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区分 輸入クラシック 中古
製作家/商品名 ホセ・マリン・プラスエロ Jose Marin Plazuero
モデル/品番 Model/No. ブーシェモデル No.331
001_001_jmarin_2_02_199
弦長 Scale Length 650mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1999年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:フステーロ(フレタタイプ)
弦 高:1弦 2.9 mm/6弦 3.6 mm

[製作家情報]                                    
1960年 スペイン、グラナダ生まれ。
同地を代表する名工アントニオ・マリン・モンテロ(1933~)は彼の叔父にあたります。1974年14歳の時に当時マヌエル・ベジードと共同製作をしていたアントニオの工房に入り、最初は主に塗装を担当しながら、並行して少しずつギター製作も学び、従事してゆきます。1979年にアントニオとともに同じグラナダの cuesta del Caidero に新しく独立した工房を開き、同年19歳で最初のギターを製作、この時より正式にマリン工房の製作家としての活動を開始します。ここで彼は自身のオリジナルラベルによる生産ラインを確立しますが、その後も袂を分かつことなく叔父アントニオと共にそれぞれのラベルによる製作を現在も続けています。また1979年はアントニオがそれに先立つ1977年より親交を深めていたフランスのロベール・ブーシェとの2度目の交流により、自身のマリン=ブーシェスタイルを確立した年でもあり、ホセはこの二人の巨匠の邂逅とそれによって生み出された製作メソッドをリアルタイムで学んでいます。

ホセのギターは叔父アントニオの工法と作風を十全に受け継ぎながら、音響と造作の両方において彼ならではの洗練を施した極めて質の高いモデルとなっており、現在のグラナダのスタンダードをもっとも円満に体現していると言えます。メインモデルとなるブーシェタイプの他、慧眼すべき見事なトーレスモデル、良質なフラメンコモデル等も製作。

[楽器情報]                                    
ホセ・マリン・プラスエロ製作 ブーシェモデル1999年製 No.331 中古の入荷です。
構造的な特徴としては叔父アントニオのブーシェモデルを規範としていますが、豪放とさえ言えるアントニオの迫力ある音響とはまた異なり、よりスマートで温かみのある音色が特徴。そしてブーシェ的な、絶妙な粘りをもった発音とその凛とした音像はやはり素晴らしく、マリン工房ならではの音響がここでも聞かれます。20年以上弾き込まれてきたことで楽器全体が程よくこなれており、特に製作間もない新品時の特徴として顕著な、素晴らしいスピード感でタッチよりも先に音が跳ねてゆくような感覚ではなく、タッチそのものにしっかり寄り添うような心地よさがあります。

内部構造はサウンドホール上に2本、下側に1本のハーモニックバー、左右対称5本の扇状力木が駒板の位置にほぼ横幅いっぱいに設置されたトランスヴァースバーを貫通してボトム部まで伸びている構造、トランスヴァースバーは高音側と低音側とで高さを変えて設定されています。レゾナンスはG#に設定。サウンドホール下側のハーモニックバーは高音側と低音側とにそれぞれ広く開口部が設けられており、ブーシェ構造のいくつかのパターンでは5本の扇状力木の一番外側のそれぞれ一本がこれらの開口部のくぐり抜けてサウンドホール縁まで延伸する配置を取りますが、本作ではちょうどバーの真下部分でストップするように配置。

ネックはDシェイプで加工されており、過去に指板を二重化しフレットを交換した履歴があります。そのため出荷時よりネック厚は平均で2mmほど厚くなっていますが、演奏性への影響等は全く問題ございません。また現状でネック反り、フレットの摩耗等の問題もございません。
弦高値は1弦 2.9 mm/6弦 3.6 mmと程よい設定、サドルには現状で0.5~1.0mmの余剰があります。

全体はマリン工房ならではの繊細なセラックニス仕上げ。表面板はブリッジ下1弦側に弦とび跡のほか、指板脇、ブリッジ周り、サウンドホール周りに細かな弾き傷やスクラッチ痕がやや目立ちます。裏板の、演奏時に胸があたる部分に衣服の摩擦あと、ネック裏には親指爪による細かなスクラッチ痕があります。割れ等の大きな修理履歴はありません。糸巻きはフステーロ製のフレタモデルを装着。


