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お知らせ
名器 尾野薫を聴く
2025年6月20日(金)
開演:19:20(開場 19:00)
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> 国産クラシック 中古
国産クラシック 中古
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1~10件目/合計13件 1ページ目/合計2ページ
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製作家/商品名
:
中野 潤 Jun Nakano
モデル/品番 Model/No.
:
No.15 La gata moreno
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
1995年
表板 Top
:
杉 Solid Ceder
横裏板 Back & Sides
:
インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option
:
ギグバッグ
備考 Notes
:
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:表面板:セラック、横裏板:ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0mm /6弦 4.0mm
〔製作家情報〕
1966年 長野県松本市生まれ。 1989年よりメキシコに留学した折、サンミゲルの地でギター製作家のルシオ・ヌーニョス氏と出会い、製作を志す様になりました。その後1992年より石井栄氏に師事。1996年にはスペインに留学してグラナダにてアントニオ・マリンに師事、 帰国後に独立し、松本に自らの工房を開設しました。独立後はグラナダの伝統的な工法を用いた製作を開始し、その後も再度渡欧してホセ・ルイス・ロマニリョスのマスタークラスにも参加、その折に触れたトーレスに感化を受けて製作した、精度の高いトーレスモデルの作品で、高い評価を得ています。
〔楽器情報〕
長野県松本市に工房を構える製作家、中野潤(1966~)の初期の作となる1995年製 モデルNo.15 Usedの入荷です。ラベルは「Jun Nakano]となっていますが、当時彼が働いていた石井栄の工房品として出荷されたもの。セラック塗装の表面板は指板両脇やサウンドホール高音側、駒板下からボトム部分にかけてなどに弾き傷、スクラッチ跡、打痕等多くみられます。横裏板はポリウレタン塗装でやはり衣服等による摩擦跡などがありますが年代相応のレベルです。ネックはほんのわずかに順反りですが標準設定の範囲内で、フレットは適正値を維持しています。割れ補修や改造等の大きな修理履歴はありません。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: 220,000 円
注文数
:
製作家/商品名
:
栗山 大輔 Daisuke Kuriyama
モデル/品番 Model/No.
:
サントスモデル model Santos Hernandez No.98
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2023年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
シープレス Solid Cypress
付属品 Option
:
軽量ケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:ピンウェル
弦 高:1弦 2.9mm /6弦 3.9mm
〔製作家情報〕
