ギターショップアウラ
ようこそ ゲスト さま
会員登録 ログイン カート お気に入り
英語版カタログ
ギターサロン
アウラ音楽院
アクセス
お問い合わせ
トップ > ギターカテゴリー > 国産クラシック 中古
国産クラシック 中古   写真をクリックするとさらに大きなカタログ写真が表示されます。
製作家/商品名 アルベルト・ネジメ・オーノ Alberto Nejime Ohno演奏動画あり
モデル/品番 Model/No.
005_04_nejime1_02_217
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 JAPAN
製作年 Year 2017年
表板 Top 杉単板 Ceder
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option ハードケース 黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:スローン
弦 高:1弦  2.8 mm/6弦 3.8 mm

〔製作家情報〕
1952年生まれ。1979年にスペインに留学し、グラナダの名工アントニオ・マリンにギター製作を師事。2年に及ぶその期間中彼はほとんど家族の一員のようにして製作を共にし、単に技法の習得だけではなくその土地の文化風土や人間性をも吸収しながらスペインの伝統工法を学んでいます。帰国後に発表した彼の楽器は、感性的な領域にまで深くスペインのニュアンスを染み込ませた逸品として、国内では初めての本格的なスパニッシュギターと評価されるようになります。1988年にはチェコスロバキア・クツナホラ国際ギター製作コンクールにてグランプリを受賞し、国際的にもその実力は高く評価されるようになります。他の追従を許さぬ美しく気品のある外観の仕上がりと、重厚かつ濃密で艶やかな音色と十分な遠達性を備えた作風は近年益々円熟味を加え、師のアントニオ・マリン同様にマニア垂涎の楽器として、現在その評価は不動のものとなっています。また製作と同時に後進の指導や執筆活動にも尽力し、 第一回アマチュアギター製作コンテスト審査員、スペインにて第7回コリアギター講習会参加、ギター製作家in八郷審査員をつとめるなどのほか、雑誌<現代ギター>に「君もギタービルダー」を連載、愛好家からの大きな反響を得て「スペイン式クラシックギター製作法」として書籍化されています。2020年にはフランスの出版社Camino Verde刊 Orfeo Magazine No.15で彼のインタビューと楽器が紹介されました。

オルフェオマガジン「日本の製作家」特集掲載号 オンラインショップ商品ページはこちら

オルフェオ取材同行記 禰寝孝次郎編はこちら


〔楽器情報〕
アルベルト・ネジメ・オーノ(禰寝孝次郎)製作 オリジナルモデル 2017年Usedが入荷致しました。近年の彼の特徴といえる濃密な響きを十全に備え、伝統的なものに立脚しながらも、その音響、設計から造作、そして外観に至るまで、彼の創意と個性に満ちたアーティスティックともいえるギターです。

内部構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に一本ずつのハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木で、このうちセンターに配された1本と両端2本の合わせて3本はその先端をボトム部まで伸ばして設置、残りの4本はブリッジより少し下に設置されたクロージングバーのところで止まっています。オーソドックスなものはボトム近くに設置されすべての扇状力木先端を受け止めるような配置になっていますが、禰寝氏はここでブリッジ近くまでその位置を上げて上記のように中間の力木のみを受け止めるような構造にしています。レゾナンスはAの少し上のやや高めの設定になっています。

この製作家ならではの重厚な濃密さに加え、ここでは杉材ゆえの艶と丸みを帯びた音の触感が素晴らしい。適度な奥行き、弱音から強音までのダイナミズムと瞬発力、繊細で微妙な音色の変化など音響設計も優れており、クラシックに求められる音楽的拡がりにしっかりとレスポンスしてくれる表現力はやはりさすがと言えるでしょう。

