輸入フラメンコ 中古
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製作家/商品名
:
フランシスコ・マヌエル・ディアス Francisco Manuel Diaz
モデル/品番 Model/No.
:
1a Flamenco
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
2006年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
ミラクルケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:エボニー 塗 装:表板:セラック :横裏板:セラック 糸 巻:不明 弦 高:1弦 3.0mm :6弦 3.4mm [製作家情報] フランシスコ・マヌエル・ディアス Francisco Manuel Diaz Fernandez(1942~) スペイン、グラナダの製作家。ギター製作をする前は塗装工や家具職人(ソファの木組みを作る職人だったそう)として働いていましたが、14歳の時に知り合いからその時ちょうど工房スタッフを探しているところだった同地の製作家エドゥアルド・フェレール(1905~1988)を紹介されます。その工房(兼ギターショップ)がグラナダの街でギター職人を志す若者たちのよき学びの場ともなっていたフェレールは、この少年の熟達した工具捌きを見て即座に採用を決めます。フランシスコもギター製作にのめり込み、1年後には最初のギターを製作、2年目には単独製作も任されるようになり、計3年をフェレールのもとで働きます。その後同地のもう一人の重要な製作家であるマヌエル・デ・ラ・チーカ(1911~1998)の工房で働き、彼はこの性質の異なる二つのブランドのエッセンスを十分に吸収することになるのですが、これが彼自身の製作哲学に深い影響を与えたであろうことは容易に想像できるところでしょう(彼によれば、フェレールはトータルな意味でのギターメーカーであり、何よりも「良質な音」であることにこだわりを見せたが、デ・ラ・チーカは細部までゆるがせにしない緻密な計算と設計に基づいた数学的な審美性を有したギターを志向したとのことです)。兵役を終えた1965年に彼は(最初はフェレールから工房への再就職を熱望されたそうですが)自身の工房をGomerez通り29番地に設立します。 グラナダ的作風をその基礎とし、また敬愛するホセ・ラミレス1世やアントニオ・デ・トーレスと自身の探求を融合させた彼のギターは伝統的でありながらその独創性においても際立ったものがあり、需要は高まりを見せていきますが、特筆すべきはフラメンコギタリストたちとの交流による、このカテゴリーでの彼の充実した仕事ぶりでしょう。彼自身がフラメンコギタリストとしても活動しており、ギタリストたちからのフィードバックと演奏家としての実地の感覚から生み出されたモデルは演奏性、音響性、デザイン性において優れたものとして現在のグラナダを代表するブランドの一つとなっています。 彼の息子たち(Victor と Francisco Manuel Diaz Sanchez)2人も父親を師として製作家への道を歩み、同地グラナダで良質なギターを作り続けています。 [楽器情報] フランシスコ・マヌエル・ディアス・フェルナンデス 製作の2006年製 フラメンコ ブランカモデル Usedです。審美的で凝った意匠が施された外観(ロゼッタ、タイブロック、パーフリング、ヘッドシェイプ等々)が印象的ですが、ありがちな俗気をぎりぎりのところで排した洒脱な佇まいがまずは素晴らしい。そして音においても、フラメンコの発音特性としての粘りを十全に備えながら、密度のあるまろやかさのなかから素早く立ち上がってくる感覚が心地よく、その音像も濃密。このカテゴリーにふさわしいニュアンス、強さ、鋭さをしっかりと備え、スペインギターでしか成し得ないフラメンコ的身振りのまさに独特の雄弁さと、彼ならではの柔和でロマンティックでさえある雰囲気とが無理なく融和した響きは、オーソドックスでありながら同時に個性的でもあります。 内部構造について、表面板の力木配置はサウンドホール上側(ネック側)に2本のハーモニックバー、下側(ブリッジ側)は1本のハーモニックバーを設置しており、下側のほうのバーは高音側に5cmほど、低音側に3cmほどの長さのそれぞれ高さ5㎜程度の開口部が設けられています。扇状力木は左右対称7本を設置しており、このうち一番両端に配された(つまり両側横板に近接した2本)は上記下側バーの開口部を潜り抜けて上側バーにまで到達しています。ボトム部では扇状力木の先端を受け止めるようにハの字型に配置された2本のクロージングバーという全体構造。扇状力木は各上部が弓状に削られたいわゆるスキャロップド形状になっていますが、出荷後に処置をされた可能性もあります。また裏板は横に(木目と直角になるように)配置されるバーではなく木目と同じ方向に縦方向に左右対称6本がネック付け根からボトムまで設置されており(いちばん両横板に近接した2本はくびれ部分からボトムまでの間)、クラシックギターにおいては非常にユニークな構造なのですが、しばしば指摘されるようにヴァイオリンのBass bar を想起させもします。