新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

区分 輸入クラシック 中古
製作家/商品名 デビッド・ホワイトマン David Whiteman
モデル/品番 Model/No. トーレスモデル SE39
001_DWhiteman_02_213
弦長 Scale Length 650mm
国 Country イギリス England
製作年 Year 2013年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides シープレス単板 Cypress
付属品 Option 軽量ケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 3.5mm

[製作家情報]                                 
1965年イギリス生まれ。現在も同国のサセックス州の工房で製作を行っています。10代の頃よりギター演奏に興味を持ち、16歳の時には独学でギターを製作しています。London Collage of Furnitureに入学しギター製作コースで学んだ後は早々と1987年に自身の工房を設立。 1992年から8年間 London Guildhall Universityで教鞭を執り、ギター製作を教えます。その後は自身の工房にて製作に打ち込む傍ら、ギターに関する著作にも関わります。古今の様々なギター修復も手がけており、そうした経験からか、トーレス、ハウザーを中心とする名器への造詣も深く、その成果が自身の製作するレプリカモデルに結実しています。またエレクトリックギターのカテゴリーでも端倪すべからざるブランドとして認知されており、Queenのギタリスト ブライアン・メイやGenesis のアンソニー・フィリップスのためにカスタムモデルを製作するなどしています。英国人らしい職人気質と確かな木工技術、伝統への深い敬意と進取の気性とが最良の形で現れた彼の楽器は国内外で高い評価を得て、現在のイギリスを代表する製作家の一人とされています。


[楽器情報]                                   
デビッド・ホワイトマン製作のトーレスモデル SE39レプリカ 2013年製中古の入荷です。横裏板にシープレス材を使用し、板は薄く塗装もセラックニスによる繊細な仕上げが施されたボディは実に軽く、レゾナンスもEの少し下という低い設定になっています。それゆえ重心感覚の低く太い低音と、全体の乾いた木質の響きが耳に心地よく、そして高音には意外なほどに艶とコクのある響きが聴かれ、トーレスのイメージを円満に伝える1本に仕上がっています。

内部構造はサウンドホール上側に2本、下側に1本のハーモニックバーが配置され、下側の方のバーは高音側と低音側に広く開口部が設けられています。扇状力木は左右対称5本が設置され、その先端をボトム部で2本のクロージングバーが受けとめる構造。5本の扇状力木のうち両外側の2本はサウンドホール下側のバーの開口部をくぐり抜け、ホール近くまで延伸しており、さらにそれらの先端から別の短い力木が角度を変えて(ちょうど横板のカーブに沿うように)ホール上側に配置されたバーに向かって伸びてゆくように設置されています。表面板と横板との接合部にはペオネスではなく溝切ライニングを設置。

表面板ブリッジ下に3センチほどのキズのほか指板脇、裏板のボトム部分と上部低音側(演奏時に胸が当たる部分)にほんの若干のキズや摩擦あとがありますが、現状問題なくまた外観を損なうものではありません。ネック、フレット、糸巻き等の演奏性に関わる部分も問題ありません。


新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

区分 輸入クラシック オールド
製作家/商品名 ホセ・ヤコピ Jose Yacopi
モデル/品番 Model/No. No.936
001_Jyacopi_1_03_169
弦長 Scale Length 650mm
国 Country アルゼンチン Argentine
製作年 Year 1969年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option ハードケース黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:ヤコピ オリジナル
弦 高:1弦 2.7 mm/6弦 3.5mm

ホセ・ヤコピ(1916~2006)。スペインのビトリア生まれ。父親のガマリエル・ヤコピの工房に入り、18歳の時に最初のギターを製作しています。1949年には家族でアルゼンチンのブエノス・アイレスにほど近いサン・フェルナンドに移り住んで工房を開き、そこで生涯ギターを作り続けました。最初は父親と同様にアントニオ・デ・トーレスを規範とした伝統的なスペインギターを製作していましたが、移住する直前の1947年ごろから父親と共に発案した、通常とは逆方向に放射状に配置された扇状力木構造を採用するようになり、これがこのブランドの特徴となります。本国アルゼンチンではその需要の増大に対応するために工房品含め年間約300本のギターを出荷していた時期もありますが、最上位モデルはその1割ほどで、良質な材を使用して本人が製作しています。

