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国産クラシック 中古   写真をクリックするとさらに大きなカタログ写真が表示されます。
製作家/商品名 中野 潤 Jun Nakano
モデル/品番 Model/No. No.15 ’La gata moreno
005_001_nakanoJ_02_195
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 1995年
表板 Top 杉 Solid Ceder
横裏板 Back & Sides インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option ギグバッグ
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:表面板:セラック、横裏板:ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0mm /6弦 4.0mm

長野県松本市に工房を構える製作家、中野潤(1966~)の初期の作となる1995年製 モデルNo.15 Usedの入荷です。ラベルは「Jun Nakano]となっていますが、当時彼が働いていた石井栄の工房品として出荷されたもの。セラック塗装の表面板は指板両脇やサウンドホール高音側、駒板下からボトム部分にかけてなどに弾き傷、スクラッチ跡、打痕等多くみられます。横裏板はポリウレタン塗装でやはり衣服等による摩擦跡などがありますが年代相応のレベルです。ネックはほんのわずかに順反りですが標準設定の範囲内で、フレットは適正値を維持しています。割れ補修や改造等の大きな修理履歴はありません。

新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  220,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 尾野 薫 Kaoru Ono演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. ハウザー1世モデル Hauser model No.250
005_001_onoK_02_213_250
弦長 Scale Length 645mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2013年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.7mm /6弦 3.9mm

〔製作家情報〕
1953年生まれ。中学生の頃からギターを弾き始め、大学の木材工芸科在学中その知識を活かして趣味でギターを製作。 その類まれな工作技術と音響に対するセンスは注目を集めており、愛好家達の要望に応えて27歳の時にプロ製作家としての本格的な活動を開始。 同時期にアルベルト・ネジメ・オーノ(禰寝孝次郎)に師事し、彼からスペインギターの伝統的な工法を学びます。 その後渡西しアルベルト・ネジメの師であるグラナダの巨匠アントニオ・マリン・モンテロに製作技法についての指導を受け、 2001年には再びスペインに渡りホセ・ルイス・ロマニリョスの製作マスターコースも受講しています。 さらにはマドリッドの名工アルカンヘル・フェルナンデスが来日の折にも製作上の貴重なアドバイスと激励を受ける等、 現代の名工達の製作哲学に直に接し学びながら、スペイン伝統工法を科学的に考察し理論的に解析研究してゆく独自の方法でギターを製作。 日本でのスペイン伝統工法の受容の歴史において、アルベルト・ネジメと並ぶ重要な製作家の一人として精力的な活動を展開しています。 その楽器はあくまで伝統的な造りを基本としながら、十分な遠達性、バランス、倍音の統制において比類なく、極めて透徹した美しい響きを備えた、 現在国内のギター製作における最高の成果を成し遂げたものとして高い評価を得ています。

target="_blank">オルフェオマガジン「日本の製作家」特集掲載号 オンラインショップ商品ページはこちら

オルフェオ取材同行記 尾野薫編はこちら

〔楽器情報〕
尾野薫 製作 ハウザーモデル2013年製 No.250 Usedの入荷です。
割れなどの大きな修理、改造履歴はありません。全体に大小の弾き傷、弦とび跡や衣服等の摩擦痕があり、またセラックによる塗装は経年の使用により部分的に変色がありますが、現状で継続しての使用には問題ありません。ネックは真っすぐを維持しており、フレットは1~5フレットでやや摩耗ありますが適正値を維持しています。ネック形状はDシェイプでこのブランドのものとしては薄めの設定で握りやすい形状です。弦高値は2.7/3.9㎜(1弦/6弦 12フレット)でサドルには1.0~1.5㎜の調整余剰がありますのでお好みに合わせてさらに低く設定することが可能です。糸巻はフステロ製を装着しており、こちらも動作状況に問題ありません。