レゾナンスはG#とAの間に設定されています。 程よく弾き込まれたフラメンコとして、全体に年代相応のレベルで弾きキズ、搔きキズ、打痕、セラック塗装の摩耗とムラなどが見られます。表面板指板高音側脇に割れ補修歴、また高音側サウンドホール脇から駒板にかけて割れ補修歴があります(一部はゴルペ板に覆われている部分になります)。それぞ内側からパッチ補強されており、現状で継続しての使用には問題ありません。ネックはわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットや指板は良好な状態です。弦高値は3.0/3.4mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は1.0~1.5mmとなっています。
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
440,000 円
製作家/商品名
:
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
モデル/品番 Model/No.
:
No.26 (フェリーペ工房)
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
1998年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:エボニー 塗 装:表板:ラッカー :横裏板:ラッカー 糸 巻:フステーロ 弦 高:1弦 3.3mm :6弦 3.5mm 〔製作家情報〕 数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノスの名前がブランド名として使われ始めます。 1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。 1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。 そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。 グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。 コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。 〔楽器情報〕 コンデ・エルマノス フェリーペ工房 1998年製 No.26 650㎜仕様 usedの入荷です。モデル名がNo.26となっていますがいわゆる A-26のことでこのブランドのブランカ最上位機種として知られるもの。またラベルにはフェリーペ工房の作であり(Modelo Fellipe)、ドミンゴ・エステソから第3期(3.a Epoca)にあたる正当な継承者といった文言が印刷されたところからも、ファウスティーノや先代のマリアーノが亡くなってから10年を経て改めて工房としてのアイデンティティを明確に提示しようとしたことがうかがわれます。外観的にも(コンデ特有の濃いオレンジの着色がされたものではありませんが)、赤、黒、緑、黄色を効果的にあしらったロゼッタやパーフリングのデザインが慎ましく高級感を醸し出しています。 表面板内部構造はコンデ独特なもので、サウンドホール上側(ネック側)に一本のハーモニックバーと1枚の補強板、下側(ブリッジ側)に1本のハーモニックバー、そして計7本の力木が配置されているのですが、センターに設置された力木のすぐ両隣の2本の力木はボディボトム部のエンドブロックを起点としてネック方向に拡がってゆくように配置され、しかもサウンドホール下側のハーモニックバーを貫通しホール上側のバーのところまで延伸しているという構造。両外側の各2本はそれぞれ独自の中心を持った角度でボトム方向に拡がっており、同じ中心点をもつ均等な角度で形成される扇状力木と異なり、異なる中心と中心角をもつ力木の複合によって形成されている珍しい設計(この設計の最初の形はすでに1970年代初めから見られます)となっています。ボトム部にはこれらの力木の先端を受け止めるように2本のクロージングバーがハの字型に配置されています。レゾナンスはF#の少し上に設定されています。 コンデブランドに特徴的な(特にグラビーナ工房品)強い粘りと反発感をともなったストイックな発音というよりも、650㎜という弦長も若干関係しているせいか、むしろ明朗でストレスフリーな音、その意味で21世紀的なフラメンコともいえる響きとなっています。もちろん反応性や音の分離、フラメンコ的表現における機能性などは十全に備えた一本となっています。 割れ等の大きな修理履歴はなく、25年を経たフラメンコモデルとしてはきれいな状態です。ネック、フレット等演奏性に関わる部分も問題ありません。糸巻はスペイン製のFusteroを装着しています。 Performance video
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
モデル/品番 Model/No.