非常に独特な音響と音色を備えており、中低音から低音にかけての重厚で柔らく、奥行きのある深い響きと引き締まって艶やかな高音との対比とバランスが素晴らしく、ポリフォニックな曲を演奏した時の立体感は他のギターでは味わえない魅力があります。また音色には南米的な澄んだ色気があり、これが古典と現代の両方の雰囲気を併せ持つことから、クラシック奏者からポピュラー音楽までの幅広いユーザーに愛されてきました。マリア・ルイサ・アニードやエドゥアルド・ファルーらが愛用し、また近年ではボサノヴァや南米音楽の愛好家にも絶大な支持を受けています。
現在は息子のフェルナンド・ヤコピが工房を継いでいますが、ファンの間ではやはり1960年代から亡くなる前の1990年代までのJose本人による楽器に人気が集中しています。

[楽器情報]
1969年作。1960~70年代の人気が高い時期の一本です。彫刻をあしらったヘッドデザイン、真珠貝をモチーフにしたボタンのオリジナル糸巻き、南米的なヴィジュアルを演出する赤茶の塗装、野趣あふれる中南米ローズ材を使用した横裏板もフォトジェニックで、どっしりと落ち着いた外観はまさにヤコピならでは。

低音から高音までとてもまろやかな音像で、それでいて芯の強い響きもまたこのブランドの特徴でしょう。文字通り南米的なニュアンスたっぷりですが、どこか古楽器的な素朴さとも質を同じくするところもあり、ルネサンス・バロック音楽等での演奏では現代のギターにはない味わいが生まれます。

内部構造は左右対称6本の扇状力木が、通常とは逆に胴底のフットブロックを頂点とするようにしてサウンドホールに向かって開いてゆくような形で配されており、これは父親で同じく製作家であったガマリエル・ヤコピと共同で考案したこのブランド特有の構造。レゾナンスはG#に設定されています。

おそらくネック反りの修理のために一度指板は二重加工がされています。2~3mmの黒檀が元の指板とネックの間にはめ込まれており、その為ネックは若干厚めになっていますが標準値の範囲内となっていますので演奏性に影響はありません。ネック形状はDシェイプ。表面板センターのブックマッチ部分は製作時から補強のためにパッチ板が貼られています(これはヤコピギターの初期設定となっています)。割れ等の修理履歴の無い、この年代のものとしてはとてもきれいな状態。表面板サウンドホール付近などに若干の弾き傷、裏板には衣服等の摩擦による塗装ムラが一部生じていますが、外観を損ねるものではありません。ネック、フレット現状適切な状態です。オリジナル糸巻きは3弦と4弦のウォームギアはほんの少し歪みが生じていますが動作状況は全く問題有りません。このブランドの60年代の物としてはトータルに良好な一本です。


新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

区分 輸入クラシック オールド
製作家/商品名 ホセ・ヤコピ Jose Yacopi
モデル/品番 Model/No. No.1544
001_Jyacopi_1_03_177_1544
弦長 Scale Length 650mm
国 Country アルゼンチン Argentine
製作年 Year 1977年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option ヤコピオリジナル ハードケース黒
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表面板→セラックニス、横裏板→ラッカー
糸 巻:ヤコピオリジナル
弦 高:1弦 3.0 mm/6弦 3.5 mm

[製作家情報]
ホセ・ヤコピ(1916~2006)。スペインのビトリア生まれ。父親のガマリエル・ヤコピの工房に入り、18歳の時に最初のギターを製作しています。1949年には家族でアルゼンチンのブエノス・アイレスにほど近いサン・フェルナンドに移り住んで工房を開き、そこで生涯ギターを作り続けました。最初は父親と同様にアントニオ・デ・トーレスを規範とした伝統的なスペインギターを製作していましたが、移住する直前の1947年ごろから父親と共に発案した、通常とは逆方向に放射状に配置された扇状力木構造を採用するようになり、これがこのブランドの特徴となります。本国アルゼンチンではその需要の増大に対応するために工房品含め年間約300本のギターを出荷していた時期もありますが、最上位モデルはその1割ほどで、良質な材を使用して本人が製作しています。