栗山大輔 Daisuke Kuriyama 1981年生まれ。東京造形大学在学中に独学でギター製作を始めます。卒業後の2003年大手楽器店に入社し修理部門として10年以上従事し、そこで多くの国内外の名器を実地に研究する機会を得たことが、現在の彼の類まれなバランス感覚に支えられた音色への感性を育んだと言えるでしょう。在籍中に製作家の尾野薫を紹介され、2010年より尾野氏の工房にて直接指導を受けるようになります。その後独立し年間6~8本程のペースで極めて精緻な造作による上質なギターを製作。トーレス、ドミンゴ・エステソ、マルセロ・バルベロ1世モデル等のスペインの伝統工法に立脚した彼の楽器はどれも古き良きスパニッシュギターの味わいと響きが素直に体現されており、現在多くのジャンルのユーザーに愛されるブランドとなっています。2020年にはフランスの出版社Camino Verde刊 Orfeo Magazine No.15で彼のインタビューと楽器が紹介されました。
オルフェオマガジン「日本の製作家」特集掲載号 オンラインショップ商品ページはこちら
オルフェオ取材同行記 栗山大輔、清水優一、禰寝碧海編はこちら
〔楽器情報〕
栗山大輔 製作 サントス・エルナンデス モデル 2023年製 No.98 Used の入荷です。スペインギターの本質を探求するものにとって(製作家であれギタリストであれ)、その最良の答えと新たな挑戦へのポテンシャルを有した名工として、何よりもまずサントス・エルナンデス(1874~1943)を通過せねばなりません。トーレスからマヌエル・ラミレス、そしてハウザーとブーシェまでの「伝統」へのオマージュモデルを製作してきた栗山氏にとって、サントスがギター製作史全体の一つの極点となっていたように、彼のラインナップの中心と自然に位置づけられてきているサントスモデル。数々の実作をじかに検分してきた氏が取り分け名品と確言するギター文化館所蔵の1924年製サントスに本器は準拠しています(ギター文化館所蔵のサントスについては製作家の中野潤 氏が自身の採寸による精密なブループリントが同館で販売されています)。近年における栗山氏のこうしたオマージュモデル群における成果はめざましく、本作もまた、極めて充実したサントスモデルとなっています。
栗山氏のオマージュモデルの一貫した特徴として、オリジナル設計から原理的に導き出される音響の純粋な再現と言えますが、そのあらゆるレベルでの解像度の高さが特筆されます。多くの同様のレプリカモデルが例えばサントスであれば100年を経過したギターの熟した音を目的とするかのような音響に着地しているのと比較して、栗山氏は上述のように原理的アプローチで直接抽出した、まさしくまっさらなギターとしてのサントスの音を提示してきます。
表面板力木構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、上側のバーとネック脚との間には上部を切妻型に加工した薄い補強板、またサウンドホールまわりを囲むように補強板が貼られ、扇状力木は左右対称7本を設置、これら7本の先端をボトム部で受け止めるように逆ハの字型に配置された2本のクロージングバーという設計。重量は1.33㎏。
レゾナンス Fの少し上というしっかりと低い重心設定、そのまさしくBassとしての太い低音からきりっとした高音に至るスペイン的音響設計。弦よりもむしろ板の弾性が音質化されたような、音そのものが濃密な粘性をふくんだ発音と持続、シープレス材特有の明るくさらっとした木質感を帯びた音像がなんとも心地良い。箱が震えるようにヴィヴィッドに鳴りますが、余計な音の一切が抑制されており、音そのものが現前するようなリアリティがあります。発音の反応はもちろん、表現におけるレスポンスも鋭敏で、音楽的なポテンシャルも高い一本。
表面板の高音側はやや弾きキズが多く見られますがさほどに深いものではありません。駒板下1弦側には弦とび跡の塗装タッチアップ歴があります。横裏板はわずかな塗装の擦れや白濁が見られますが軽微なものであまり目立ちません。ネック、フレットは良好な状態を維持しています。ネックシェイプはやや厚めのDシェイプ、弦高値は2.9/3.8mm (1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は2.5mmありますのでさらに低く設定することも可能です。糸巻はピンウェル製のものに交換されており、こちらも現状で機能的に良好です。
Performance video
×
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
桜井 正毅 Masaki Sakurai
モデル/品番 Model/No.