品切れ 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 荒井 勝巳 Katsumi Arai
モデル/品番 Model/No.
005_araiK_02_177_02
弦長 Scale Length 660mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 1977年
表板 Top 杉 Solid Ceder
横裏板 Back & Sides インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option ハードケース 黒
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:黒檀
塗 装:表板 ラッカー /横裏板 カシュー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 3.9mm

〔製作家情報〕
1941年茨城県潮来市に生まれる。横尾幸弘氏に師事しギター演奏を学ぶ。横尾氏の紹介で、1962年より黒沢常三郎氏の門下に入りクラシックギター制作を師事、1964年には田崎守男氏の元でクラシックギター制作を学ぶ。1968年独立し、埼玉県戸田市で制作活動を始める。80歳を過ぎた現在も同県加須市に移住し工房を構え製作を続けている。

〔楽器情報〕
荒井勝巳 製作1977年製Usedです。表面板は杉、横裏板はインディアンローズウッド仕様。横裏板はおそらくオリジナル塗装のままで、表面板は薄いラッカーでの再塗装が施されており経年数のわりには傷がほとんどありません。表面板は駒板からボトムにかけてと駒板低音側の縁部分などに数筋の段差が生じており、軽微な歪み等も生じていますが割れには至っておらず、現状特に修理の必要はありません。横裏板は軽微な衣服等の摩擦あとがあるのみで良好な状態。

表面板構造的にはエルナンデス・イ・アグアド的な力木配置を採用しており、弦長も660㎜設定。ネックは真っ直ぐを維持しており、フレットは1~3フレットでやや摩耗見られますが演奏性には全く影響のないレベルです。弦高値は2.8/3.9㎜(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は0.5~2.5㎜あります。

定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  181,500 円
注文数 :   

製作家/商品名 茶位 幸秀 Yukihide Chai演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. No. 80
005_cyaiYH_02_198
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 1998年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
付属品 Option 軽量ケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 3.2mm/6弦 4.0mm

[製作家情報]
1956年生まれ。長野県茅野市に工房を構える。ギター製作家の父 茶位幸男に技術を学び、完全手工によるスパニッシュスタイルの丁寧な造り、深く柔らかい響き、日本人の身体性にフィットした演奏性などで人気を維持しています。同じくギター製作家の茶位幸信は叔父にあたります。

[楽器情報]
茶位幸秀製作 No.80 1998年製Used の入荷です。このブランドの最上位機種にあたり、良材のセレクトから細かな造作、繊細なセラック塗装による仕上げに至るまで申し分のない仕上がり。発音の瞬間に軽い反発感を伴いながら同時にほのかにエコーがかかったような音像は幸秀氏ならではのもので、その柔らかな音の触感は他にはない心地よさ。演奏に必要な音量とダイナミズムを備えつつ、常に落ち着いた表情があり、自然に楽曲を一つの雰囲気にまとめられる安心感があります。その明るすぎず暗すぎず、独特のたたずまいの中に着地させているところはこの製作家の力量といえるでしょう。

内部構造はサウンドホール上下に一本ずつのハーモニックバーとサウンドホール真下部分から高音側横板に向かって斜め下に伸びるように配置されたトレブルバー、7本の扇状力木とそれらの先端をボディ下部で受け止める2本のハの字型に配置されたクロージングバー、駒板位置にはほぼ同じ大きさのプレートが貼られているという全体の構造。レゾナンスはG#~Aの間で設定されています。ヘッドシェイプが名器フレタを踏襲したものとなっておりますが、上記の構造的には同じスペインの名工エルナンデス・イ・アグアドのものにより近い配置となっています。

表面板のサウンドホールとブリッジのまわり、指板脇などに演奏時のスクラッチや打痕等がやや多く見られます。横裏板は衣服の摩擦あとがわずかに残るのみで綺麗な状態。割れなどの大きな修理履歴はなく、ネックやフレット、糸巻きなど演奏性にかかわる部分も問題ありません。ネック形状はややたっぷりした感触のDシェイプ。弦高値は標準設定となっていますがサドルに2~3mmの調整余地がありますのでお好みに応じてさらに低くすることも可能です。