:
A-26(フェリーペ工房)
弦長 Scale Length
:
665mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
2002年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:エボニー 塗 装:ラッカー 糸 巻:ゴトー 弦 高:1弦 2.5mm :6弦 2.8mm 〔製作家情報〕 数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノスの名前がブランド名として使われ始めます。 1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。 1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。 そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。 グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。 コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。 〔楽器情報〕 傷は少々有りますが割れなくオリジナル塗装の良好な状態です。 ネックは良好で弦高弾き易く調整されています。 音はコンデらしいフラメンコらしい響きと切れで良く鳴っています。
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
モデル/品番 Model/No.
:
A-26(フェリーペ工房)
弦長 Scale Length
:
664mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
1997年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
ハードケース 黒
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:エボニー 塗 装:表板 ラッカー :横裏板 ラッカー 糸 巻:フステーロ 弦 高:1弦 2.8mm :6弦 3.2mm 〔製作家情報〕 数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス Conde Hermanos。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノス(※コンデ兄弟の意)の名前がブランド名として使われ始めます。 1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。 1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。 そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。 グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。 コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。 〔楽器情報〕 コンデ・エルマノス フェリーぺ工房製 モデルA26 1997年年製Usedです。 同ブランドの代表的なモデルでトレードマークとなっている闘牛をモチーフにしたと言われるMedia Lunaヘッドシェイプをはじめ威容のある外観、ブランドコンセプトが集約された特徴的な音色など、長きにわたってフラメンコの定番とされてきたモデルです。 表面板内部構造はサウンドホール上下に一本ずつのハーモニックバー、そして左右対称に計7本の「扇状力木」が配置されているのですが、センターに設置された1本のすぐ両脇の2本はフットブロックを起点にサウンドホール方向に広がってゆくように配置され、しかもホール下側のバーを貫通して上側のバーのところまで延伸しています。そしてその外側に配された4本(高音側2本と低音側2本)は逆にサウンドホール側を起点にボトム方向に広がってゆくように設置されており、これらすべての力木を2本のハの字型に配されたクロージングバーが受け止めるという全体の構造。このブランド(ドミンゴ・エステソのギターには見られなかった)のハイエンドモデル特有の特徴的な構造で、スペインの他のフラメンコブランドと比較しても際立った個性を持った設計になっています。レゾナンスはA26モデルとしてはやや低めのF#の下に設定されています。 おそらくはさほどに弾き込まれることなく(楽器の状態もとてもきれいな状態を保っています)現在に至っているためか、音にはどこか爽やかな「若さ」があります。もちろんこのブランドならではポテンシャルとして独特な硬質さを持った粘りのある発音と艶やかな音像は十全に備わっていますので、これから変化が楽しみな一本と言えるでしょう。反応や各音の分離、必要なアタック感などフラメンコ的機能性にも十全に応え得る一本になっています。 割れや改造などの大きな修理履歴はありません。表面板の指板脇部分やゴルペ板の周りなどに打痕やスクラッチあとなどがわずかにありますがほとんど目立ちません。同じく表面板の高音側下部ふくらみ部にやや深い5センチほどの長さの掻きキズをタッチアップした形跡がありますが、割れには至っておらず表面的な修正のみにとどまっています。横裏板、ネック裏はとてきれいな状態です。ネックとフレットも良好な状態を維持しています。ネックはDシェイプの薄めでフラットな加工が施されており、フラメンコ定番のグリップ感。弦高値で2.8mm/3.2mm(1弦/6弦 12フレット)で、サドル余剰は1.0mm程となっています。糸巻はフステーロ製を装着。
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
440,000 円
製作家/商品名
:
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
モデル/品番 Model/No.
