1960年代に入るとバルベロ1世の息子マルセロ・バルベロ・イーホ(1943~2005)がスタッフに加わり、同じ工房でそれぞれが製作を担当するシステムを確立します。アルカンヘル自身のラベルによるものはクラシック、フラメンコそれぞれ一貫してワンモデルのみを製作。それ以外には工房品(「Para Casa Arcangel Fernandez」ラベル)としてバルベロ・イーホやマヌエル・カセレス、ペドロ・バルブエナらが製作を担当しての出荷もしています。この「アルカンヘル工房品」として出荷されたものも完全手工品であり(ラベルには担当製作者の個人名がプリントされています)、極めて高いクオリティのもので評価も高く、現在中古市場でも人気のアイテムとなっています。
[製作家情報] ホセ・ラミレス Jose Ramirez スペイン、マドリッドのクラシックギターブランドで、ホセ・ラミレス1世(1858~1923)の時代から現在のホセ・ラミレス5世まで、1世紀以上に渡りスパニッシュギター製作史のなかで最も重要なブランドの一つとしてその名を刻み続けており、いまなおワールドワイドにマーケットを展開する工房です。
[製作家情報] 100年以上続く歴史あるスパニッシュギターブランド ホセ・ラミレス Jose Ramirez。ホセ・ラミレス1世(1858~1923)の時代から現在のホセ・ラミレス5世まで、1世紀以上に渡りスパニッシュギター製作史における重要なブランドの一つとしてその名を刻み続けており、いまなおワールドワイドにマーケットを展開する工房です。
[楽器情報] ローランド・シャルバトケ 2002年製 Used の入荷です。表面板力木配置はサウンドホール上側(ネック側)に長短2本、下側(ブリッジ側)に1本のハーモニックバー、サウンドホール両側(高音側と低音側)はそれぞれ2本ずつの短い力木がX状に交差してハーモニックバーによって区切られた範囲を覆うようにして設置されています。表面板下部は左右対称7本の扇状力木ですが、7本のうちセンターの3本はサウンドホールの直径の幅に収まるように寄り添ってほぼ平行に設置されており、少し離れて残りの4本が扇状を形成してゆくようにして全体を配置。またスタンダードな設計ならこれらの力木を受け止めるような形でボトム部に2本のバーをV字型に配置するのですが、ここでは1本のバーが横向きに設置されて力木の先端を受け止め、さらにエンドブロックにほぼ接する位置に短いもう一本のバーを設置しています。そして駒板位置には薄い補強プレートが貼られ、その両端に近い位置からそれぞれ2本ずつの短い力木が近接する横板に向かって伸びるようにして設置されているという全体の構造になっています。レゾナンスはFの少し上に設定されています。