定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 井内 耕二 Kouji Iuchi
モデル/品番 Model/No.
005_iuchiK_02_219
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2019年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
付属品 Option スーパーライトケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.8mm /6弦 3.5mm

[楽器情報]
徳島県に工房を構える製作家 井内耕二(1946~)2019年製 Usedです。いわゆるモデルNo.80とされているものと同じで横裏板は中南米ローズウッド仕様。表面板の指板両脇、サウンドホール高音側、駒板下などに搔きキズや小さな浅い打痕などが数か所あるのみの綺麗な状態。ネック、フレットなど演奏性に関わる部分での状態も良好です。

品切れ 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 庄司 清英  Kiyohide Shoji演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. No.227
005_KShoji_02_204
弦長 Scale Length 632mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2004年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:セラック
糸 巻:シャーラー
弦 高:1弦 2.8mm /6弦 3.9mm

<製作家情報>
庄司清英 1952年高知県生まれ。16歳の時にギタリスト大西博愛にギター演奏を師事、25歳からギター製作を開始。現在は大阪の東淀川に工房を構える。大阪音楽大学でのギター製作コースを担当し(現在は閉講)、また自身の工房でも一般向けの製作教室を主宰するなど後進の育成にも力を入れています。通常の6弦のほか10弦ギターも製作。

<楽器情報>
庄司清英 2004年製作のクラシックモデル 松・インディアンローズウッドの632㎜ショートスケール仕様、製作番号No.227 Usedの入荷です。

表面板内部構造は、サウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつの強固なハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木とそれらの先端をボトム部で受けとめる2本のハの字型に設置されたクロージングバー、駒板の位置にはほぼ横幅いっぱいに補強プレートが貼られているという全体の基本配置。2本のハーモニックバーのうち下側のバーは低音側から高音側に向かってわずかに下がってゆくように斜めに設置され、しかも低音側と高音側にそれぞれ2か所ずつ開口部が設けられており、7本の扇状力木の両外側のそれぞれ2本の計4本がその開口部を通過して上側のバーまで到達しているというところは特徴的(ここで「特徴」として言えるのは斜めに設置されたバーでもそのバーを計4本の扇状力木が通過していることでもなく、その通過している4本すべてが上側のバーまで到達していること)です。レゾナンスはA~A#という高めの設定になっています。

例えばスペインギターのように彫りが深く、遠達性に優れた音響特徴を持つ楽器というよりも、むしろ手元での鳴りのバランスに優れ、それゆえに落ち着いた素朴な響きが楽しめる一本。明るさも抑えられ、ふんわりとした音像が適度な跳躍感とともに発音される感覚もまた日本人好みと言えるでしょう。

全体はセラック塗装仕上げ。割れや改造などの大きな修理履歴はありません。表面板は指板脇やサウンドホール周辺などに弾きキズがやや多く見られるほか、駒下1弦部分に弦飛びあとがあります。横裏板は衣服等による細かな摩擦あとのほか、演奏時に胸や腕の当たる箇所に塗装の擦れがみられますが現状で継続使用に問題はありません。ネックはわずかに順反り、フレットはわずかに摩耗ありますがこちらも現状で演奏性に影響のないレベルです。ただしフレッチングは厳密に言えばやや甘い箇所が数フレットでありますが、現状でオリジナルの仕様にとどめています。ネック形状はラウンド感のあるDシェイプで普通の厚み。弦高値は2.8/3.9mm(1弦/6弦 12フレット)でサドルには1.5~2.5mmの余剰がありますのでお好みに応じてさらに低く設定することも可能です。重量は1.59㎏。





品切れ 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  239,800 円

製作家/商品名 松井 邦義 Kuniyoshi Matsui
モデル/品番 Model/No. マルセロ・バルベロモデル MB-R
005_matsuiK_02_220
弦長 Scale Length 630mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2020年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option 軽量ケース(スーパーライトケース)
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.2 mm/6弦 4.2 mm