:
AF-25R(フェリーぺ工房)
弦長 Scale Length
:
664mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
2000年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
付属品 Option
:
ハードケース付属
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:黒檀 塗 装:表板 ラッカー :横裏板 ラッカー 糸 巻:フステーロ 弦 高:1弦 2.6mm :6弦 2.9mm 〔製作家情報〕 数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノスの名前がブランド名として使われ始めます。 1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。 1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。 そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。 グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。 コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。 [楽器情報] コンデ・エルマノス フェリーペ工房 AF-25R 2000年製Usedです。横板に中南米ローズウッドを使用したいわゆるネグラ(黒)モデル。表面板は赤オレンジの着色塗装で横裏板の黒との対照が一層鮮やかな見た目がまずは印象的。内部構造的には同じくフラッグシップモデルとなっているA26と同じ設計になっており、発音と音響の双方においてコンデらしいキャラクターを十全に備えた一本となっています。とりわけ本作においては各音各弦の分離の良さ、「黒」の特性ともいえる音の艶、全体のバランスの良さと洗練が際立っており、ある種の爽やかささえ感じさせるものとなっています。もちろんフラメンコに必要な身振りやパーカッシブな力強さにも不足はありません。 表面板の高音側指板脇に一か所、駒板下縁高音側からボトムにかけて一か所の割れ修理歴?(内側にパッチ補強等は施されていません)があるほか、低音側のくびれ部近くに3cmほどの長さのスクラッチ痕があります。その他は1mm未満の細かな打痕が散在しています。横裏板は経年数を考慮するととてもきれいな状態を維持しており、ネック裏もほんの少々のキズのみとなっています。ネックはわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットは全体にやや摩耗見られますが(特に1~7フレット)、演奏性や音に影響はないレベルですので継続してお使いいただけます。ネック形状は薄めのDシェイプ、弦高値は2.6/2.9mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は0.5~1.0mmとなっています。糸巻は出荷時のままのフステーロ製を装着しており、現状で機能的な問題はありません。レゾナンスはG#の下に設定されています。
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
モデル/品番 Model/No.
:
AF-25R(フェリーぺ工房)
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
2009年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
カヴィウナ Caviuna
付属品 Option
:
ハードケース 黒
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:エボニー 塗 装:表板/ラッカー :横裏板/ラッカー 糸 巻:フステーロ 弦 高:1弦 3.1mm :6弦 3.2mm 〔製作家情報〕 数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノスの名前がブランド名として使われ始めます。 1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。 1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。 そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。 グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。 コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。 [楽器情報] コンデ・エルマノス フェリーペ工房品 AF-25R Caviuna 2009年製Usedです。いわゆるフラメンコのネグラ(黒)モデルでブランカ(白)のモデル A26と並びこのブランドのフラッグシップモデルとなっているものです。ラベルにモデル名の後に「Caviuna」と記されていることから、横裏板には中南米産のカヴィウナ材を使用したモデルであることがわかります(このように使用材を明記することは多くはなく、650mmスケール仕様となっていることと併せて珍しいと言えます)。また本器が製作された2009年はフェリーペ工房からフェリーペ1世とマリアーノ2世がそれぞれ独立してゆく、つまり「コンデ・エルマノス」としてのフェリーペ工房が終わりを迎える1年前の作であり、やや感傷的な見方をすればこの稀有なブランドの理念が刻印された最終期のものとして貴重な一本と言えます。 表面板力木構造はA26と同じ設計で、音響的、機能的にもこのブランドの特性を十全に備えた一本です。レゾナンスはG#の少し上に設定されています。 ゴルペ板はオリジナルのものに加え、サウンドホール縁に沿ってロゼッタ部分もカバーするように同じ透明色のものが追加されています。表面板は指板両脇に細かな打痕やスクラッチ跡、ゴルペ板の脇や駒板下に細かなキズありますが浅く軽微なものなのでほとんど目立ちません、横裏板とネック裏もとてもきれいな状態ですが、横板下部ふくらみ部分に数センチほどの長さのやや深い打痕があります。割れ等の大きな修理履歴はありません。ネックはほんのわずかに順反りですがむしろ理想的と言える状態、フレットは全体に(特に1~5フレット)でやや摩耗していますが演奏性には影響のないレベルですので継続して使用いただけます。ネック形状は普通の厚みのDシェイプでフラットな形状になっています。弦高値は3.1/3.2mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は0.5mmとなっています。糸巻は出荷時のままのフステーロ製を装着しており、こちらも現状で機能的な問題はありません。
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
フランシスコ・バルバ Francisco Barba
モデル/品番 Model/No.
