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トップ > ギターカテゴリー > 輸入フラメンコ オールド
輸入フラメンコ オールド   写真をクリックするとさらに大きなカタログ写真が表示されます。
製作家/商品名 アルカンヘル・フェルナンデス Arcangel Fernandez演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. Flamenco Blanca No.71
001_020_arcangel_1_03_159_01
弦長 Scale Length 658mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1959年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス Solid Cypress
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
   :横裏板 セラック
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.0mm
   :6弦 3.2mm

[製作家情報]
1931年スペイン、マドリッド生まれ。少年時代には映画俳優になることを夢見て、実際に数本の映画にも出演したほど。しかし13歳になると家具職人として働き始め、同時にフラメンコギターを弾くようになると忽ち演奏の腕前を上げていった彼は、兵役を終えたのちプロギタリストのとしての道を模索します。そのような折の1954年、当時サントス・エルナンデスの後継者とされていた名工マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)の知己を得て、その工房に足繁く通うようになります。この名工にギター製作をすすめられ、やがて唯一の弟子として工房に入ることになり、アルカンヘルはギタリストと製作とを両立する生活を当初はしていました。しかし自身も家具製作で培った高い木工技術の持ち主であり同時に優れたギタリストであるアルカンヘルは、師の作るギターの音そして工法とに強い興味を抱くようになり、持ち前の探求心で加速度的に製作の腕前を上げ、瞬く間にバルベロの片腕となるまでに成長します。しかしバルベロは1956年に52歳の若さで他界。わずか2年間に学んだことを糧に、アルカンヘルはバルベロの残された注文分をすべて製作した後、師の工房の近くヘスス・イ・マリア通りに1957年自身の工房を立ち上げます。後年には師の息子マルセロ・バルベロ・イーホ(1943~2005)がスタッフに加わり、共に製作を続けていました。

造作、材の選定、そしてなによりも音色に対する一切の妥協を排した製作姿勢は彼の人柄もあいまって孤高の趣を呈し、彼の楽器はそのあまりの完成度の高さゆえに、演奏者に非常な技術の洗練を要求するものとなっております。それゆえに多くのギタリストを刺激し続けている稀有な楽器ですが、2011年に製作を引退。現在ではますます稀少となっている名ブランドの一つです。


[楽器情報]
アルカンヘル・フェルナンデス製作、フラメンコブランカ 1959年 No.71 Usedの入荷です。この製作家のフラメンコモデルについて語るとき、やはりサントス・エルナンデスから師であるマルセロ・バルベロ1世、そして自身へと繋がる系譜が自然に思い起こされます。この三人の名工によって作られたそれぞれのギターが持つストイックなまでの気品と力強さ、妙なる表情の変化と深みはスペインギターのエッセンスを体現しており、21世紀に至るまでアルカンヘルがそれを継承したことの功績は計り知れないものがあります。本器1959年製はアルカンヘルが独立してわずか2年目の作ですが、フラメンコとしての機能性を完璧と言えるレベルで備えており、多くを含みながら語り過ぎず悠然とした響き、といった彼の揺るぎのない個性が深く刻印された逸品となっています。

アルカンヘルにおける音圧の高さは独特なもので、増幅された音量というよりは木のごく自然な性質としての響きの大きさをそのまま音に純化したようなマッシヴな質量感があり、何か大きなものがそこに存在してるかのような異様な迫力があります(これは彼のクラシックモデルにも同様に言えます)。そしてその音色もまた極度に洗練され、ストイックなまでに渋いのですが表情の変化は実は繊細かつ多彩。発音における反応性、サスティーン、ダイナミズムも申し分なく、このジャンル特有の身振り(リズムの強さと速さ、旋律のうねりなど)に十全に対応する機能性の高さ、その絶妙の着地点はさすがに自身すぐれたフラメンコギタリストであった彼ならでは。音像はシャープ過ぎず、むしろ現代のフラメンコギターよりもやや角の取れた感触でこれがまた耳に心地よく魅力的。