:
P.C. G1222A
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2018年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
付属品 Option
:
ハードケース 茶
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.5mm/6弦 3.2mm
〔製作家情報〕
1944年東京生まれ。1967年上智大学電気電子工学科卒業と同時に、河野ギター製作所に入社し研鑽を積みます。1988年には第4回パリ国際ギター製作コンクールで第1位を獲得しました。その時受賞したモデルと同デザインのものがPC(Paris Competition)モデルとして氏の現在のラインナップの中でも特に人気の一本となっています。
河野賢氏が1998年に亡くなった後は工房を引継ぎ、河野ギターを「桜井・河野」ラベルとして継承しながら、同時に自身のブランド桜井正毅としても精力的に現在も製作を続けています。工作精度が高く、良材を使用した美しい外観はこのブランドの特徴ですが、特に日本人の体格や好みにあった抜群の演奏性と安定感は海外でも絶大な人気を博し、師の河野同様に世界的な名声を獲得しています。
〔楽器情報〕
桜井正毅ブランドのラインナップの中ではミドルエンドに位置づけられている model P.C.(Paris Competition) いわゆるパリコンモデル 2018年 G1222A Used の入荷です。文字通り1988年のコンクール入賞作をベースとして、その後の研究によるアップデートを加えた、ブランドコンセプトの粋を集めたような1本です。
明るく艶やかな音像、その各音(と各弦)の均質性、速い反応と十分なサスティーン、そして非常な音圧の高さなど、奏者がストレスを感じることがほとんどないような音響設計で、またタッチの許容範囲がとても広く、倍音の響きもとても豊かなので演奏のムラが顕在化しにくく楽曲の形を整えやすいのもこのブランドの魅力でしょう。スパニッシュギターのような遠近感や濃密なロマンティシズムとは異なり、むしろ桜井氏独自の純粋に工学的アプローチによるバランスフルな響きが追及され、様々なタイプの楽曲に対応できるオールマイティな表現力へと結実しています。
表面板内部構造は、サウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、そしてこれらとは形状の異なる低いトランスヴァースバーがブリッジ部に一本と5センチほど離れてサウンドホール側とボトム側にも1本ずつが設置されており、この3本のトランスヴァースバーとほぼ直角に交差する形で計5本の扇状力木が設置されています。この5本の扇状力木はセンターに配された1本を境にして高音側に3本、低音側に1本(表面板低音側の半分のほぼ中央の位置に独立するように)が配されており、さらにこれらの力木とバーの交差により升目となった部分に2箇所、3cm四方の薄い木製のパッチ板が貼り付けられているという全体の構造。先代の河野賢的な構造原理に依拠しながらも、音響特性をより高める工夫(例えば木製パッチ板を点在させる方法など)が施されており、より現代的に、そしてコンサートギタリストの高い要求に応え得る機能性を備えたものとなっています。レゾナンスはG# の下(G~G#)に設定されています。
全体はカシュ―塗装による艶やかな仕上げで、横裏板にはマダガスカルローズウッドを使用、外観の高級感もまたこのブランドの特徴となっています。表面板指板脇(低音側)に若干の浅いスクラッチ傷、ブリッジ下部分の弦交換時についたと思われる細かな傷以外はとてもきれいな状態を維持しています。横裏板もほんのわずかな衣服による擦れのみのきれいな状態。割れなどの大きな修理履歴はなく、ネックは真っ直ぐを維持しており、フレットは1~5フレットでわずかに摩耗見られますが演奏性には影響のないレベルです。ネックシェイプは普通の厚みのDシェイプでグリップ感が良く、ここでも人間工学的なアプローチが追及されています。弦高は2.5/3.2mm(1弦/6弦 12フレット)でサドルには2.0~3.0mmほどの余剰がありますのでお好みに応じて設定を低くすることも可能です。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
茶位 幸秀 Yukihide Chai
モデル/品番 Model/No.