:
フラメンコブランカ Flamenco Blanca
弦長 Scale Length
:
667mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
1986年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:エボニー 塗 装:表板:ラッカー :横裏板:ラッカー 糸 巻:ゴトー 弦 高:1弦 3.6mm :6弦 4.0mm 〔製作家情報〕 1939年スペイン、セヴィーリャの生まれ。最初は父親の元で大工として働いていましたが、17歳のときにギター職人として生きることを決意。独学で製作技術を習得してゆきます。スペインでは同年代のマヌエル・レジェスと並び称されるほどの評価を得ている名工ですが、日本では未だ「知る人ぞ知る」通好みのブランドとなっているのは、彼の楽器の素晴らしさを感じているフラメンコファンにとっては何とも歯がゆいところでしょう。実際に多くの名手たちが彼のギターを所有し、その音色と演奏性の高さを称賛しています。加えて造作の精緻さと意匠の美しさについても、このブランドを語るときには必ず挙げられるポイント。現在も2人の息子フアンとホセとともに、彼のキャリアスタートの時と変わらずセヴィーリャの工房で新作を製作し続けています。 ペドロ・ペーニャ、ニーニョ・デ・プーラ、キケ・パレーデス、マヌエル・モリーナ、ラファエル・リケーニ、マノーロ・フランコ他多くのフラメンコギタリストが愛用。 〔楽器情報〕 フランシスコ・バルバ製作 1986年製 フラメンコ白モデル中古の入荷です。発音と適度なサスティーン、単音と和音それぞれにおける分離と力強さ、音色のニュアンス等不足のない仕上がり。内部構造は合計9本の扇状力木が左右非対称に配置されたもの。しっかりと弾き込まれてきたたため、経年に相当の使用感があるほか、修理調整も行われています。表面板サウンドホール縁からボトム部にかけて割れのほか、指板両脇の割れ、またボトム部にもう一箇所別の割れを補修した履歴があり、一部ボディ内側からの補強もされています。表面板はその他弾き傷等の打痕を修正した履歴もあり、最終的に全体にラッカーのマットな仕上げによる再塗装が施されています。ネックは真直ぐの状態を維持していますがボディへの差し込角度をやや深めにしているため、弦高はやや高めの設定となっています。糸巻きはゴトー35G1600タイプに交換されています。
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
マヌエル・ベジード Manuel Bellido
モデル/品番 Model/No.