表面板内部構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に各一本のハーモニックバー、そして左右対称5本のそれぞれが太く厚めに加工された扇状力木が中央に寄り添うように(ブリッジプレートの幅に収まるように)配置され、それらの先端をボトム部で受け止めるようにハの字型に配置された2本のクロージングバー、駒板の位置には薄いパッチ板が貼られているという全体の配置。レゾナンスはF~F#に設定されています。2本のクロージングバーの中央角に変化はありますが、これはアルカンヘルがフラメンコモデルで変わらず採用し続けた基本構造となっています。

全面セラックのよる再塗装が施されています(出荷時のオリジナル仕様もセラック塗装)。表面板は指板両脇歴に各一か所とサウンドホールからブリッジプレートにかけてに一か所(内側よりパッチ補修あり、表側はゴルペ板の下になります)の割れ補修歴があります。また裏板センターよりやや高音側寄りのボトム部分に割れ補修歴があります。ブリッジプレート下1弦位置に弦とび補修あと、その他全体に細かな弾きキズ、スクラッチ痕などありますが年代考慮すると良好と言える状態。板は経年による歪みなどがほとんどなく、ネックは真っ直ぐで、フレットも適正値を維持しています。ネック形状はフラットな加工がされた薄めのDシェイプ。弦高値は2.0/3.2mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰1.0~1.5mmとなっています。糸巻はスペインの老舗ブランド フステーロを装着しています。






品切れ 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ソブリーノス・デ・ドミンゴ・エステソ Sobrinos de Domingo Esteso演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. Flamenco Blanca
010_001_conde_03_170
弦長 Scale Length 662mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1970年
表板 Top 杉 Solid Ceder
横裏板 Back & Sides シープレス Solid Cypress
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 ラッカー
   :横裏板 ラッカー
糸 巻:不明
弦 高:1弦 3.1mm
   :6弦 3.6mm

〔製作家情報〕
数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番とされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりはマドリッドの伝説的なマヌエル・ラミレス(1864~1916)工房で、サントス・エルナンデス(1874~1943)と共に職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)が、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナに工房を開くところまで遡ります。彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)がその弟達マリアーノ(1916~1989)とフリオ(1918~1995)とともにエステソの工房スタッフに加わり、エステソ亡きあとも「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso」(エステソ未亡人とその甥達による)というラベルでこのブランドを継続してゆきます。1959年にエステソの妻(※Nicolasa Salamanca エステソギターの塗装を担当していた)が亡くなるとラベルを「Sobrinos de Domingo Esteso/Conde Hermanos」に変更し、この時からコンデ・エルマノスの名前がブランド名として使われ始めます。

1960年代に入るとそれまでエステソを踏襲していたモデルを全てデザインから内部構造に至るまでオリジナルのものに一新し、半月型にカットした有名な Media Luna ヘッドシェイプもこのころからハイエンドモデルの符牒として採用され、この時期世界的に高まる需要もあり飛躍的に名声とシェアを広げてゆきます。

1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーぺに工房を立ち上げ、彼の息子たち(フェリーぺ1世とマリアーノ2世の兄弟)とともに製作。グラヴィーナ工房と連携して製作していましたが、1988年にファウスティーノが亡くなったのを機にフェリーぺ工房は独自の操業を開始します。しかし翌年の1989年に後を追うようにマリアーノ1世もこの世を去り、2人の息子たちがフェリーぺ工房を継承します。ここからフェリーぺ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟な対応を見せ、安定した商業ベースを維持するようになります。

そして2010年にはフェリーぺ1世はFelipe Conde、マリアーノ2世はMariano Conde としてそれぞれの独立したブランドとして工房を立ち上げ、それまでのコンデ・エルマノスの伝統を継承しながらもそれぞれの個性を濃密に注ぎ込んだ良品を現在も製作しています。