:
No. 80
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
1998年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
付属品 Option
:
軽量ケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 3.2mm/6弦 4.0mm
[製作家情報]
1956年生まれ。長野県茅野市に工房を構える。ギター製作家の父 茶位幸男に技術を学び、完全手工によるスパニッシュスタイルの丁寧な造り、深く柔らかい響き、日本人の身体性にフィットした演奏性などで人気を維持しています。同じくギター製作家の茶位幸信は叔父にあたります。
[楽器情報]
茶位幸秀製作 No.80 1998年製Used の入荷です。このブランドの最上位機種にあたり、良材のセレクトから細かな造作、繊細なセラック塗装による仕上げに至るまで申し分のない仕上がり。発音の瞬間に軽い反発感を伴いながら同時にほのかにエコーがかかったような音像は幸秀氏ならではのもので、その柔らかな音の触感は他にはない心地よさ。演奏に必要な音量とダイナミズムを備えつつ、常に落ち着いた表情があり、自然に楽曲を一つの雰囲気にまとめられる安心感があります。その明るすぎず暗すぎず、独特のたたずまいの中に着地させているところはこの製作家の力量といえるでしょう。
内部構造はサウンドホール上下に一本ずつのハーモニックバーとサウンドホール真下部分から高音側横板に向かって斜め下に伸びるように配置されたトレブルバー、7本の扇状力木とそれらの先端をボディ下部で受け止める2本のハの字型に配置されたクロージングバー、駒板位置にはほぼ同じ大きさのプレートが貼られているという全体の構造。レゾナンスはG#~Aの間で設定されています。ヘッドシェイプが名器フレタを踏襲したものとなっておりますが、上記の構造的には同じスペインの名工エルナンデス・イ・アグアドのものにより近い配置となっています。
表面板のサウンドホールとブリッジのまわり、指板脇などに演奏時のスクラッチや打痕等がやや多く見られます。横裏板は衣服の摩擦あとがわずかに残るのみで綺麗な状態。割れなどの大きな修理履歴はなく、ネックやフレット、糸巻きなど演奏性にかかわる部分も問題ありません。ネック形状はややたっぷりした感触のDシェイプ。弦高値は標準設定となっていますがサドルに2~3mmの調整余地がありますのでお好みに応じてさらに低くすることも可能です。
Performance video
×
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
星野 良充 Yoshimitsu Hoshino
モデル/品番 Model/No.
:
GS
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
633mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
1989年
表板 Top
:
杉 Solid Ceder
横裏板 Back & Sides
:
中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:シャーラー
弦 高:1弦 2.8mm /6弦 3.6mm
〔製作家情報〕
星野良充 Yoshimitsu Hoshino 1942年札幌市生まれ。20才で中出阪蔵に師事しギター製作の道に入り、6年間の修行後、26才から2年間ヨーロッパにてフレタ、アグアド、ハウザー等の有名ギター工房を訪ね研鑽を重ねました。その後28才で東京に工房を開設。以来40年以上に亘って寡作ながら地道な製作活動を続けていましたが、現在は引退し、中古市場のみで入手可能の貴重なブランドとなっています。
彼のギターにおける良材のセレクションと隅々まで精緻に作り抜かれた上品な外観、そして工作精度の高さ、また鳴りとバランスにおけるしっかりした音響設計は国内でもトップクラスと言える完成度を有しています。その音色は豊かな表情のポテンシャルを有していながらも、紳士的なストイシズムとでもいうべきものがあり、それがこのブランド独自のテイストを生み出しています。国外のギタリストの評価も高く、イヨラン・セルシェル、アリエル・アッセルボーン他の名手に愛奏されていることでも良く知られています。
〔楽器情報〕
星野良充 1989年製 GS 杉・中南米ローズウッド 633mmスケール仕様 Usedの入荷です。
氏のギターは音響バランスにおけるあるべき着地点が明確に見出されており、それは適切さ以上のものを加えないという彼ならではの抑制の美学によるものなのですが、むしろその抑制ゆえに楽器そのものが内包するポテンシャルを充実させてゆくようなところがあります。本器においても杉材の特性を十全に活かし、ほのかにまろやかさと艶を纏わせた音像が魅力的、しかし響き全体は(杉材がしばしばオーディトリアムな響きを強調するために使用されるのに反し)決して重くならず、各音間、各弦間、低音から高音に至るまでのバランスは実に優れており、ボディも十全に鳴り切っていますがそこにも彼ならではの抑制が働き、全体を上品にまとめあげています。発音は弾性感とアタック感とのちょうど中間のような、これも実に心地よい反応で、音色変化のリニアニティも非常に高いものですがやはりいやらしさがなく、曲がジェントルな仕上がりになります。
633mmのショートスケール仕様ですが音量的、音質的なデメリットは一切ありません。ボディサイズやネックのグリップ感なども特に大幅にダウンサイジングしたような感覚はなく、演奏フォーム的には普通の感覚で、左手の演奏だけストレスを軽減したいという方には特におすすめです。