非常に独特な音響と音色を備えており、中低音から低音にかけての重厚で柔らく、奥行きのある深い響きと引き締まって艶やかな高音との対比とバランスが素晴らしく、ポリフォニックな曲を演奏した時の立体感は他のギターでは味わえない魅力があります。また音色には南米的な澄んだ色気があり、これが古典と現代の両方の雰囲気を併せ持つことから、クラシック奏者からポピュラー音楽までの幅広いユーザーに愛されてきました。マリア・ルイサ・アニードやエドゥアルド・ファルーらが愛用し、また近年ではボサノヴァや南米音楽の愛好家にも絶大な支持を受けています。

現在は息子のフェルナンド・ヤコピが工房を継いでいますが、ファンの間ではやはり1960年代から亡くなる前の1990年代までのJose本人による楽器に人気が集中しています。


[楽器情報]
1977年製、No1544 中古が入荷致しました。当時すでにかなりの出荷本数を誇っていたこのブランドの、いわゆるフラッグシップモデルとも言えるもので、ホセ・ヤコピ本人のサインが記されたラベルが貼られています。ブランドオリジナルの糸巻き、野趣を感じさせる中南米ローズ材を使用した横裏板もフォトジェニックで、どっしりと落ち着いた全体の外観はこのブランドならでは。全体を包み込むように響く中低音~低音のまさにBassとしての響きはやはり大変に魅力的で、対して高音は1音1音に芯がしっかり通った、明確で強い表情を備えており、その対比とバランスによる音楽的な表現力は彼の出自たるスペインの名器とも明らかに異なる性質を有しています。また彼の60年代の、ある種の野性味を感じさせた響きと比較しても音響は程よく洗練され、弾いていて心地よく、同時にその潜在的な表情の豊かさに弾き込まれてゆくようなギターです。

内部構造は胴底のフットブロックを起点とするようにして、サウンドホール方向に向かって扇を拡げてゆくように配された左右対称6本の扇状力木で、通常の扇状力木とは開く方向が逆になっているヤコピ特有の構造。センターのブックマッチ部分は力木ではなく数個の小さなパッチ板が貼られており、これもヤコピの常套的な処置。表面板を横切って配置されるバーはサウンドホール上下に一本ずつ、さらにネックヒール部近くに位置にも短いバーが一本設置されています。表面板と横板との接合部分に接着されるペオネス(木製の小型ブロック)は三角形タイプではなく、断面の形がちょうど椅子のような形状になったものを設置。レゾナンスはF#の少し上という、ヤコピとしてはやや低めの設定になっています。

表面板下部のセンターに一箇所と裏板上部の肩の部分に細かな数か所の割れ補修跡有りますが、適切な処置が施されており使用には全く問題ございません。その他年代相応に弾き傷、打痕(ブリッジ下1~2弦部分に弦とび跡等)など有りますが外観を著しく損なうものではいずれもありません。表板はセラックニス仕上げ、横裏板はラッカーでの再塗装が過去に施されています。ネック、フレット、糸巻き等の演奏性に関わる部分は状態、動作ともに問題ありません。ネックはヤコピのものとしてはやや薄めに加工されたDシェイプタイプで、角の取れた形状をしているのと弦高値も適切なのでとても握りやすく感じます。




新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

区分 輸入クラシック オールド
製作家/商品名 ミゲル・シンプリシオ Miguel Simplicio
モデル/品番 Model/No. No.36
001_SimplicioM_1_03_161
弦長 Scale Length 648mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1961年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option ケース別売
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:中南米ローズウッド
塗 装:セラックニス
糸 巻:フステーロ36mm
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 3.2mm

[製作家情報]
スペイン、バルセロナの製作家。生没年は不明。ラベルには'Sobrino de Francisco Simplicio'とプリントされており、稀代の名工とされるフランシスコ・シンプリシオ(1874~1932)の甥であることが明記されています。フランシスコには息子がおり、これが同名のミゲルという名で(1899~1938)父から直接楽器製作を学び工房を引き継いでいたが、ミゲル(甥)のほうはフランシスコから、または彼の工房のスタッフとの直接の関わりがあったかは不明です。しかしながらどこか叔父フランシスコを思わせるデザインや音響的嗜好を備えており、少なからず影響を受けていることが見て取れます。おそらく製作本数もごくわずかで、そのため現在ではかなりレアなアイテムとなっています。