全体はオリジナルのセラック塗装。表面板のサウンドホール周りなど細かなキズは全体にありますが、いずれも浅く微細なもので外観を損ねるほどではありません。横裏板は胸から腕の当たる部分にわずかに塗装の摩耗見られますが、こちらも現状で問題のないレベルです。ネック裏は全体に爪のスクラッチ痕がやや目立ちます。ネックはわずかに順反りですが演奏性には問題のないレベル。フレット(本作は20フレット仕様)も適正値を維持しています。ネックシェイプは普通の厚みのDシェイプで角の取れた丸みのある形状、これは現在の同ブランドの仕様と比較するとややコンパクトなグリップ感となっています。





定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 江崎 秀行 Hideyuki Ezaki演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. No.80 #366
005_05_EzakiH_02_223
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2023年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides マダガスカル・ローズウッド単板 Madagascar Rosewood
付属品 Option スーパーライトケース 黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:表板 セラック /横裏板 セラック
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.6mm /6弦 3.5mm

[製作家情報]
プロフィール
1965年 日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)入社。
1966年 新設のギター研究課に異動。手工ギターの研究、商品開発を担当。
1967年 ヤマハ初の手工ギター3品番を開発し発売開始。
1972年 スペインへギター製作留学。グラナダのエドゥアルド・フェレールに約1年、マドリッドで マヌエル・エルナンデスに約2年間師事。
1975年 帰国後、製作者としてヤマハカスタムギターGC-30Bを製作開始。
1981年 技術者としてギター設計部門に復帰。この間、ギターをコアとして管理職でギター全般の研究や商品の開発発売。生産管理、海外ギター工場の製造改革や新工場の立上げ。ギターの国内と海外の営業支援・販売。クラシックギター総合推進などを担当。
2006年 ヤマハ退職後、「江崎ギター工房」を設立。
2007年 江崎秀行ブランドのギターを販売開始。現在に至る。
2022年 「江崎ギター工房」でギター製作継続中。日本弦楽器製作者協会会員、JGA(Japan Guitar Association)会員。浜松ギター鑑賞友の会の会長、浜松ギターアンサンブル・アコルデの代表。

(※オフィシャルホームページより転載)

[楽器情報]
江崎秀行製作 No.80 2023年 Usedの入荷です。氏のラインナップ中クラシックのハイエンドモデルとなっており表面板ドイツ松、横裏板マダガスカル・ローズウッド仕様、全体はセラック塗装で入念に仕上げられています。スペイン的音色のモデルとして直接に師事したエルナンデス・イ・アグアドの影響を如実に感じさせる表面板構造で、明るめの音色が特徴です。表面板のブリッジ下などに数か所の微細に傷、裏板の塗装の一部に少々のムラなどがあるほかはとてもきれいな状態。ネック、フレット、糸巻等も問題ありません。





定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 桜井・河野 Sakurai Kohno
モデル/品番 Model/No. マエストロ Maestro FA0304
005_10_sakuraiK_02_199
弦長 Scale Length 660mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 1999年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option MACケース茶付属
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 3.5mm

〔製作家情報〕
1926年茨城県水戸に生まれる。
1948年3月東京高等工芸学校木材工芸科(現千葉大学建築科)卒業と同時にギター製作を開始。ギター製作に関しては独学で、最初に作った一本は中出阪蔵のギターを検分し作り上げたものだったようです(中出阪蔵との直接の交流はありません)が、楽器構造には最初期より様々な試みを行い、中にはかなり当時としてイノベイティブな発想のものもみられます。これらの研究と実践はやがて1960年代後半には表面板の木目に沿って水平と垂直の方向で組み合わされたスクエアを基礎とした力木配置として結実することになり、これは様々にヴァリエーションを変化させながら現在にまで至っています。

また1960年にはスペインに渡り、イグナシオ・フレタやアルカンヘル・フェルナンデスの工房を訪れ本場スペインギターに関する見識を深め、自身の製作に活かしてゆきます。そして1967年9月、ベルギーのリエージュ国際ギター製作コンクールで金メダル受賞し、国際的に名前が知られるきっかけとなります。同年に甥の桜井正毅が工房スタッフに加わり、1998年に他界したあとはこの工房を引き継ぎ、桜井/河野ブランドとしてモデルラインナップを継続しています。