表面板力木構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木とそれらの先端をボトム部で受け止める2本のハの字型に配置されたクロージングバー、駒板の位置に同じ面積の補強プレートを貼り付けた設計で、若干の相違はありますがハウザー1世のセゴビアモデルを想起させるものとなっています。レゾナンスはAの少し上に設定されています。
おそらく再塗装歴があり、全体はセラック塗装仕上げになっています。表面板は指板脇からサウンドホール周りに至るエリアにかなり弾きキズがあり、その他駒板下には弦交換時のキズ、その他打痕等あります。ただしそれぞれさほどに深いものではないので外観を著しく損ねるほどではありません。横板はボトム部分に数点の搔きキズ、裏板は演奏時に胸の当たる部分に衣服等による擦れがありますがその他はきれいな状態です(ちなみに横裏板の中南米産ローズウッドは、普段このブランドでは漆黒と言えるほどに濃い材をセレクトすることが多いのですが、本器では明るめの爽やかな茶色に個性的な木目が印象的な、野性味のある材をセレクトしています)。ネックはほんのわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットは1~3Fでやや摩耗見られますが演奏性に影響のないレベルです。ネックシェイプは普通の厚みのDシェイプ。弦高値は2.8/3.6mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は0.5~1.5mmとなっています。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
今井 勇一 Yuichi Imai
モデル/品番 Model/No.
:
YJ-1 No.940620-A
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
648mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
1994年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
付属品 Option
:
ハードケース 茶
備考 Notes
:
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 3.0mm /6弦 4.0mm
〔製作家情報〕
今井勇一 Yuichi Imai 1949年東京生まれ。1967年高校卒業と同時に中出輝明の工房に入りギター製作を学びます。1971年独立し自身の工房を開設、その後国内だけでなく海外への積極的な販路拡大を行い、国際的な評価を高めてゆきます。エルナンデス・イ・アグアドの中出輝明による日本的なアナライズを経て、そのポテンシャルを非常な音圧を有したバランスフルな楽器として着地させた氏のギターは主にコンサートギタリストを中心に現在では不動の評価を得ています。
〔楽器情報〕
今井勇一 製作 モデルYJ-1 1994年製 No.940650-A Usedの入荷です。現在「Limited」として知られるもので、このブランドのフラッグシップモデルとなっています。表面板の力木構造も現在のLimited にほぼ引き継がれており、サウンドホール上側の縁ぎりぎりにまで伸びているネックの脚の両側(高音側と低音側)にそれぞれ3本のバーと1枚の三角形の補強板が設置されており、ホールの両側も一枚ずつの補強板、ホール下側(ブリッジ側)は1本のハーモニックバーが設置され、扇状力木は左右対称に7本、これらの先端をボトム部で受け止めるようにV字型に配置された2本のクロージングバー駒板位置には横花いっぱいにわたって1.5mm程の厚みのパッチ補強がされているという全体の設計。レゾナンスはG#の下に設定されています。
このブランドを語るときにまずその特徴として挙がる音圧の非常な高さは本器においても聴かれ、おそらくこの点においては国内随一ではないかと思わせるほど。これに伴うダイナミズムの振幅も見事。音色は明るく、クリスタルとさえいえる艶やかさがあります。すべての音が同じ強い力で前に向かってくるような音響で、各音ごとの遠近感が自然に生まれるヨーロッパの伝統的な響きというよりはむしろモダンギター的なフラットなバランス感覚。それゆえに古典から現代までのあらゆるジャンルに対応できるオールマイティな機動力があり、この点もコンサートギタリストの評価が高い所以でしょう。
割れなどの大きな修理歴はありません。表面板はサウンドホール高音側の1弦に沿った部分にやや多めに爪キズ見られます。その他は軽微な打痕等数か所にあるのみで全体的に傷は少なめです。裏板はわずかに塗装の白濁ありますが外観を著しく損ねるものではなく、また傷もわずかに衣服による経年の擦れのみとなっています。ネック形状は普通の厚みのDシェイプ、指板高音側は20F仕様になっています。ネックはわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットは適正値を維持しています。弦高値は3.0/4.0(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は0~1.0mmとなっています。 糸巻はSloane 製を装着、現状で動作状況に問題ありません。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
松井 邦義 Kuniyoshi Matsui
モデル/品番 Model/No.
