々)を展開しさらにシェアを拡大してゆきますが、3世亡き後わずか5年後の2000年にこの世を去ります。

その後もアマリアを中心に柔軟な商品開発を継続しますが、2000年代以降はむしろ名手アンドレス・セゴビアの名演と共にその音色が記憶に残る3世と4世の時代につくられたモデルに人気が集中するようになり、特に製作を担当した職人のイニシャルが刻印されていた1960年代のものは往年のファンに現在も愛奏されています。

〔楽器情報〕
ラミレス3世工房のフラメンコ最上位機種「1A」1978年製 No.11738 Usedの入荷です。
このブランドの符牒ともいえる杉材をこのジャンルでも表面板に使用し、横裏板シープレスとの組み合わせによりラミレスならではのフラメンコサウンドを確立したモデル。杉材ならではの太く艶のある音色が耳に心地よく、同時に乾いた歯切れのよい発音が備わっており、全体としてフラメンコの必要条件を十全に備えた1本として着地させているところはさすがに全盛期のラミレス。現在でもフラメンコファンに人気のアイテムです。

クラシックのモデル1Aとは力木配置も異なっており、サウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に一本ずつのハーモニックバー、左右対称5本の扇状力木とそれらの先端をボトム部で受け止める2本のハの字型に配されたクロージングバー、そして駒板位置にはパッチ板が貼られているという構造。レゾナンスはGの少し下に設定されています。

表面板の指板脇高音側に一ヵ所の割れ補修、ゴルペ板の低音側の縁に沿うようにして15㎝ほどの割れ補修(内側からパッチ補強あり)、裏板ボトム部に木目に沿って13㎝ほどの割れ補修の履歴がそれぞれ有りますが、現状で使用に問題無く、継続してお使い頂けます。傷や打痕等は全体に有りますが45年を経たフラメンコモデルとしては年代相応のレベルです。ネック、フレット、糸巻き等演奏性に関わる部分も問題ございません。

ラミレスは1970年初めより製作担当職人のイニシャル刻印を廃止し、以後は番号によるスタンプが表面板内側にされるシステムになりましたが、本作は16番のスタンプが押されており、これはラミレスのオフィシャルリストによるとPedro Jimenez Posadasの作になります。

定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。


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