:
エスペシャル
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
1992年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:エボニー 塗 装:表板:セラック :横裏板:セラック 糸 巻:木ペグ 弦 高:1弦 2.5mm :6弦 3.2mm [製作家情報] マヌエル・ベジード Manuel Lopez Bellido 1939年 グラナダ生まれ。13歳の時に同地の家具工房Claudio Carmona 工房に徒弟として入り(その時すでに工房ですぐれた職人として働いていた友人のアントニオ・マリン・モンテロが彼に木工技術を教えています)、急速にその腕前を上げていきます。ある日友人から依頼されたバンドゥーリアの修理を手がけたことで楽器の構造に興味を持ち、やがて自らの生業とすることを決意、アントニオよりも先にCarmonaの工房を辞し、グラナダのメンター的存在として今では名高いエドゥアルド・フェレールの工房に16歳の時に入ります。しかし最初はカスタネットを主に製作、生活のため家具職人に戻ることも考えるなど迷った時期もあったようですが、彼の木工技術の才能を見抜いたエドゥアルドがバンドゥーリアとギター製作をフルタイムで行う職人として再雇用し、ここで遂にマヌエルは本格的な楽器製作に従事することになります(このあとアントニオ・マリンもまたエドゥアルドの工房に入り、再び2人は同僚となります)。そして1960年、兵役を終えた21歳の時にマヌエルは独立を決意し、盟友アントニオとともに共同ブランドMontero y Bellido を起ち上げます。 最初は自分達のラベルではなく師フェレールの工房品として、またはマヌエル・デ・ラ・チーカのラベルで出荷するなどして生計を繋ぎ、何度か工房の移転を余儀なくされるなどの困難もありながら、次第に顧客を獲得してゆきます(R.S.デ・ラ・マーサ や パコ・デ・ルシアなどの名手たちからのアクセスも入るようになります)1970年代に入ると日本をはじめ国外からの注文でますます需要も高まり、工房にはマヌエルの弟ホセ・ロペス・ベジード(1943~)、アントニオの甥のパコ・サンチャゴ・マリン(1946~)、そしてラファエル・モレーノ(1954~)らが徒弟として加わり生産体制を強化してゆきます。しかし1973年にパコ・マリンが独立し、その翌年アントニオのもう一人の甥ホセ・マリン・プラスエロ(1960~)が工房に加わりますが、ここでマヌエルとアントニオの共同作業は終わりを迎え、それぞれ独立して製作を行うことになります(ホセ・マリンはこの後アントニオの工房で製作を始めることになります)。 マヌエルのギターは師エドゥアルドから受け継いだグラナダの伝統的な作風を基礎としながら、かなり大胆に構造的な試みを現在に至るまで行っています。しばしばそれはモダンギター的な趣さえも呈するものであるのにも関わらず、音色における彼の個性はどのモデルにも通底していることはある種驚愕に値すると言えるでしょう。反応のヴィヴィッドな木質感たっぷりの響きはいかにもグラナダ的ですが、音の表情にはどこかストイックなところがあり、これがなんとも渋い味わい。フラメンコモデルを主に製作しており、このジャンルの音楽的要望にしっかりとレスポンスし、かつ汎ジャンルなニュアンスを多く含んだ音はやはり独特の魅力を備え、コアなファンの評価も高いブランドとなっています。 現在はPaseo de Las Palmas,5 の細長い工房で彼の息子たち(ヘススとマウリシオ、ただしそれぞれ独立したブランドとして)とともに製作を行っています。 [楽器情報] マヌエル・ベジード製作 1992年製Used 木ペグ仕様のフラメンコブランカ、 Especial モデルが入荷致しました。本作はフラメンコの名手チクエロ Chicuelo が使用したもので、さすがにしっかりと弾き込まれており、十分に鍛え、熟成されたような魅力的な1本となっています。 マヌエルらしい、どの音も硬質できりっとした音像で、抒情に偏り過ぎずとも表情の変化は不足なく、常に上品な佇まい。そして発音と終止におけるその身振りの鋭敏さやうねりの感覚、弱音から強音への瞬間的な反応、ラスゲヤードのマッシブな音塊の感触はいかにもフラメンコ的な身振りに相応しく、このジャンルのギターとして十全の機能を有しています。 表面板内部構造はサウンドホール上側に2本、下側にも2本のハーモニックバーを設置し、このうち一番ブリッジ側の1本は低音側から高音側にかけてやや斜めに下がってゆくように設置されており、しかもこの4本ともそれぞれが高さも形状も微妙に異なる加工がされています。