[楽器情報]
ミゲル・シンプリシオ(甥)製作の1961年製 No.36が入荷致しました。まるで叔父フランシスコやトーレスまでを想起させもするヴィンテージな貌と風合いとを持っているだけでなく、音色もまた戦前のスペインギターのような暖かく落ち着いた響きで、シンプリシオの血統であることを考慮しなくとも魅力的なギターとなっています。

過去に何度か大がかりな修理・調整が施された形跡があり、それらの仕上がりにやや難があるとは言えるものの、現状で演奏上、使用上の問題はありません。表面板は指板両脇、ブリッジプレート上下のほかいくつかの割れ補修履歴あります。過去に裏板を外して修理した形跡があり、パーフリング部分は接着にやや粗さが目立つところがございます。ボディ内部の表板と横板の接合部に設置されるペオネスは一部浮きが生じた状態で接着がされていますが、楽器の保管状問題なしとして現状のままとしています。ヘッドプレートは経年変化により木が動いたためか若干傾斜していますがこちらも現状で使用上の問題はありません。糸巻きはフステーロがおそらくオリジナルのまま装着されており、動作状況は良好です。フレットには打ち込みにやや粗いところがあるものの、こちらも演奏上の問題はありません。

非常に味わい深い良材を選んで使われており、特に裏板の中南米産ローズウッドは叔父の作品に使用されていたものを想起させもする、渋くフォトジェニックなもの。1960年代以降のスペインギターが志向していったような豪快さや華やかさとは明らかに一線を画し、音はどこまでも渋く、それでいて表情には凛としたところもあり、音像は実にまろやか。どこか南米的なニュアンスも感じさせ、稀有な個性を有したギターと言えると思います。

内部構造はサウンドホール上下に一本ずつのハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木とその先端をボトム部で受け止める2本のクロージングバー、そして駒板の位置にはちょうど同じ大きさのプレートが貼られています。扇状力木はセンターの3本がサウンドホールの幅に収まるように配置され、残りの高音側と低音側のそれぞれ2本はブリッジプレートの両端よりも外側に配置されています。レゾナンスはF#の少し上に設定。




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区分 輸入クラシック 中古
製作家/商品名 フェルナンド・ルービン・サグリア Fernando Rubin Saglia
モデル/品番 Model/No. No.56
002_FRubinSaglia_02_204
弦長 Scale Length 650mm
国 Country スペイン
製作年 Year
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American rosewood
付属品 Option ハードケース付属
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:アレッシー
弦 高:1弦  3.0mm/6弦 4.0mm

[製作家情報]
1968年アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。非凡なギタリストとしても知られる彼は、 まず Conservatorio Nacional Carlos Lopez Buchardo’でクラシックギターの演奏と併せて和声法や作曲を学び、‘Escuela de Música Popular de Avellaneda’ (EMPA)ではジャズ、タンゴ、ラテンアメリカの民俗音楽を学びます。その後1993年にGustavo Jorge Lanzon, Guillermo Destaillats とともに「トリオ・パンタンゴ」を結成し、自身はギターとベースを担当。同トリオで1993年にデビューしアルバムもコンスタントに発表している。このバンドでの演奏活動と並行する形で1996年よりブエノス・アイレスの製作家Rodolfo Cucculelli にクラシックギター製作を学ぶようになります。ここから彼はトーレス、ハウザー、シンプリシオなどの名工達のギターに強く惹かれるようになりますが、更に探求を続ける彼はカリフォルニアのギター製作家Alan Carruth にアコースティックギターの製作を師事。アコースティック楽器の音響についての独自の研究を深めてゆきます。彼のギターはこうした科学的とも言える見識と、プロフェッショナルな演奏家としての実用性と表現力の追及の結果生まれた独自の個性を持ったものとなっており、国際的な評価を獲得しています。2001年よりスペインのマジョルカに移住、現在も同地で製作を続けています。

[楽器情報]
フェルナンド・ルービン・サグリア製作のクラシックモデル 2004年製 No.56 中古の入荷です。スペインの伝統的な造りをしっかりと踏襲しながら細かな部分に独自の工夫を凝らしており、全体の完成度も不足のない仕上がり。マッシブな密度と強さを兼ね備えた単音が素晴らしく、やや乾いた明るい音で、和音での分離も秀逸です。