グラヴィーナ工房はファウスティーノ亡き後は彼の未亡人が2000年代まで工房を継続させていましたが現在は閉鎖しています。フリオは1950年代にアトーチャに設立されたコンデ・エルマノス工房を運営し、1995年に亡くなった後は娘と孫娘が経営を引き継いで現在もConde Hermanos ブランドとして安定した生産を維持しています。

コンデ・エルマノスギターは名手パコ・デ・ルシアが愛奏していたことをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって使用され、フラメンコギターファンには現在も欠かすことのできないマストアイテムとなっています。

〔楽器情報〕
コンデ・エルマノスの「Sobrinos~」ラベル(「Conde」の直筆サインあり)による1970年製作のUsed、このブランドとしてはとても珍しい、杉材を表面板に使用したモデルです。おそらく同時期に隆盛を誇っていたホセ・ラミレスを意識してか、またはクライアントの求めに応じてイレギュラーに製作した一本かと思われますが、異質な要素を組み合わせることでこのブランドの潜在的なポテンシャルを引き出しており、実に魅力的な音に着地しています。

コンデギターと言えば特に1980年代以降は硬質で強い粘りを持ったストイックな音がブランドの個性となっていきますが、それ以前の時期はオールドスパニッシュ的な木質感たっぷりの響きで、円満なフラメンコギターとなっていました。この1970年製でもやはりフラメンコらしいキレの良い発音でドライブ感があり、旋律におけるうねりやリズムアタックでのマッシブな音像など、そのフラメンコならではの身振りが素晴らしい。そして各音の音像は杉特有のほのかに柔らかな丸みを帯び、それが微妙な落ち着きと翳を付加しており、音響全体に独特のニュアンスを生み出しています。

内部構造はサウンドホール上下各一本のハーモニックバーに左右対称7本の扇状力木、それらの先端をボトム部で受け止める2本のV字型に設置されたクロージングバーというオーソドックスな配置(ただしV字型のクロージングバーの頂点はほんのわずかに低音側に寄せて設置されています)。レゾナンスはF#の下 に設定されています。

かなり弾き込まれているため全体に弾き傷、打痕、スクラッチがあるほか、横板には底部のほか数か所に割れ補修履歴があります。また表面板はラッカー再塗装が施されており、下部のふくらみ箇所にやや集中している打痕10か所ほどはその際にタッチアップされ、また内側からも補強処理が施されております。再塗装されたラッカーはやや厚みがあり、全体に亀裂(ウェザーチェック)が入っていますが、現状で使用上の問題はありません。表面板はブリッジプレートの高音側の角の部分に1×5センチほどの埋め木補修、また低音側ゴルペ板の角部分にも埋め木補修あとがあります。ネックはやや順反りですが許容範囲内、フレットは1~8Fで摩耗見られますが現状で演奏性に影響はありません。ネックは薄めのDシェイプでフラットな加工。ネック裏も傷はやや多くあります。

ヘッドシェイプはコンデブランドの符牒である半月型にカットされて角のような形状になったいわゆるメディアルナヘッド。赤、黒、ベージュ、茶を基調としたロゼッタが杉材の赤みの中でよく映えてフォトジェニックな外観となっています。





定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
モデル/品番 Model/No. A-28(フェリーペ工房)
010_001_conde_03_199
弦長 Scale Length 664mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1999年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス Solid Cypress
付属品 Option ハードケース茶
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:表板 ラッカー
   :横裏板 ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.2mm
   :6弦 3.0mm

〔製作家情報〕
数あるスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番として知られるコンデ・エルマノス。その起源は、マドリッドの伝説的名工マヌエル・ラミレス(1864~1916)の工房にまで遡ります。同工房にて、サントス・エルナンデス(1874~1943)とともに職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)は、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナ通りに自身の工房を開設しました。

その教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)は、弟のマリアーノ(1916~1989)、フリオ(1918~1995)とともにエステソ工房のスタッフとして製作に携わり、エステソ没後も「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso(エステソ未亡人とその甥たち)」のラベル名のもとでブランドを継承します。1959年にエステソ夫人が亡くなると、ラベルは「Sobrinos de Domingo Esteso / Conde Hermanos」へと変更され、この時期からコンデ・エルマノスの名がブランド名として定着していきます。