日本における高級ギター製作のパイオニア的存在であり、当時も今も非常にファンの多い国内ブランドです。スペインギターのエッセンスを彼なりに独自に再構成し、日本人の演奏嗜好にフィットした音響と演奏性、良質な木材を使用した高級感のある全体に仕上がりは邦人製作家としてこれまでになかったような域に達し、日本という市場におけるギター需要を一気に集中させるほどの人気を誇りました。海外からも日本産ブランドの筆頭として現在も高い評価を得ています。


〔楽器情報〕
状態良好の桜井・河野 Maestroモデル 1999年製Usedの入荷です。1998年に河野氏が他界し、「Sakurai Kohno」ラベルでブランドを継承した最初期のもので、もちろん当時も最上機種となるモデル。河野特有の縦横のバーと力木をほぼ垂直に交差させたスクエアな、複雑な配置構造で、使用木材のグレードも極めて高く、全体の完成度も申し分ありません。表面板のサウンドホール周りや指板脇などにわずかに細かな弾きキズ、ブリッジ下1弦側に弦飛びあと、その他数点の打痕があるほかは年代考慮すると良好な状態。横裏板も僅かに摩擦あとがあるのみで綺麗な状態です。ネックは真っすぐを維持しており、フレットは1~7フレットでやや摩耗みられますが演奏性には問題のないレベル。割れなどの大きな修理履歴もありません。弦長は660mm仕様。

定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 桜井 正毅 Masaki Sakurai
モデル/品番 Model/No. P.C.  No.10519A
005_10_sakuraiK_02_219
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2019年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides マダガスカル・ローズウッド単板 Madagascar Rosewood
付属品 Option ハードケース黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.8mm /6弦 3.4mm

〔製作家情報〕
1944年東京生まれ。1967年上智大学電気電子工学科卒業と同時に、河野ギター製作所に入社し研鑽を積みます。1988年には第4回パリ国際ギター製作コンクールで第1位を獲得しました。その時受賞したモデルと同デザインのものがPC(Paris Competition)モデルとして氏の現在のラインナップの中でも特に人気の一本となっています。
河野賢氏が1998年に亡くなった後は工房を引継ぎ、河野ギターを「桜井・河野」ラベルとして継承しながら、同時に自身のブランド桜井正毅としても精力的に現在も製作を続けています。工作精度が高く、良材を使用した美しい外観はこのブランドの特徴ですが、特に日本人の体格や好みにあった抜群の演奏性と安定感は海外でも絶大な人気を博し、師の河野同様に世界的な名声を獲得しています。

〔楽器情報〕
桜井正毅ブランドのラインナップの中ではミドルエンドに位置づけられている model P.C.(Paris Competition) いわゆるパリコンモデル 2019年 No.10519 A Used の入荷です。文字通り1988年のコンクール入賞作をベースとして、その後の研究によるアップデートを加えた、ブランドコンセプトの粋を集めたような1本です。

明るく艶やかな音像、その各音(と各弦)の均質性、速い反応と十分なサスティーン、そして非常な音圧の高さなど、奏者がストレスを感じることがほとんどないような音響設計で、またタッチの許容範囲がとても広く、倍音の響きもとても豊かなので演奏のムラが顕在化しにくく楽曲の形を整えやすいのもこのブランドの魅力でしょう。スパニッシュギターのような遠近感や濃密なロマンティシズムとは異なり、むしろ桜井氏独自の純粋に工学的アプローチによるバランスフルな響きが追及され、様々なタイプの楽曲に対応できるオールマイティな表現力へと結実しています。

