〔製作家情報〕 ロレンソ・アルバレス Lorenzo Alvarez Gil(1928~?)スペイン、ムルシア州ブリャスの生まれ、のちにマドリッドに移ります。同じくギター製作家であるホアン・アルバレス(1932~2001)は弟にあたります。ホセ・ルイス・ロマニリョス著の「The Vihuela de Mano and The Spanish Guitar」によると、ロレンソは最初のギターを金工のTeodoro Morenoとともに作り上げたとあり、弟のホアン・アルバレスは1946年に最初のギターを兄ロレンソとともに作ったと記述があることから、おそらく当時家具職人として働いていたロレンソはその縁でMoreno との共同作業という形になったのであり、それは1946年より以前であると想像できます。またロレンソとホアンの二人はその後ギター製作に転向するに際し、マドリッドの名工 マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)から製作に関する重要なアドヴァイスを得たとされています(バルベロはサントス・エルナンデスの製法について細かに教授したという記録もあります)。二人は1958年から1962年までアンセルモ・ソラール・ゴンサレス の工房で働き、その後それぞれは独立して工房を起ち上げるに至ります。