1960年代に入ると、それまでエステソの様式を踏襲していたモデルを一新し、デザインから内部構造に至るまで独自性を強めたオリジナルモデルを展開。有名な半月型にカットされた Media Luna(メディア・ルナ)ヘッド も、この頃からハイエンドモデルの象徴として採用されました。世界的な需要の高まりと相まって、名声と市場シェアを飛躍的に拡大していきます。

1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーペ通りに工房を設立し、息子たち(フェリーペ1世、マリアーノ2世の兄弟)とともに製作を開始。グラヴィーナ工房と連携しながら製作を行っていましたが、1988年にファウスティーノが逝去したことを契機に、フェリーペ工房は独自の操業体制へと移行します。翌1989年にはマリアーノ1世も亡くなり、以後は2人の息子たちがフェリーペ工房を継承。フェリーペ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟に対応し、安定した商業的成功を収める存在となっていきます。

コンデ・エルマノスのギターは、パコ・デ・ルシアをはじめとする名だたるフラメンコギタリストに愛奏されてきました。フラメンコギターファンにとって、現在も欠かすことのできない存在です。

〔楽器情報〕
1999年製作のフラメンコギター、モデル A-28(フェリーペ工房)です。弦長は664mmに設定されています。

派手に鳴るタイプではありませんが、全体のバランスに優れた均整の取れた音色を持ち、上位機種であるA-26にも引けを取らない魅力があります。製作から26年を経過し、余分な雑味が取れて音はよく成熟しています。音量そのものが大きいというよりも、自然によく響くタイプで、落ち着きのある豊かな鳴りが特徴です。弦の張りも強すぎず弱すぎず、非常にバランスの良いセッティングとなっています。

ネックは適度な順反りで演奏性は良好。サドルの残余も約3mmあり、現状のセッティングに余裕があるだけでなく、将来的な調整においても安心できる状態です。

表面板には大きめの打ち傷が1カ所、浅い弾き傷が数カ所見られますが、いずれも目立つものではありません。ヴィンテージとして見れば、非常に良好な外観を保っています。割れなどの修理履歴はなく、全体としてコンディションの良い一本です。

新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  374,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 ドミンゴ・エステソ Domingo Esteso
モデル/品番 Model/No.
010_esteso_1_03_131
弦長 Scale Length 650mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1931年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス Solid Cypress
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
   :横裏板 セラック
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 2.6mm
   :6弦 3.0mm

[楽器情報]
スペイン、マドリッドの製作家ドミンゴ・エステソ(1882~1937)のフラメンコモデル1931年製の入荷です。
ボディは過去にセラックニスでの再塗装が施されていますが、現状で全体に弾き傷や打痕等多数あります。表面板は指板脇高音側、同じく高音側のくびれ部付近、駒板下からボトムにかけてなど数か所の割れ補修歴があります。またサウンドホール低音側部分は演奏時の爪によるスクラッチでかなり摩耗しているのを埋め木補修した跡があります。横板はボトムから低音側くびれ付近まで割れ補修歴、裏板もセンター付近からボトムにかけて数か所の割れ履歴があり、ほとんどは内側からパッチ補強がされていますが、一部は接着のみとなっています。おそらく指板とフレットは交換処理が過去にされており、現在はネック状態含め良好な状態です。内部は過去に柱の増築と取り外し処理などのほか、力木の一部削れなどいくつかの修繕の際にダメージを受けた形跡がありますが、それらの処置の美観的な点では難がありますが、今後の継続使用の上で問題のない状態に落ち着いています。糸巻はスローン製に交換されており、こちらも機能的に良好です。