表面板内部構造は、サウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、そしてこれらとは形状の異なる低いトランスヴァースバーがブリッジ部に一本と5センチほど離れてサウンドホール側とボトム側にも1本ずつが設置されており、これら3本のトランスヴァースバーとほぼ直角に交差する形で計5本の扇状力木が設置されています。この5本の扇状力木はセンターに配された1本を境にして高音側に3本、低音側に1本(表面板低音側の半分のほぼ中央の位置に独立するように)が配されており、さらにこれらの力木とバーの交差により升目となった部分に2箇所、3cm四方の薄い木製のパッチ板が貼り付けられているという全体の構造。先代の河野賢的な構造原理に依拠しながらも、音響特性をより高める工夫(例えば木製パッチ板を点在させる方法など)が施されており、より現代的に、そしてコンサートギタリストの高い要求に応え得る機能性を備えたものとなっています。レゾナンスはG# の少し下に設定されています。

全体はカシュ―塗装による艶やかな仕上げで、横裏板には柾目のマダガスカルローズウッドを使用、外観の高級感もまたこのブランドの特徴となっています。表面板指板脇(低音側)に3か所ほどの浅いスクラッチ傷、ブリッジ下部分の弦高幹事に就いたと思われる細かな傷、その他数か所の極小の打痕のほかはボディはとてもきれいな状態を維持しています。ネック裏は4フレット部分に1か所やや深い打痕があります。割れなどの大きな修理履歴はなく、ネックはわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットも適正値を維持しています。ネックシェイプはやや厚めのDシェイプですが握りやすく、ここでも人間工学的なアプローチが追及されています。弦高は2.8/3.4mm(1弦/6弦 12フレット)でサドルには2.0mmほどの余剰がありますのでお好みに応じて設定を低くすることも可能です。


新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 朝倉 宏泰 Hiroyasu Asakura
モデル/品番 Model/No. サイモン・マーティーモデル Simon Marty model
005_asakuraH_02_213
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2013年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド/マホガニー South American Rosewood/
付属品 Option HISCOX ハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:シャーラー
弦 高:1弦 3.2mm/6弦 4.5mm


〔製作家情報〕
埼玉県所沢市に工房を構える製作家。2001年より約4年の間、福岡良兼氏に師事。現代ギター社主催ギター製作コンクール 2010年第2位、2014年第1位を獲得しています。G.スモールマン、S.マーティ、ジョン・ギルバート等の影響を受けた、主としてモダンタイプのギターを製作しており、日本ではまだ珍しいこのジャンルに特化した製作活動を行うルシアーとして近年評価の高まりを見せています。笹久保伸、萩野谷英成ら若手気鋭のギタリストが彼のギターを愛用しています。

〔楽器情報〕
朝倉宏康製作のサイモン・マーティモデル 2013年製中古が入荷致しました。オーストラリアではグレッグ・スモールマンのラティスブレーシング構造によるギターとは別に、もう一つの大きな流れとして製作家のサイモン・マーティが考案したラディアルブレーシング構造のギターが有名ですが、本作は文字通りそのS.マーティによるラディアル構造を踏襲したモデル。ラディアルの名の通り、表面板のブリッジ部を中心にして力木を放射状に配置した構造で、音量の増大、速いレスポンスが得られます。

ブリッジ位置を中心にしてサウンドホール側に向かって5本、ボトム方向に5本、駒板と同じ向きに高音側と低音側にそれぞれ1本ずつの計12本の力木が配置されており、高音側と低音側とでアシンメトリな配置関係になっています。レゾナンスはG~G#に設定。

朝倉氏が製作コンクールで1位を受賞した頃の製作で、工法的に凝っていて製作に手間と難しさがともなうモダンギターをしっかりと作り上げています。力木配置の他にも12フレット以降の演奏性を追求したレイズドフィンガーボード、右肘の安定性に寄与したアームレストの設置、アーチ加工が施された裏板、骨材によるサドルではなく各弦を金属の円柱の上で支えるピンブリッジシステム(これはアメリカの製作家ジョン・ギルバートのギターで有名)などを採用し、それぞれが高度な仕上がり。最大の特徴とされる音量と反応性も不足なく、弦高は高めながら弾き易さを感じさせます。修理履歴はなく、表面板は全体に少々のキズ、塗装のウェザーチェックなどがありますが年代相応のレベル。ネック、フレットなど演奏性に関わる部分の問題もございません。また外観的にもインパクトの強い木材をこのんで使用する朝倉氏だけに、本作での赤みの強い中南米産ローズウッドも印象的。糸巻きはスイスのブランドSchertler製の単式タイプを装着。