〔製作家情報〕
1950年東京生まれ。明治大学工学部を卒業後、1976年に茶位幸信氏工房の門を叩き製作の道に入りました。その後名器の研究を続け79年に独立。当初はロマニリョスの楽器を参考にしたモデルを中心に製作を開始。以降フレタやブーシェ等を参考に独自のスタイルを確立して製作を続けています。

〔楽器情報〕
松井邦義 MB-R マルセロ・バルベロモデル 2020年製Used 630㎜スケール仕様です。表面板はサウンドホール脇や駒板下部分などに軽微なキズが数か所のみ、横裏板も衣服の細かな摩擦跡がわずかにあるのみでとてもきれいな状態です。ネックはほんの少し順反りですが標準の範囲内。フレットも良好です。

新入荷 定価(税込) : 495,000 円 販売価格(税込) :  286,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 中山 修 Osamu Nakayama演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. Bamboo Guitar
005_NakayamaO_02_209_03
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2009年
表板 Top 杉 Solid Ceder
横裏板 Back & Sides 孟宗竹 Bamboo
付属品 Option 軽量ケース
備考 Notes
ネック:孟宗竹
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0mm/6弦 4.3mm

〔製作家情報〕
1941年 秋田県に生まれ、新潟県で育つ。中学の時からクラシックギターの演奏を始め、東京に出て小原安正に師事。1960年にはスペインに渡り、ナルシソ・イエペスに師事します。この時現地のギター製作家から自身が所持していた国産ギターを酷評されたのをきっかけに発奮し、本場スペインのギター製作を学ぶことを決意します。師イエペスにより当時まさに隆盛を極めんとしていたホセ・ラミレス3世の工房を紹介され、9年もの間、昼は演奏を夜はギター工房で製作修行をする日々を過ごします。帰国後に長野に工房を構え、自身が製作したモデルをイエペスが使用するなどしてその名声と評価は高まりますが、1979年38歳の時に事故により両手を負傷、深い絶望とともに演奏と製作の両方を完全に断念します。その後九州の久留米に転居して木工職人として働いていましたが、夢に現れた「竹製のギター」が啓示となり、製作を辞してから21年後の2000年に地元久留米の孟宗竹を使用してクラシックギターを再び製作することを決意。前例のないギターだけに3年の試行錯誤を経てようやく最初の一本を製作。その後も改良を続ける内にユーザーの評価も注目度も高まりを見せるようになり、おそらく世界で唯一の竹製ギターは文字通り中山修ブランドのフラッグシップモデルとして人気を博すことになります。

中山氏自身の説明によると、Bamboo Guitar に使われる竹は工房がある福岡県久留米市の孟宗竹のみを使用。1本につき直径18cmほどの竹を8本、それを4つ割りにして釜茹でした後に半年間じっくりと日干しにする。細く切った竹板を80枚以上貼り合わせて厚さ9センチの合板を作りあげ、それをギター各部の部材として加工して組み合わせるだという。竹という素材の性質からその加工には非常な困難が伴いますが、これを細心の注意を払って作業をすることで造作的にも音響的にも完成度の高い1本として仕上げる技量は見事なもので、同時に彼の製作家としての出自たるスペインギターへの深い敬意も感じられる作品は非常な魅力があり、熱心なファン層を形成しています。

〔楽器情報〕
中山修製作のバンブーギター 2009年製 Used美品の入荷です。表面板は杉、横裏板は孟宗竹(横板は内側にローズウッド材を貼り合わせています)を使用したモデルで、まずは竹特有の清澄でしかし野性的な板目に目が奪われます。表面板の杉材とのコントラストも良く、同じような白い材との組み合わせでは楓や糸杉などがありますが、それらとはやはり異なる特別な個性を持っています。この加工困難な材(変形しやすく割れやすい)を完璧ともいえる精度で美しく仕上げていることには改めて感嘆しますが、このギターの音響的な完成度の高さも特筆されるべきでしょう。

