演奏者 |
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原 善伸(ギター) |
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発売元 |
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ALM |
収録作品 |
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フェルナンド・ソル Fernando Sor (1778-1839)
CD 1 [1] -[12] 12の練習曲 作品6 12 Etudes, Op. 6 [13]-[24] 12の練習曲 作品29 12 Etudes, Op. 29
CD 2 [1]-[24] 24の漸進的なレッスン 作品31 24 Lecons progressives, Op. 31
CD 3 [1]-[24] 24の課題曲 作品35 24 Exercices tres faciles, Op. 35 [25]-[48] 24の漸進的な小品 作品44 24 Petites pieces progressives, Op. 44
CD 4 [1]-[25]25のギター練習への入門 作品60 Introduction à letude de la guitare, Op. 60 |
備 考 |
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内容紹介
原善伸氏による練習曲全集は、ソル自身が高く評価していた名器ラコート(1828年製)を用い、かつソルがその教本の中でも強く推奨していた指頭奏法による演奏であることから、音色やハーモニーの響き、ニュアンスの細部に至るまで、これまで類を見なかった理想的な演奏のひとつとなった。 特筆すべきは、この録音は単に学習者のお手本として有用なだけではなく、19世紀ヨーロッパの紳士淑女たちの間に流行したギターという楽器、そこに生まれた文化の雰囲気を堪能できる鑑賞のための音楽としての価値をあらためて提示してくれることである。
アーティストについて 原 善伸 (ギター) Yoshinobu Hara, guitar
1950年横須賀市出身。 ギターを奥田紘正、K.H.ベットナー、佐々木忠の各氏に師事。 1972年日本ギタリスト協会新人賞受賞(現クラシカルギターコンクール)。 1973年東京第一生命ホールにてデビューリサイタルの後ドイツへ留学。 勉学の傍らオプラーデン市立音楽学校、ドルマーゲン市立音楽学校で講師を務める。 1976年ドイツ国立ケルン音楽大学を首席で卒業、国家演奏家資格を得てブレーメン音楽院(現大学)専任講師に就任する。
1979年帰国、日本各地をはじめドイツを中心にヨーロッパでも広く演奏活動を行い、 2001年~2009年ドイツ・ヴァイカースハイム国際音楽祭で講師をつとめる。 また2012年にはインドネシア・ジャカルタで催されたジャズ・ジャワ・フェスティバルにクラシックギタリストとして異例の招待を受け演奏と講演を行う。
日本大学芸術学部音楽学科講師、熊本大学教育学部音楽学科講師、洗足学園音楽大学クラシックギターコース教授を歴任。 2021年洗足学園より名誉教授の称号を授与される。 これまでに、東京文化会館小ホール、サントリーホール(ブルーローズ)、浜離宮朝日ホール、銀座ヤマハホール、横浜みなとみらいホール(小ホール)など都内及び近郊の主要ホールにてリサイタルを行う。
またALM RECORDSよりギター独奏、ギター二重奏、ギター四重奏、フルートやヴァイオリンとの二重奏など 14枚に及ぶ様々なスタイルのCDを発売している。 門下からは多くの優秀なギタリストを輩出し、指導者としても揺るぎない地位を保っている。
楽器:ピエール=ルネ・ラコート(パリ、1828) 弦:キュルシュナー社ガット弦(1,2,3)/フィガロ社絹芯弦(4,5,6) 指頭奏法による演奏 |
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