〔楽器情報〕 桜井正毅ブランドのラインナップの中ではミドルエンドに位置づけられている model P.C.(Paris Competition) いわゆるパリコンモデル 2019年 No.10519 A Used の入荷です。文字通り1988年のコンクール入賞作をベースとして、その後の研究によるアップデートを加えた、ブランドコンセプトの粋を集めたような1本です。
〔楽器情報〕 黒澤哲郎製作のモデル Dinastia 2012年製Usedが入荷いたしました。このブランドの最上位機種にあたり、最も影響を受けたであろうラミレス系マドリッド派の構造的コンセプトで作られています。その特徴は内部構造にもっともよくあらわれており、クラシックギターとしては珍しいXブレーシングシステムを採用。サウンドホールの上側(ネック側)は通常のハーモニックバーですが、下側はちょうどホールの真下で2本のハーモニックバーがX状に交差しており、ボディ下部は3本の力木を表面板の木目に沿って等間隔に平行に配置。ブリッジ位置には駒板とほぼ同じ広さの薄いパッチ板が貼られ、3本の力木のうちセンターと高音側の2本はそのプレートの上を通過し、低音側の1本はプレートの上下で分断しています。その3本の力木の先端をボトム部でハの字型に配された2本のクロージングバーが受け止めるように配置。レゾナンスはGの少し上に設定されています。