品切れ 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  495,000 円

製作家/商品名 茶位 幸秀 Yukihide Chai演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. No.80
005_cyaiYH_02_198
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 1998年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option スーパーライトケース 黒
備考 Notes
ネック:スプルース
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 3.2mm/6弦 4.0mm

[製作家情報]
1956年生まれ。長野県茅野市に工房を構える。ギター製作家の父 茶位幸男に技術を学び、完全手工によるスパニッシュスタイルの丁寧な造り、深く柔らかい響き、日本人の身体性にフィットした演奏性などで人気を維持しています。同じくギター製作家の茶位幸信は叔父にあたります。

[楽器情報]
茶位幸秀製作 No.80 1998年製Used の入荷です。このブランドの最上位機種にあたり、良材のセレクトから細かな造作、繊細なセラック塗装による仕上げに至るまで申し分のない仕上がり。発音の瞬間に軽い反発感を伴いながら同時にほのかにエコーがかかったような音像は幸秀氏ならではのもので、その柔らかな音の触感は他にはない心地よさ。演奏に必要な音量とダイナミズムを備えつつ、常に落ち着いた表情があり、自然に楽曲を一つの雰囲気にまとめられる安心感があります。その明るすぎず暗すぎず、独特のたたずまいの中に着地させているところはこの製作家の力量といえるでしょう。

内部構造はサウンドホール上下に一本ずつのハーモニックバーとサウンドホール真下部分から高音側横板に向かって斜め下に伸びるように配置されたトレブルバー、7本の扇状力木とそれらの先端をボディ下部で受け止める2本のハの字型に配置されたクロージングバー、駒板位置にはほぼ同じ大きさのプレートが貼られているという全体の構造。レゾナンスはG#~Aの間で設定されています。ヘッドシェイプが名器フレタを踏襲したものとなっておりますが、上記の構造的には同じスペインの名工エルナンデス・イ・アグアドのものにより近い配置となっています。

表面板のサウンドホールとブリッジのまわり、指板脇などに演奏時のスクラッチや打痕等がやや多く見られます。横裏板は衣服の摩擦あとがわずかに残るのみで綺麗な状態。割れなどの大きな修理履歴はなく、ネックやフレット、糸巻きなど演奏性にかかわる部分も問題ありません。ネック形状はややたっぷりした感触のDシェイプ。弦高値は標準設定となっていますがサドルに2~3mmの調整余地がありますのでお好みに応じてさらに低くすることも可能です。




定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 今井 勇一 Yuichi Imai演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. YJ-EX No.36774
005_imaiY_02_215
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2007年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides ローズウッド単板 Indian Rosewood
付属品 Option 軽量ケース 黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.7mm /6弦 4.0mm

〔製作家情報〕
1949年東京生まれ。18歳の時に中出輝明の工房に入門し、3年間の修行のあと1971年に独立して東京中野に工房を設立し現在に至る。
いわゆるモダンタオイプのギターではなくスペインの伝統的なスタイルに氏の独自の工夫が加えられた基本オーソドックスな造りながら、その豊かな音量とダイナミックレンジの広さ、発音の反応の速さなどはモダンギターにも比肩する機能性の高さを有しており、コンクールでの使用率やコンサートギタリストからの信頼の高さは国内随一のブランドである。キャリア初期より海外への出荷も行っており、国内現役としては最も認知度の高い製作家の一人。

〔楽器情報〕
今井勇一 YJ-EX 2007年(#36744)Used の入荷です。今井氏の設計、監修のもとアストリアスギターのファクトリーで製作されている、このブランドにとってのエントリーモデル。氏のコンセプトを基に、さすがに実績のあるファクトリーとしての矜持をもってしっかりと仕上げられており、今井勇一ブランドの特徴を十全に備えたモデルとなっています。