内部構造はサウンドホール上に2本、下側に1本のハーモニックバー、高音側と低音側のそれぞれに一本ずつ横板のカーブと平行するように短い力木が上記のバーとバーの間に設置されています。ボディ下部は左右対称7本の太めのがっしりした扇状力木、それらの先端をボトム部で受け止めるクロージングバー、駒板の位置には薄いプレート板が貼られています。これはトーレス=ハウザー的な構造を踏襲したものと言えますが、それぞれの力木の形状や高さ、またサウンドホール周りに補強で当てられるプレート板の形状と範囲の設定などは独特な工夫が見られます。レゾナンスはGの少し上の設定。

割れ等の大きな修理履歴はなく、20年近くが経過したセラックニス仕上げの楽器としては傷も少なめで全体に良好な状態です。ネック、フレット、糸巻き等の演奏性に関わる部分での問題もございません。ネックはフラットに加工されたDシェイプでコンパクトな感触。20フレット仕様。糸巻きはイタリアの名ブランド アレッシー製を装着しています。


商談中 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

区分 国産クラシック 新作
製作家/商品名 尾野 薫 Kaoru Ono
モデル/品番 Model/No. 90号 ハウザー1世モデル No.323
005_001_onoK_01_222_323
弦長 Scale Length 645mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2022年
表板 Top 松単板 Spruce(プレミアム)
横裏板 Back & Sides ローズウッド単板 Indian Rosewood
付属品 Option
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:スローン
弦 高:1弦  2.8 mm/6弦 3.8 mm

[製作家情報]
1953年生まれ。中学生の頃からギターを弾き始め、大学の木材工芸科在学中その知識を活かして趣味でギター製作を開始。1980年にグラナダの巨匠アントニオ・マリンの弟子であるアルベルト・ネジメ・オーノ(禰寝孝次郎)氏にスペインの伝統的な工法を学び、本格的なギター製作の道を進むことになります。その後も伝統的な製作技法にこだわり、2001年にはスペインで名工ホセ・ルイス・ロマニリョスが主宰する製作講習会にも参加。またアントニオ・マリンからも製作技術についての指導を受け、さらには来日したアルカンヘル・フェルナンデスにも製作上の貴重なアドヴァイスと激励を受けています。

尾野氏の特徴は何といってもその独自の科学的な考察に基づいた極めて理論的なスペイン伝統工法の解析と自身の楽器製作における実践であり、楽器個体それぞれの最良の鳴りを追求した結果のその透徹した見事な音響バランス、そして雑味の無い透明な美しい響きにあります。そして音響だけでなく細部にまで行き渡った精緻な造作と繊細な塗装による外観の気品はやはり比類なく、トータルクオリティにおいて現在国内最高峰と言える完成度をもった楽器を製作しています。年間製作本数は約10本程。2020年にはフランスの出版社Camino Verde刊 Orfeo Magazine No.15で彼のインタビューと楽器が紹介されました。



オルフェオマガジン「日本の製作家」特集掲載号 オンラインショップ商品ページはこちら


オルフェオ取材同行記 尾野薫編はこちら


〔楽器情報〕
音響の精確性、あるべき発音、ギターとしての表現力の高さ、そして緻密で美しい全体の造作。氏の秀逸なライナップのなかでこれらを最も円満に体現するもとしてまずは筆頭に挙げられるハウザー1世モデル、2022年新作です。今作は表面板にアルカンヘル・フェルナンデス工房ストックのプレミアム松材を使用したスペシャルモデル。

ハウザー独特のストイックにコントロールされた音の指向性と粘りを持った硬質な響き、透徹とした繊細極まりない音色は今回の新作でも十全に聴くことができます。尾野氏の他のモデルにも通底していることですが、そのしっかりとした重心感覚、低音から高音への滑らかなバランスの見事さ、単音での透徹と和音における絶妙な分離、凛とした表情などはやはり比類なく、国内最高峰のクオリティを有したものであるといえるでしょう。