定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ヘルンディーノ・フェルナンデス Gerundino Fernandez
モデル/品番 Model/No. Flamenco Blanca
010_gerundinoF_03_192
弦長 Scale Length 660mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1992年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス Solid Cypress
付属品 Option 軽量ケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板:ポリウレタン
   :横裏板:ポリウレタン
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.8mm
   :6弦 3.0mm

[楽器情報]
ヘルンディーノ・フェルナンデス Gerundino Fernandez(1931~2006)スペイン、アルメニア生まれ。独学でギター製作を習得。マヌエル・レジェスやフランシスコ・バルバなどとならびフラメンコギターの名ブランドとされています。

1992年製のフラメンコブランカ(白)モデル Usedが入荷致しました。しっかりと弾き込まれてきているため、全体に多数のキズがあります。表面板は特に指板両脇部分やゴルペ板脇の高音側などは弾きキズが集中して見られます。横裏板は表面板ほどではありませんが大小のキズが全体にあります。割れ等の修理履歴はありません。ネックはやや順反り、フレットはわずかに摩耗見られますがいずれも演奏性には影響のないレベルです。

定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ホアン・ロペス・アギラルテ Juan Lopez Aguilarte
モデル/品番 Model/No. Flamenco Blanca
010_JLAguilarte_02_202
弦長 Scale Length 650mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 2002年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス Solid Cypress
付属品 Option ギグバッグ
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
   :横裏板 セラック
糸 巻:シャーラー
弦 高:1弦 3.1mm
   :6弦 3.3mm

[製作家情報]
ホアン・ロペス・アギラルテ 1941年スペイン、セヴィージャの生まれ。若い時に家族でグラナダに移り住み、同地で家具職人として働き始めます。やがて同地の製作家マヌエル・ベジードのもとで働くことになり、彼に製作の指導を仰ぎます(一説ではこの時アントニオ・マリンからも指導を受けているとのこと)。またベジードやマリンの師であるエドゥアルド・フェレールの工房でも働いていたことがあります。1980年に自身の工房をグラナダに設立し製作を続けていましたが現在は引退。

[楽器情報]
ホアン・ロペス・アギラルテ製作のフラメンコ ブランカ(白)モデル 2002年製Used の入荷です。
表面板力木構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、左右対称5本の扇状力木に、それらの先端をボトム部で受け止める2本のクロージングバーという配置。クロージングバーは通常左右対称でハの字型またはV字型に、2本のバーが交わる点をちょうどセンターになるように設置するのですが、ここでは低音側がやや長く高音側は逆にやや短い、同じように例えるとへの字型になって設置されています。レゾナンスはG#の少し下に設定されています。

ジャリっとした硬めの音で、全体に高音寄りの音響バランスのためどっしりとした重心感はあまりないものの、その分シャープな感触が強く表出されます。

いかにもスペイン、グラナダスクールらしい繊細なセラック塗装。表面板の指板両脇に割れの補修歴あり、高音側はパッチ補強あり、低音側は接着のみで処置されています。現状で継続の使用に問題はありません。表面板はそのほか全体に(特にサウンドホール周辺に)弾き傷等またネック裏は演奏時の爪によるスクラッチあとが多くみられますがいずれも年代相応のレベルと言えます。ネック、フレット糸巻などの演奏性に関わる部分も問題ありません。ネックシェイプはフラットな加工の薄いDシェイプ。糸巻はシャーラー製を装着しています。



定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  440,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 ホセ・ラミレス 3世 Jose Ramirez III
モデル/品番 Model/No. MMマーク
010_joseramirez_03_164
弦長 Scale Length 655mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1964年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス Solid Cypress
付属品 Option 軽量ケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:表板 ポリウレタン
   :横裏板 ポリウレタン
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 3.1mm /6弦 3.5mm

〔製作家情報〕
100年以上続く歴史ある工房にして世界的にも有名なスパニッシュギターブランドのひとつ ホセ・ラミレス Jose Ramirez。ホセ・ラミレス1世(1858~1923)の時代から現在のホセ・ラミレス5世まで、1世紀以上に渡りスパニッシュギター製作史のなかで最も重要なブランドの一つとしてその名を刻み続けており、いまなおワールドワイドにマーケットを展開する工房です。