まずはいかにもこのブランドらしいどっしりとしたプロポーションと、(名器アグアドにインスパイアされたであろう)ヘッド木彫、ロゼッタやパーフリングのヘリンボーン、ブリッジプレートの白蝶貝をあしらった意匠など個性的な外観が目を引きます。その外観とイメージ的にも調和する、甘さのない剛健で迫力のある音もまたインパクトがあり、入門~ミドルクラス用として不足のないクオリティを有したモデルとなっています。

内部構造は左右対称の7本の扇状力木にボトム部の2本のクロージングバー、駒下位置には横幅いっぱいにパッチ板が貼られており、サウンドホール下側(ブリッジ側)に一本、上側(ネック側)には大小三本のハーモニックバーという全体の配置。レゾナンスはG#~Aに設定されています。

割れなどの修理履歴はありませんが、表面板は数か所1~5㎝の打痕やスクラッチ傷を部分補修した跡があるほか細かな弾き傷が見られます。横裏板はボトム部分におそらくは化学繊維との長時間の接触などによる塗装の変質が生じていますが現状で継続使用に問題はありません。その他やはり演奏時の衣服の摩擦等による細かな傷が全体に見られます。ネックはほぼ真っすぐを維持しており、フレット、指板の状態も問題ありません。ネック形状は普通の厚みのDシェイプ。フレットは20フレット仕様。糸巻はゴトー製35G1600モデルを装着しています。






定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  220,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 川田 一高 Ikkoh Kawada演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. Presti-75 No.70
005_kawada_02_220
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2020年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American rosewood
付属品 Option ハードケース黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0 mm/6弦 4.0 mm

〔製作家情報〕
1948年高知市生まれ。1963年に同地の製作家 田村満氏にギター演奏の手ほどきを受け、同級生の今井博水(のちに製作家として独立)らとギタークラブを結成。1966年高校卒業後に本格的にギター製作を田村満氏に師事、1974年に独立し自らの工房を開設して以来、同地高知市で現在も製作を続けています。

自身のオリジナルモデルの他、ハウザー1世モデル、ブーシェモデル、また表面板力木にワッフル構造を採用した現代的なスタイルでも製作。師の影響もあってかどのモデルでもレスポンスの速さと鳴りの豊かさが特徴であり、また工作精度の高さも特筆すべき点となっています。コンサートギタリストからの信頼も厚く同じ高知県出身の宇高靖人(ex-いちむじん)が愛用しているほか、何人ものプロギタリストが所有しています。

〔楽器情報〕
川田一高 製作のPresti-75 2020年製Usedの入荷です。モデル名は不世出のギタリスト イダ・プレスティを直ちに想起させるものですが、この川田氏のBMシリーズが文字通りロベール・ブーシェの忠実なレプリカであり、そのブーシェ初期のギターを使用して忘れがたい名演を残したのがプレスティでした。本器はこの二人の天才への川田氏なりのオマージュともいえるもので、ブーシェの独創を基に高度な演奏性とステージでのアピール力とが追及されたモデルとなっています。

力木配置はサウンドホール上側と下側それぞれに1本のハーモニックバー(下側のバーは低音側に開口部が設けられている)、ネックの脚の高音側と低音側にもそれぞれ短いバーを設置、そして扇状力木は左右対称に7本が駒下位置に設置された(ブーシェ最大の特徴とされる)トランスヴァースバーを貫通してボディボトム部へと伸びているという全体の配置。ただしここで川田氏はトランスヴァースバーの形状を高音側と低音側とで大胆に変え、またサウンドホール下側ハーモニックバーに低音側にだけ設けられた開口部を扇状力木がくぐらずにバーの位置で止めていること、などアシンメトリの構造を採用することで文字通り高音と低音との独特のバランス感覚を志向していることがうかがえます。表面板と横板の接合部にはペオネスではなくライニングを設置。横板は内側にメイプルを貼り付けた二重仕様。レゾナンスはAの少し下に設定されています。