内部構造はサウンドホール上側に2本、下側に1本のハーモニックバー、7本の左右対称の扇状力木にそれをボトム部で受け止める2本のクロージングバー、ブリッジの真下位置にはパッチ板が貼られており、まさしくハウザー1世セゴビアモデルの基本構造となっています。レゾナンスはF#~Gに設定。ネックはやや丸みのある厚めのDシェイプ。糸巻はスローン製を装着しています。

新入荷 定価(税込) : 990,000 円 販売価格(税込) :  940,500 円
注文数 :   

区分 国産クラシック 新作
製作家/商品名 箭内 ショウイチ  Shoichi Yanai
モデル/品番 Model/No. 30号 ハウザー1世モデル No.12
005_09_yanai_01_222_30
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2022年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides ローズウッド単板 Indian Rosewood
付属品 Option
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:ルブナー
弦 高:1弦 3mm/6弦 4mm

〔製作家情報〕
神奈川県鎌倉市在住の製作家。野辺正二の息子野辺成一氏に楽器製作を師事し、現在は尾野薫氏にもアドバイスを仰ぎながら、全ての工程を手作業で地道にギター製作を続けています。ハウザー1世、エンリケ・ガルシア、フランシスコ・シンプリシオなど20世紀前半の伝統的なギターに傾倒し、それらのレプリカモデルを中心に製作。全面セラック塗装による素朴な味わいの外観と音色は初心者にも人気があり、年に一本ほどの寡作ながら、アウラでは継続して紹介し続けている製作家のひとりです。

〔楽器情報〕
箭内ショウイチ氏製作のハウザー1世モデル 2022年製 No.12 新作の入荷です。有名な1937年製のヘルマン・ハウザー作セゴビアモデルに準拠しており、内部構造は左右対称7本の扇状力木、それらの先端をボトム部で受け止める2本のクロージングバー、駒板の位置には駒板とおなじ幅だけ薄いプレート板が貼られています。レゾナンスはGの少し下に設定されています。

ハウザーらしいくっきりとした輪郭の響きで、撥弦には心地よい反発感と粘りとをともない、あの独特の音の立ち上がり方が不足なく再現されています。箭内氏のこれまでのギター同様にこのモデルでもやはり素朴な木質の響きが心地よく、とてもさわやかな表情。しかしながら音量含めしかるべき迫力も備えています。全体は木材の肌理が感じされるほどに繊細なセラック塗装が施され、華美ではないものの細部まで手の行き届いた意匠や造作と相まって全体に凛としたたたずまい。またネックはナット幅50mm設定でちょうど良い厚みに加工されたDシェイプで、手になじみ押弦しやすい感触、演奏性の面でも日本人の好みと合致した仕様となっています。糸巻きはRubner製 のハウザータイプを装着。この価格帯としてはとても充実したハウザー1世モデルであり、箭内氏の近作の中でも出色の一本です。



新入荷 定価(税込) : 330,000 円 販売価格(税込) :  313,500 円
注文数 :   

区分 国産クラシック 中古
製作家/商品名 川田 一高 Kawada Ikkoh
モデル/品番 Model/No. WM No.1202
005_kawada_02_205
弦長 Scale Length 650mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 2005年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option ハードケース黒
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦  3.5 mm/6弦  4.0mm

〔製作家情報〕
1948年高知市生まれ。1963年に同地の製作家 田村満氏にギター演奏の手ほどきを受け、同級生の今井博水(のちに製作家として独立)らとギタークラブを結成。1966年高校卒業後に本格的にギター製作を田村満氏に師事、1974年に独立し自らの工房を開設して以来、同地高知市で現在も製作を続けています。

自身のオリジナルモデルの他、ハウザー1世モデル、ブーシェモデル、また表面板力木にワッフル構造を採用した現代的なスタイルでも製作。師の影響もあってかどのモデルでもレスポンスの速さと鳴りの豊かさが特徴であり、また工作精度の高さも特筆すべき点となっています。コンサートギタリストからの信頼も厚く同じ高知県出身の宇高靖人(ex-いちむじん)が愛用しているほか、何人ものプロギタリストが所有しています。