なかでもとりわけ評価が高く「Ramirez dynasty」 と言われるほどに豊饒の時代とされたホセ・ラミレス3世(1922~1995)の時期に製作されたギターは、革新的でありながら幅広いポピュラリティを獲得し、世界中のギタリストとギターファンとを魅了し続けました。1950年代末から1960年代、パウリーノ・ベルナベ、マリアーノ・テサーノスといった名職人が職工長として働き、高級手工品の品質を維持しながら大量生産を可能した独自の工房システムを確立します。そして1964年にこのブランドのフラッグシップモデルとして世に出した「1A」は、表面板にそれまでの松材に代わって杉材を使用、胴の厚みを大きくとり、横板は内側にシープレス材を貼り付けた二重構造、弦長は664mmで設定(通常は650mm)、さらに塗装には従来のセラック塗装からユリア樹脂のものに変更し耐久性を飛躍的に増すとともに、「ラミレストーン」と呼ばれる独特の甘く艶やかな音色を生み出し、真っ赤にカラーリングされた印象的な外観と相まってギター史上空前のポピュラリティを獲得することになります。

これらラミレス3世がクラシックギターに対して行った改革はマーケット戦略の面でも、また製作の面でも実に独創的でしかも時代の要請に十全に応じたもので、のちのギター製作全般に大きすぎるほどの影響を及ぼしたのと同時に、まさにクラシックギターのイメージを決定するほどに一世を風靡しました。

ラミレス3世の息子4世(1953~2000)は18歳の時に父ラミレス3世の工房にて徒弟として働くようになり、1977年には正式に職人として認められます。1988年には妹のアマリアと共にブランドの経営を任されるようになり、父の製作哲学を引き継ぎながら、より時代のニーズに則した販売戦略(エステューディオモデルの製作、標準的な650mmスケールの採用等々)を展開しさらにシェアを拡大してゆきますが、3世亡き後わずか5年後の2000年にこの世を去ります。

その後もアマリアを中心に柔軟な商品開発を継続しますが、2000年代以降はむしろ名手アンドレス・セゴビアの名演と共にその音色が記憶に残る3世と4世の時代につくられたモデルに人気が集中するようになり、特に製作を担当した職人のイニシャルが刻印されていた1960年代のものは往年のファンに現在も愛奏されています。

〔楽器情報〕
1964年製作のフラメンコギター、モデル1A。

本器は、ホセ・ラミレス3世がフラッグシップモデル「1A」を発表した年の作品であり、同氏が急速に名声とマーケットを拡大していく、工房として最も充実した時期(楽器のクオリティという点においても)の一本である。出荷されるプロフェッショナルモデルにはすべてマスタービルダーのイニシャルが刻印されており、本器はMMスタンプ、ミゲル・マロ・マルティネスの作となる。

フラメンコギターとしての身振りや反応の良さを十全に備えた、1960年代ラミレスの佳品。まろやかな音色ながら芯と張りがあり、表情も多彩で、タッチの微妙な変化にも高いリニアリティで反応する。心地よい粘りと反発感を伴い、タッチに跳ね返ってくるような発音が特徴で、この時期のブランド全体のアベレージの高さがうかがえる。弦の張りは強すぎず、弾きやすいセッティングである。

ネックは適度な順反りで演奏性は良好。サドルの残余は高音側で特に余裕がなく、現状で最も低く設定された状態となっている。

製作から約60年が経過しており、表面板センター割れ、表面板右くびれ部の割れ、裏板両サイド2箇所の割れ、側板下部の割れが見られる。いずれもパッチおよび突板による割れ止め処置が施され、適切な補修がなされており、演奏上の問題はない。1960年代のラミレスが、フラメンコギターにおいても極めて高度なクオリティを達成していたことを示す証左となる一本である。軽量ケースが付属する。