表面板力木構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に一本ずつのハーモニックバー、そして表面板低音側上部のふくらみ部分から下部高音側のふくらみ部分へと斜めに横切るように設置されたもう一本のバー(このバーはサウンドホール下に設置されたハーモニックバーとちょうどその中央で交差している)が設置され、扇状力木は計6本がセンターに配置された一本を境に高音側に2本、低音側に3本の配置となっており、ボトム部分でそれらの先端を受け止めるように2本のクロージングバーがハの字型に配置されています。ブリッジ位置には駒板よりも長く、ほぼ横幅いっぱいに渡ってパッチ板が貼られています。レゾナンスはG#~Aに設定されています。2本のハーモニックバーと斜めに交差するバーの3本とも低音側に4~5cmほどの低い開口部が設けられており、これを含む上記の表面板内部構造はそのレゾナンス設定も併せてホセ・ラミレス3世のの有名な「1A」 モデルの基本形を踏襲しています。

一つ一つの音の粒が揃った、非常に分離の良い音響で、十分なサスティーンも12フレット以上のハイフレットに至るまで均質的に備わっているのは珍しい。高い音圧はラミレスを思わせもしますが、やはり竹材によるものなのか硬めのきりっとした音像に杉材の柔らかみをほのかにまぶした様な独特の質感。指と完全にシンクロするような速い反応ですべてが明晰に発音されるため、演奏には自然なドライヴ感が生まれるのですがこれがなんとも心地よい。このからっとした(「竹を割ったような」と思わず言いたくなる)音響の中にスペインギター的なニュアンスをしっかりと含んでいるところは見事なもので、その特異さだけで語られるべきではない魅力を持っています。

ほぼ無傷で修理履歴のない美品です。ネック(これも孟宗竹製)、フレットなどの演奏性に関する部分も良好な状態。ネック形状は普通の厚みのDシェイプでフラットな加工がされており、指板はクラシックギターとしてはやや強めのラウンド加工が施されています。弦の張りは柔らかめなので両手ともに演奏上のストレスが軽減されています。弦高値は3.0/4.3mm(1弦/6弦 12フレット)でサドルには2.0~3.5mmの余剰がありますのでお好みに応じて調整が可能です。





定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  198,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 中山 修 Osamu Nakayama演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. Bamboo Guitar
005_NakayamaO_02_209_04
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2009年
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides 孟宗竹 Bamboo
付属品 Option 軽量ケース
備考 Notes
ネック:孟宗竹
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0mm/6弦 4.2mm

〔製作家情報〕
1941年 秋田県に生まれ、新潟県で育つ。中学の時からクラシックギターの演奏を始め、東京に出て小原安正に師事。1960年にはスペインに渡り、ナルシソ・イエペスに師事します。この時現地のギター製作家から自身が所持していた国産ギターを酷評されたのをきっかけに発奮し、本場スペインのギター製作を学ぶことを決意します。師イエペスにより当時まさに隆盛を極めんとしていたホセ・ラミレス3世の工房を紹介され、9年もの間、昼は演奏を夜はギター工房で製作修行をする日々を過ごします。帰国後に長野に工房を構え、自身が製作したモデルをイエペスが使用するなどしてその名声と評価は高まりますが、1979年38歳の時に事故により両手を負傷、深い絶望とともに演奏と製作の両方を完全に断念します。その後九州の久留米に転居して木工職人として働いていましたが、夢に現れた「竹製のギター」が啓示となり、製作を辞してから21年後の2000年に地元久留米の孟宗竹を使用してクラシックギターを再び製作することを決意。前例のないギターだけに3年の試行錯誤を経てようやく最初の一本を製作。その後も改良を続ける内にユーザーの評価も注目度も高まりを見せるようになり、おそらく世界で唯一の竹製ギターは文字通り中山修ブランドのフラッグシップモデルとして人気を博すことになります。