:
マルセロ・バルベロモデル MB-R
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
630mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2020年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option
:
軽量ケース(スーパーライトケース)
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.2 mm/6弦 4.2 mm
〔製作家情報〕
1950年東京生まれ。明治大学工学部を卒業後、1976年に茶位幸信氏工房の門を叩き製作の道に入りました。その後名器の研究を続け79年に独立。当初はロマニリョスの楽器を参考にしたモデルを中心に製作を開始。以降フレタやブーシェ等を参考に独自のスタイルを確立して製作を続けています。
〔楽器情報〕
松井邦義 MB-R マルセロ・バルベロモデル 2020年製Used 630㎜スケール仕様です。表面板はサウンドホール脇や駒板下部分などに軽微なキズが数か所のみ、横裏板も衣服の細かな摩擦跡がわずかにあるのみでとてもきれいな状態です。ネックはほんの少し順反りですが標準の範囲内。フレットも良好です。
定価(税込)
: 495,000 円
販売価格(税込)
: 286,000 円
注文数
:
製作家/商品名
:
三浦 隆志 Takashi Miura
モデル/品番 Model/No.
:
344/140 - C/AG
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
644mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2000年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
付属品 Option
:
ハードケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 2.9mm /6弦 4.2mm
[製作家情報]
三浦隆志 Takashi Miura 1951年北海道生まれ。1973年札幌にてギター製作を開始。1980年、84年スペイン、グラナダにて同地の名工アントニオ・マリン・モンテロ(1933~)にスペインの伝統的な工法について学びます。1985年帰国後、仙台に工房を設立し自身のブランドとして製作を開始。アントニオ・マリンの指導を受けたことから、日本国内におけるグラナダ派の直系と位置付けられることの多いブランドですが、伝統的なスペインギター工法を基礎としながらも、ダブルトップなどモダンタイプの製作法も実践し、それぞれ高い評価を受けている製作家です。
[楽器情報]
三浦隆志 2000年製作 344/140 C/AG Usedの入荷です。いかにもこのブランドらしい良材をセレクトし、しかるべき重厚な佇まいへと着地させた外観。氏が学んだグラナダ的な響きとは趣を異にし、色彩感が抑えられたややストイックとも言える音色が特徴で、音響的にも全体にフラットで、やや高音寄りのバランス感覚でまとめられています。
表面板力木構造はサウンドホール上側(ネック側)に2本の強固なハーモニックバー、下側(ブリッジ側)にも1本のハーモニックバー、サウンドホール両側には薄い補強板がやや広めの範囲で貼られており、それらの縁から近接する横板とをつなぐように短い力木が高音側と低音側とにそれぞれ1本ずつが設置されています。また上記のホール下側ハーモニックバーは低音側から高音側に向かって表面板を斜めに下がってゆくようにして設置されています。表面板ウエストより下は左右対称7本の扇状力木にこれらの先端をボトム部で受け止めるように2本のクロージングバーを設置、駒板部分にはほぼ同じ面積の薄い補強板が貼られています。ボトム部に設置された2本のクロージングバーは長さが左右対称ではなく、高音側がほんの少し長くなっている設計で、通常ならV字型(または逆ハの字型)で配置されるところ、ここではむしろ逆ヘの字型の配置となっています。また7本の扇状力木のうち、センターの1本はサウンドホール下側のバーを貫通しホール縁まで延伸しており、ボトムのほうもクロージングバーを貫通しエンドブロックまで到達しています。さらに一番外側(高音側と低音側)の2本はやはりクロージングバーを貫通しボトムまで到達しています(ホール側はバーの手前で止まっています)。レゾナンスはGの少し上に設定されています。
表面板のサウンドホール高音側にやや弾き傷多めに見られますが浅いもので、その他指板脇や駒板下なども掻き傷ありますがやはりいずれも浅く軽微なものなのであまり目立ちません。横裏板は塗装の細かいウェザーチェックや演奏時に衣服の触れる部分に擦れなどを生じていますが著しく外観を損ねるものではありません。割れ等の修理履歴はありませんが、ボディ内部のネック脚の木部に幅5mm 長さ1.5㎝ほどの欠けがあります。強度上の問題はありません。ネック、フレットなど演奏性に関わる部分も良好です。ネックは薄めでフラットな形状のDシェイプ。指板高音側は20フレット仕様になっています。弦高値2.9/4.2mm(1弦/6弦 12フレット)、サドル余剰は1.5~3.0mmありますのでお好みに応じてさらに低く設定することが可能です。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: お問い合わせ下さい。
製作家/商品名
:
中山 修 Osamu Nakayama
モデル/品番 Model/No.