サウンドホールを囲むように補強プレートが貼られ、その外側には横板に添うようにして高低音側それそれに短い(ホール上下に配されたバーの間の長さだけ)1本ずつの力木が設置されています。そして扇状力木は左右対称に9本が設置されており、このうちセンターを含む低音側5本のみその先端をボトム部で受け止めるようにクロージングバーを設置(通常では高音側と低音側それぞれに一本ずつ、V字型になるように配置される)、ブリッジの位置には駒板よりも幅の狭いプレートが横幅いっぱいにわたって設置されているという全体の構造。レゾナンスはGの少し上に設定されています。 サウンドホール下に水平のバーと斜めに傾斜したバーの2本を配し9本の扇状力木という構造はフラメンコでは極めて珍しいと同時に、あのイグナシオ・フレタのギターを想起させる配置であることはとても興味深い。様々な実験と実践を現在に至るまで重ねてきたこのブランドにとって、当然これはこの時期だけの仕様とも言えますが、実験的でありながら音響的に十全な着地がなされているところは製作家の力量の所以でしょう。 塗装はオリジナルのセラックニスで、ボディ全体にスクラッチ傷、打痕、塗装のムラと摩擦による摩耗が見られます。裏板の高音側ボトム部分に割れ補修歴があります。ネックは真っ直ぐを維持しており、フレットはやや摩耗ありますが演奏性には問題のないレベルです。木ペグは特徴的なサップの入った黒と黄色の印象的な見た目で、現状で機能的な問題はありません。ゴルペ板はヘッドプレートの形状を模した洒落たカッティング。弦高は12フレットで3.2mm/2.5mmですが、ネックの差し込み角度によりフラットな感触があるため実際の数値よりも低く感じます。ネックシェイプは薄くフラットなDシェイプに加工されています。 グラナダを代表するブランドの、珍しく、また魅力的な佳品、おすすめの一本です。 Performance video
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
マヌエル・ベジード Manuel Bellido
モデル/品番 Model/No.
:
Flamenco Blanca
弦長 Scale Length
:
655mm
国 Country
:
スペイン Spain
製作年 Year
:
1997年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ 指 板:エボニー 塗 装:表板 ポリウレタン :横裏板 ポリウレタン 糸 巻:ヴァンゲント 弦 高:1弦 2.5mm :6弦 3.1mm [製作家情報] マヌエル・ベジード Manuel Lopez Bellido 1939年 グラナダ生まれ。13歳の時に同地の家具工房Claudio Carmona 工房に徒弟として入り(その時すでに工房ですぐれた職人として働いていた友人のアントニオ・マリン・モンテロが彼に木工技術を教えています)、急速にその腕前を上げていきます。ある日友人から依頼されたバンドゥーリアの修理を手がけたことで楽器の構造に興味を持ち、やがて自らの生業とすることを決意、アントニオよりも先にCarmonaの工房を辞し、グラナダのメンター的存在として今では名高いエドゥアルド・フェレールの工房に16歳の時に入ります。しかし最初はカスタネットを主に製作、生活のため家具職人に戻ることも考えるなど迷った時期もあったようですが、彼の木工技術の才能を見抜いたエドゥアルドがバンドゥーリアとギター製作をフルタイムで行う職人として再雇用し、ここで遂にマヌエルは本格的な楽器製作に従事することになります(このあとアントニオ・マリンもまたエドゥアルドの工房に入り、再び2人は同僚となります)。そして1960年、兵役を終えた21歳の時にマヌエルは独立を決意し、盟友アントニオとともに共同ブランドMontero y Bellido を起ち上げます。 最初は自分達のラベルではなく師フェレールの工房品として、またはマヌエル・デ・ラ・チーカのラベルで出荷するなどして生計を繋ぎ、何度か工房の移転を余儀なくされるなどの困難もありながら、次第に顧客を獲得してゆきます(R.S.デ・ラ・マーサ や パコ・デ・ルシアなどの名手たちからのアクセスも入るようになります)1970年代に入ると日本をはじめ国外からの注文でますます需要も高まり、工房にはマヌエルの弟ホセ・ロペス・ベジード(1943~)、アントニオの甥のパコ・サンチャゴ・マリン(1946~)、そしてラファエル・モレーノ(1954~)らが徒弟として加わり生産体制を強化してゆきます。