中山氏自身の説明によると、Bamboo Guitar に使われる竹は工房がある福岡県久留米市の孟宗竹のみを使用。1本につき直径18cmほどの竹を8本、それを4つ割りにして釜茹でした後に半年間じっくりと日干しにする。細く切った竹板を80枚以上貼り合わせて厚さ9センチの合板を作りあげ、それをギター各部の部材として加工して組み合わせるだという。竹という素材の性質からその加工には非常な困難が伴いますが、これを細心の注意を払って作業をすることで造作的にも音響的にも完成度の高い1本として仕上げる技量は見事なもので、同時に彼の製作家としての出自たるスペインギターへの深い敬意も感じられる作品は非常な魅力があり、熱心なファン層を形成しています。


〔楽器情報〕
中山修製作のバンブーギター 2009年製 Used美品の入荷です。表面板は松、横裏板は孟宗竹を使用したモデル、まずは誰もが清澄でしかし野性的な竹ならではのヴィジュアルに目が奪われるでしょう。表面板はやや飴色がかったヴィンテージニュアンスの松材を使用しており、これが孟宗竹との不思議なコントラストを生み出しています。

表面板力木構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に一本ずつのハーモニックバー、そして表面板低音側上部のふくらみ部分から高音側下部のふくらみ部分へと斜めに横切るように設置されたもう一本のバー(このバーはサウンドホール下に設置されたハーモニックバーとちょうどその中央で交差している)が設置され、扇状力木は計6本がセンターに配置された一本を境に高音側に2本、低音側に3本の配置となっており、ボトム部分でそれらの先端を受け止めるように2本のクロージングバーがハの字型に配置されています。ブリッジ位置には駒板よりも長く、ほぼ横幅いっぱいに渡ってパッチ板が貼られています。レゾナンスはG#の少し上に設定されています。2本のハーモニックバーと斜めに交差するバーの3本とも低音側に4~5cmほどの低い開口部が設けられており、これを含む上記の表面板内部構造は彼がスペインで製作修行をしたホセ・ラミレス3世の有名な「1A」 モデルを踏襲しています。

松と竹材との組み合わせによる音響はやはりとてもすっきりとしたもので、単音は硬めのきりっとした音像が低音から高音まで均質に行き渡っており、スペインギター的などっしりとした重心感覚とは異なりフラットな感覚。そこに竹材特有のドライな響きとラミレス的表情が不思議に合わさって、古楽器的とも南米的とも言える音色を作り上げており、これがなかなか個性的。

ほぼ無傷で修理履歴のない美品です。ネック(これも孟宗竹製)、フレットなどの演奏性に関する部分も良好な状態。ネック形状はやや厚みのあるDシェイプでフラットな加工がされており、指板はクラシックギターとしてはやや強めのラウンド加工が施されています。弦の張りは柔らかめなので両手ともに演奏上のストレスが軽減されています。弦高値は3.0/4.2mm(1弦/6弦 12フレット)でサドルには1.0~1.5mmの余剰がありますのでお好みに応じて調整が可能です。





定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  198,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 SEAGULL by M.Shiozaki
モデル/品番 Model/No. HLR-1G No.0085
006_SEAGULL_02_HLR1
弦長 Scale Length 642mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year
表板 Top 松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.2mm /6弦 2.5mm

[楽器情報]
SEAGULL by M.Shiozaki(エム・シオザキ弦楽器工房) ギター製作家、塩﨑雅亮氏が1982年に設立したのブランド(設立当時は「シーガル弦楽器工房」)。ヴィンテージ・マーティンギターの研究とそれに基づくマーチンモデルの製作で人気を集めます。本器HLG-1Gはカッタウェイ仕様でその他もアコースティック/エレキユーザーの嗜好にフィットした演奏性とデザインが追及されたナイロンギターです(ピックアップは搭載されておりません)。表面板の駒板下1弦と3弦の箇所にそれぞれ2mmほどの浅い弦とびあとがありますが、その他は全体にほとんど傷もなくとてもきれいな状態です。ネック、フレット等演奏性に関わる部分も問題ありません。

新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。


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