:
Bamboo Guitar
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2009年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
孟宗竹 Bamboo
付属品 Option
:
軽量ケース
備考 Notes
:
ネック:孟宗竹
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0mm/6弦 4.2mm
〔製作家情報〕
1941年 秋田県に生まれ、新潟県で育つ。中学の時からクラシックギターの演奏を始め、東京に出て小原安正に師事。1960年にはスペインに渡り、ナルシソ・イエペスに師事します。この時現地のギター製作家から自身が所持していた国産ギターを酷評されたのをきっかけに発奮し、本場スペインのギター製作を学ぶことを決意します。師イエペスにより当時まさに隆盛を極めんとしていたホセ・ラミレス3世の工房を紹介され、9年もの間、昼は演奏を夜はギター工房で製作修行をする日々を過ごします。帰国後に長野に工房を構え、自身が製作したモデルをイエペスが使用するなどしてその名声と評価は高まりますが、1979年38歳の時に事故により両手を負傷、深い絶望とともに演奏と製作の両方を完全に断念します。その後九州の久留米に転居して木工職人として働いていましたが、夢に現れた「竹製のギター」が啓示となり、製作を辞してから21年後の2000年に地元久留米の孟宗竹を使用してクラシックギターを再び製作することを決意。前例のないギターだけに3年の試行錯誤を経てようやく最初の一本を製作。その後も改良を続ける内にユーザーの評価も注目度も高まりを見せるようになり、おそらく世界で唯一の竹製ギターは文字通り中山修ブランドのフラッグシップモデルとして人気を博すことになります。
中山氏自身の説明によると、Bamboo Guitar に使われる竹は工房がある福岡県久留米市の孟宗竹のみを使用。1本につき直径18cmほどの竹を8本、それを4つ割りにして釜茹でした後に半年間じっくりと日干しにする。細く切った竹板を80枚以上貼り合わせて厚さ9センチの合板を作りあげ、それをギター各部の部材として加工して組み合わせるだという。竹という素材の性質からその加工には非常な困難が伴いますが、これを細心の注意を払って作業をすることで造作的にも音響的にも完成度の高い1本として仕上げる技量は見事なもので、同時に彼の製作家としての出自たるスペインギターへの深い敬意も感じられる作品は非常な魅力があり、熱心なファン層を形成しています。
〔楽器情報〕
中山修製作のバンブーギター 2009年製 Used美品の入荷です。表面板は松、横裏板は孟宗竹を使用したモデル、まずは誰もが清澄でしかし野性的な竹ならではのヴィジュアルに目が奪われるでしょう。表面板はやや飴色がかったヴィンテージニュアンスの松材を使用しており、これが孟宗竹との不思議なコントラストを生み出しています。
表面板力木構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に一本ずつのハーモニックバー、そして表面板低音側上部のふくらみ部分から高音側下部のふくらみ部分へと斜めに横切るように設置されたもう一本のバー(このバーはサウンドホール下に設置されたハーモニックバーとちょうどその中央で交差している)が設置され、扇状力木は計6本がセンターに配置された一本を境に高音側に2本、低音側に3本の配置となっており、ボトム部分でそれらの先端を受け止めるように2本のクロージングバーがハの字型に配置されています。ブリッジ位置には駒板よりも長く、ほぼ横幅いっぱいに渡ってパッチ板が貼られています。レゾナンスはG#の少し上に設定されています。2本のハーモニックバーと斜めに交差するバーの3本とも低音側に4~5cmほどの低い開口部が設けられており、これを含む上記の表面板内部構造は彼がスペインで製作修行をしたホセ・ラミレス3世の有名な「1A」 モデルを踏襲しています。