上記のような構造そしてレゾナンス設定から、高音の出力が高くほぼ低音と同じ強度を持って発される感覚があり、自然華やかなニュアンスが生まれています。音は全体に硬めで、重心が低い感覚はあまりなく高音~低音が同じパースペクティブ感で鳴っており、そのためか特に和音でのマッシヴな迫力が印象的。発音の反応は川田氏ならではで非常に早く、十分な奥行きを持ちながらも表面板からすぐに立ち上がってくるような感触は実に心地よく、また音量も豊かです。

演奏性においてもレイズドフィンガーボード、20フレット仕様などモダンなスタイルを取り入れつつ、クラシックとしてはやや強めにかけられた指板ラウンド、Dシェイプネックのフラットな加工は左手のフィット感がよく、発音の速さもあり両手共にストレスを軽減しています。

2020年製作ですがかなり弾き込まれており特に表面板には弾き傷、摩擦あと、打痕等が経過年数の割には多く見られます。割れ等の大きな修理履歴はありません。ネック、フレットも適正値を維持しています。






定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 黒田 義正 Yoshimasa Kuroda
モデル/品番 Model/No. トーレスモデル Torres Model
005_kurodaY_02_203_01
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2003年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides ローズウッド単板 Indian Rosewood
付属品 Option ハードケース(緑カバー)
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:セラックニス
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.2mm /6弦 4.0mm

〔製作家情報〕
1954年兵庫県生まれ。足尾芸術学院デザイン科卒。出身地である兵庫県に工房を構え、主に19世紀タイプのモデルを中心に精力的に製作活動を続けています。ラコート、ファブリカトーレ、シュタウファーなどのレプリカモデルで定評があり、また1本1本の仕様が異なるためそれぞれが稀少性の高いものとなっています。19世紀ギターの難度の高い装飾も忠実に再現する高度な技術を持っており、独自の塗装法で仕上げられたそれらのモデルはいかにも古雅な雰囲気を備えると同時に、音響における再現度も不足なく、ロマンティックギター愛好家から高い評価を得ています。他にもトーレス以降の現代タイプにギターも製作。

〔楽器情報〕
ラコート、シュタウファーなど19世紀ロマンティックギターのレプリカをメインとする黒田氏の比較的珍しいトーレスモデル、2003年製Used の入荷です。全面セラック塗装による素朴で味わい深い仕上げは19世紀ギターレプリカと同様に本作でも通底しており、また音響面でも黒田氏らしい素朴でまろやかな質感で落ち着きがあり、程よいヴィンテージ感が演出されています。

表面板内部構造はサウンドホール上側(ネック側)に2本、下側(ブリッジ側)に1本のハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木にボトム部でこれらの先端を受け止めるようにハの字型に配置された2本のクロージングバーとなっており、レゾナンスはG~G#デ設定されています。表面板と横板をボディ内側で接合するのはペオネス(小型の木製ブロック)ではなく上部のみ溝切加工をしたライニングを設置しており、これはこのブランドのスパニッシュスタイルのギターとしては珍しい仕様。

トーレスの、まろやかなエコーを纏いながらタッチにまとわりつくような発音の感触や、あくまでもバランスよく木の属性としての自然な鳴りを追及したかような響きといった特性も十分に感じさせながら、それを黒田氏の音響嗜好の中に無理なく収めており、素直に楽しめる一本に仕上がっています。

表面板サウンドホール周辺に数か所と、同じく表面板のボトム付近にも数か所のスクラッチあとや弾きキズがあります。また横裏板は演奏時の衣服の摩擦によるごく微細なスクラッチなどがありますが軽微なもので、20年を経たセラック塗装仕様の楽器としては良好な状態です。割れ等の大きな修理履歴はありません。ネックはおそらく指板調整が施された可能性がありますが現状は真っ直ぐを維持しており、フレットも問題ありません。ネック形状は普通の厚みのDシェイプ。弦高値は3.2/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)でサドルには2.0~2.5mmの余剰がありますのでお好みに応じて設定値を低くすることも可能です。