新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 マヌエル・コントレラス Manuel Contreras
モデル/品番 Model/No. エストゥーディオ 木ペグ
010_Mcontreras_03_170
弦長 Scale Length 653mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1970~80年代
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス Solid Cypress
付属品 Option ハードケース 黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 ポリウレタン
   :横裏板 ポリウレタン
糸 巻:木ペグ
弦 高:1弦 2.5mm
   :6弦 3.0mm

[製作家情報]
マヌエル・ゴンサレス・コントレラス(1928~1994)と息子であるパブロ・コントレラス(1957~2011)によるブランド(※現在はJose Antonio Lagunarがブランドを継承)。マヌエルは家具職人としてそのキャリアをスタートさせ、高い木工技術とデザインセンスの持ち主であったようです。1959~1962の間ホセ・ラミレス3世工房で(徒弟ではなく熟練工として)働いたあと、彼は自らの楽器製作のアイデアを具現化すべく早々に自身の工房を起ち上げます。木材の厳しい選定、音響と演奏性のあくなき追及から生まれた彼のモデルはほとんど発明家の様相さえ帯びるほどに個性的なものであり、その革新性ゆえにフォロワーが存在しないという意味でも稀有な有名ブランドとなっています。そのラインナップは8弦、10弦、13弦などの多弦ギターからダブルトップ(のちにマティアス・ダマンらが開発するNomexを使用したものとは全く異なる)、スピーカーの音響原理を取り入れたカルレバーロモデル、そして湾曲した力木を用いた1A Especial 等々実に多岐にわたり、どれもが注目すべきモデルとなっています。しかしながらその出発点となったホセ・ラミレス的マドリッドスクールにふさわしい、重厚で包み込むような音響は通底しており、その造りの確かさもあいまって、いまもマドリッドの代表的ブランドの一つとして高い評価を維持しています。息子のパブロは1975年より父の工房で働き、マヌエル同様に進取の気性に富んだ彼は良きパートナーとしてこのブランドの隆盛に寄与し、マヌエル亡き後もその精神を維持してすぐれたギターを出荷し続けましたが(ラベルはマヌエル・コントレラス2世 Manuel Contreras IIと表記)、2011年54歳という働き盛りでこの世を去ります。


[楽器情報]
マヌエル・コントレラスのフラメンコ白、木ペグ仕様のエストューディオモデル Usedの入荷です。ラベルに年式の記載はありませんがおそらく1980年代に製作されたものだと思われます。表面板は松、横裏板シープレスのオール単板仕様、フラメンコ入門~中級用モデルとして音、演奏性ともに不足なく、加えて木ペグならではのヴァイブレーションが心地よい1本になっています。

力木配置はサウンドホール上下に各一本のハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木という構造。レゾナンスはAの少し下に設定されています。

全体に硬めのきりっとした音響で、十分な迫力があり、表情のニュアンスの豊かな変化はスペイン製ならでは。駒板下の1弦部分に弦とび跡、その他浅い軽微な打痕が数か所表面板にあるほか、横裏板にも数か所の軽微な打痕や掻き傷、衣服による摩擦などがありますが、およそ40年は経ているであろう楽器としてはとてもきれいな外観を維持しています。また割れなどの大きな修理履歴もありません。ゴルペ板はサイズ変更の意図から過去に一度交換されており、もとの貼り付け跡がわずかに線として可視できるものの、とても丁寧できれいな処置がされていますの外観を損ねるものではありません。ネックはほんのわずかに順反りが見られますが通常設定の範囲内、フレットも適正値を維持しています。ネックはDシェイプよりもやや厚めのUシェイプ。弦高値は2.5/3.0mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は0~0.5mmとなっています。ナットは底面にスペーサーを設置し高さ調整をしています。木ペグはフリクションタイプですが摩耗なく動作状況も良好ですのでこのタイプとしては比較的調弦もやり易くなっております。

定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  132,000 円
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