松と竹材との組み合わせによる音響はやはりとてもすっきりとしたもので、単音は硬めのきりっとした音像が低音から高音まで均質に行き渡っており、スペインギター的などっしりとした重心感覚とは異なりフラットな感覚。そこに竹材特有のドライな響きとラミレス的表情が不思議に合わさって、古楽器的とも南米的とも言える音色を作り上げており、これがなかなか個性的。
ほぼ無傷で修理履歴のない美品です。ネック(これも孟宗竹製)、フレットなどの演奏性に関する部分も良好な状態。ネック形状はやや厚みのあるDシェイプでフラットな加工がされており、指板はクラシックギターとしてはやや強めのラウンド加工が施されています。弦の張りは柔らかめなので両手ともに演奏上のストレスが軽減されています。弦高値は3.0/4.2mm(1弦/6弦 12フレット)でサドルには1.0~1.5mmの余剰がありますのでお好みに応じて調整が可能です。
Performance video
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定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: 198,000 円
注文数
:
製作家/商品名
:
中村 正彦 Masahiko Nakamura
モデル/品番 Model/No.
:
MN-III No.30637
スペック
カタログ
&問合せ
弦長 Scale Length
:
650mm
国 Country
:
日本 Japan
製作年 Year
:
2001年
表板 Top
:
松 Solid Spruce
横裏板 Back & Sides
:
インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
付属品 Option
:
軽量ケース
備考 Notes
:
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 3.7mm
[楽器情報]
中村正彦 製作 モデルMN-III 2001年製 Used No.30637の入荷です。氏は当時アストリアスギターの職人だった方で、本器は同ブランドのシグネイチャーモデルとして製作家されたもの。表面板松、横裏板インディアン・ローズウッドのオール単板仕様で、彼の製作したものの中では上位機種とされています。程よく反発感のある発音としっかりとした音量が奏者には体感的に心地よく、明るめでしっかりと表情を持った音色も魅力があります。割れ等の大きな修理履歴はありませんが、表面板は打痕や弾き傷、ブリッジ下の弦とび跡のほか、ボトム近くには横方向に20~30センチほどの長いスクラッチ痕などもあります。横裏板は演奏時の衣服等の擦れや塗装の若干の白化なども見られます。しかし全体的には年代相応と言えるレベルで、著しく外観を損ねるレベルではありません。ネックは僅かに順反りですが標準設定の範囲内、フレットは良好な状態を維持しています。ネック裏は2フレットと5フレット部分に3センチほどの長さのキズあります。
アストリアスギターは1962年創業で最初は「名工ギター」という名称でしたが1981年より現在の社名に変更。ファクトリーは福岡県久留米市にあり、約15名の熟練工で構成される生産ラインは全て手仕事による、全製品オールハンドメイドを標榜しています。そのまさに日本人ならではの丁寧さで造り上げられた楽器には、一貫してブランドとしての高い理念が行き渡っており、こだわりのユーザーから高い評価を得ています。
定価(税込)
: 時価
販売価格(税込)
: 132,000 円
注文数
:
1~10件目/合計13件 1ページ目/合計2ページ
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