新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  297,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 黒澤 哲郎 Tetsuo Kurosawa演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. ディナスティア Dinastia No.20
005_kurosawaT_02_212
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本
製作年 Year 2012年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド South American Rosewood
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:ゴトー510シリーズ
弦 高:1弦  2.9 mm/6弦 3.8 mm

〔製作家情報〕
1976年茨城県生まれ。製作家の父黒澤澄雄氏の薫陶を受けると共に、東京都立工芸高等学校後ギター製作に携わり卒業。その後1997年にスペインへ渡り、テサーノス・ペレスの工房へ弟子入した他、アントニオ・マリン工房にて塗装技術を学んで帰国。マヌエル・ラミレスやヴィセンテ・カマチョなど規範としながら、スペインの伝統的なニュアンスを彼なりに消化した堅実な造りで製作を続けており、近年はフラメンコギタリスト沖仁とのコラボモデルも発表。現在はラティス構造によるクラシックモデルも製作するなど、幅広く展開している若手製作家である。

〔楽器情報〕
黒澤哲郎製作のモデル Dinastia 2012年製Usedが入荷いたしました。このブランドの最上位機種にあたり、最も影響を受けたであろうラミレス系マドリッド派の構造的コンセプトで作られています。その特徴は内部構造にもっともよくあらわれており、クラシックギターとしては珍しいXブレーシングシステムを採用。サウンドホールの上側(ネック側)は通常のハーモニックバーですが、下側はちょうどホールの真下で2本のハーモニックバーがX状に交差しており、ボディ下部は3本の力木を表面板の木目に沿って等間隔に平行に配置。ブリッジ位置には駒板とほぼ同じ広さの薄いパッチ板が貼られ、3本の力木のうちセンターと高音側の2本はそのプレートの上を通過し、低音側の1本はプレートの上下で分断しています。その3本の力木の先端をボトム部でハの字型に配された2本のクロージングバーが受け止めるように配置。レゾナンスはGの少し上に設定されています。

これは彼がスペインで製作を師事したマリアーノ・テサーノスやテオドロ・ペレスの影響を如実に受けており、またほぼ同じ配置システムはパウリーノ・ベルナベも自身のフラッグシップモデル等で採用していることなどからも、現在のマドリッド派の特徴的構造の一つとなっています(※現在の哲郎氏の製作するDinastiaモデルは全く趣を異にし、ラティスブレーシング(格子状力木)のモダンなスタイルで作られています)。

そのマドリッド的な作風に傾倒していたいた彼らしく明るく重厚な響きですが、迫力よりもむしろ柔和で優しい音色が特徴です。どこか日本人らしい気質を反映してか、表情はとても落ち着いており、華やかさや色気とは異なる、常に安定した感覚。ゆったりと奥行きを纏ったような軽い粘りをもった発音で、これがこのブランド特有の心地よさを生んでいます。

表面板は細かな弾き傷が全体に若干あります。横裏板は衣服の摩擦等の跡やそれにともなう塗装のムラが少しみられますが全体に外観を損ねるほどではなく、年代相応のレベルといえます。表面板ブリッジ下センター部分に割れの補修履歴がありますが、適切な処置が施されており現状での問題はありません。ネック、フレット、糸巻き等演奏性に関わる部分も問題ありません。ネックシェイプは通常の厚みのDシェイプタイプ、フレットは20フレット仕様。全面セラックニスによるオリジナル仕様となっております。




定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。


株式会社アウラ
〒110-0004
 東京都台東区下谷
 3-3-5アズール上野2F

TEL 03-3876-7207
FAX 03-3876-7206
営業時間 11:00-19:00
 (定休日:毎週水曜日)