しかし1973年にパコ・マリンが独立し、その翌年アントニオのもう一人の甥ホセ・マリン・プラスエロ(1960~)が工房に加わりますが、ここでマヌエルとアントニオの共同作業は終わりを迎え、それぞれ独立して製作を行うことになります(ホセ・マリンはこの後アントニオの工房で製作を始めることになります)。 マヌエルのギターは師エドゥアルドから受け継いだグラナダの伝統的な作風を基礎としながら、かなり大胆に構造的な試みを現在に至るまで行っており、しばしばそれはモダンギター的な趣さえも呈するものであるのにも関わらず、音色における彼の個性は通底していることはある種驚愕に値すると言えます。反応のヴィヴィッドな木質感たっぷりの響きはいかにもグラナダ的ですが、音の表情にはどこかストイックなところがあり、これがなんとも渋い味わい。フラメンコモデルを主に製作しており、このジャンルの音楽的要望にしっかりとレスポンスし、かつ汎ジャンルなニュアンスを多く含んだ音はやはり独特の魅力を備え、コアなファンの評価も高いブランドとなっています。 現在はPaseo de Las Palmas,5 の細長い工房で彼の息子たち(ヘススとマウリシオ、ただしそれぞれ独立したブランドとして)とともに製作を行っています。 [楽器情報] ボディとネック接合部に割れの修理歴があります。(パッチ補修) 楽器全体をセラックからポリウレタンに再塗装が施されています。 全体的に細かなキズが見られますが、目立つようなものではなく、通常使用によるもので外観を損ねるようなものではありません。 ネック形状はDシェイプでローポジション付近では通常の形状ですが、ハイポジションに近づくにつれて台形のような形状に滑らかに変化していくため、非常に高い演奏性を発揮しております。ネックに反りは無く、真直ぐの状態を維持。フレットの摩耗はほとんどありません。サドル余剰は2mmのため、弦高の調整も可能です。 華やかな瞬発力のある音が魅力の楽器です。 単音での艶のある音、ストロークやラスゲアードの際のニュアンスも素晴らしく、奏者の指示に真直ぐ応えてくれる素直な印象。弦の張り感が柔らかく、指の抜けも滑らかそのもので楽器が歌う事に障壁を全く感じさせません。 低音の鳴りも空間的で、遠近感のある音響を作るのにも大きなアドバンテージを発揮してくれます。
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
418,000 円
モデル/品番 Model/No.
:
F10 11710754
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
中国 China
製作年 Year
:
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
ブランドオリジナル軽量ケース
備考 Notes
:
ネック:マホガニー 指 板:エボニー 塗 装:表板:ポリウレタン :横裏板:ポリウレタン 糸 巻:Der Jung 弦 高:1弦 2.5mm :6弦 2.8mm [ブランド紹介] 現在のCordoba(コルドバ)は1997年にCEO の Tim Miklaucicによってアメリカ、カリフォルニア州サンタモニカに設立されています。ブランドコンセプトとして、スペインの伝統的なクラシックギターをベースとして、ナイロン弦に特化して現代のニーズに合わせたモデルラインナップと演奏性、フォトジェニックなヴィジュアル、サステナビリティ、そしてリーズナブルな価格設定を掲げており、世界的に販路を展開しています。アドバイザーとしても製作家のエドムンド・ブロヒンガーやペペ・ロメロJr.らが名を連ねており、伝統的であると同時に新しさへの柔軟な姿勢を見せるコンセプトが人選の面でも表れていると言えます。 [楽器紹介] コルドバギターズ モデルF10 Usedの入荷です。同ブランドのフラメンコシリーズの中の一本で、表面板ヨーロッパ松、横裏板シープレスのオール単板仕様。このブランドらしい、ユーザーニーズを無理なく落とし込んだ適正な設定と機能性、フラメンコにふさわしい音色と迫力を備えたオールマイティなモデルです。表面板はゴルペ板上には弾き傷が目立ちますが他はその周りに若干の傷のみ、横裏板は細かな摩擦あとや打痕の他、おそらく衣服のボタン等による掻き傷が多く見られます。割れなどの大きな修理歴はありません。ネックはトラスロッドが装備されており、現状で設定は適正です。フレットも良好な状態を維持しています。ブランドオリジナルのセミハードケース付属。
定価(税込) : 時価
販売価格(税込) :
132,000 円
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