〔楽器情報〕
川田一高製作のモデル W.M 2005年 No.1202 中古良品の入荷です。
この製作家らしい、心地よい発音のレスポンスと明朗でしっかりとした鳴りを備えた一本。ボディシェイプはイグナシオ・フレタのギターを想起させるものがありますが、内部構造は彼が長年取り組んでいるロベール・ブーシェの特徴的構造を独自に発展させたようなものとなっており、完全なオリジナル。

左右対称7本の扇状力木と、その先端をボトム部で受け止める2本のハの字型のクロージングバー。そして駒板位置にはあの有名なトランスヴァースバーが横幅いっぱいに渡って設置され、7本の扇状力木と交差しているのですが、高音側と低音側とでバーの形状を変えて加工されており、川田氏自身の工夫が盛り込まれています。さらにはそのトランスヴァースバーよりもボトム寄りの位置に(駒板とエンドブロックの間)もう一本の短い細いバーが7本の扇状力木のうち真ん中の3本とだけ交差するように設置されています。サウンドホール下に設置されたハーモニックバーには高音側低音側にそれぞれ開口部が設けられ、扇状力木の両端のそれぞれ一本がその下をくぐりぬけてサウンドホール縁まで延伸しており、やはりブーシェ的な配置構造を踏襲しています。レゾナンスはGに設定されています。

表面板向かって右下の膨らみの部分に割れ補修履歴、指板両脇に割れ補修履歴がありますがそれぞれとても丁寧な処置がされており、外観からはほとんど判別できないレベルです。サウンドホール周りとブリッジ下付近に細かな傷、裏板はわずかに衣服の摩擦あとや、演奏時に右ひじを当てる部分に若干の色むらなどがありますが、いずれも外観を損なうほどではありません。ネックは良好な状態、フレットは1~3フレットでほんの若干の摩耗が見られますが、現状で全く問題ございません。指板はほんの少しラウンド加工が施されており、グリップのフィット感に寄与しています。ネック形状は薄めのDシェイプ。糸巻きはフステーロのフレタタイプ。




新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  220,000 円
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区分 国産クラシック オールド
製作家/商品名 野辺 正二 Masaji Nobe
モデル/品番 Model/No.
005_masajiN_03_168
弦長 Scale Length 660mm
国 Country 日本 Japan
製作年 Year 1968年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option ハードケース黒
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:表面板:セラック、横裏板:ポリウレタン
糸 巻:ヘフナー
弦 高:1弦 4.0mm/6弦 4.5mm

〔製作家情報〕
1935年生まれ。東京の指物職人であった父野辺幾衛がその技術を生かしギターの修理をする事から野辺ギター工房は始まります。1965年に独立し自身の工房をスタート。江戸指物師の流れを汲む家系らしく良質な木材の選定と高い工作技術、意匠のセンスと味わい深い外観の仕上がりなどが特徴です。音色もそのたたずまい同様に渋く滋味深いもので、スペインギターを基本としながらも華やかさとは一線を画した、まさにいぶし銀のような味わいを持ったものとして他にはない個性を持っています。

同様にギターを製作した野辺邦治は兄にあたります。生涯現役で良質なギターを製作し続けましたが、2004年に死去。現在は息子の野辺雅史氏が父の工房を引継ぎ、彼の残した工具やストック材を使用してブランドを存続しています。またもう一人の息子野辺成一氏も独立して自身の工房を立ち上げ、クラシックギター製作のほか古楽器の修理やアンティーク家具の販売をおこなうショップを経営しています。

〔楽器情報〕
野辺正二1968年製オールドの入荷です。 横裏板に良質な中南米産ローズウッドを使用した、当時このブランドのハイスペックモデルとして販売されたもの。マルセロ・バルベロを想起させるヘッドシェイプを始めとする全体のアンティーク家具のような滋味深く落ち着いた外観も野辺氏ならでは。そして松材ながらも太めのどっしりとした響きとまろやかな音像も既にこの時から特徴的に表れており、660mmスケール仕様ということで適度な張りが加味され、迫力ある響きが魅力の一本となっています。

内部構造はサウンドホール上下に一本ずつのハーモニックバーが配置され、そのうち下側のバーの中央(ちょうどサウンドホール真下の位置)から高音側に斜めに伸びてゆくもう一本のバー、そして7本の扇状力木と、駒板の位置にほぼ横幅いっぱいに渡って設置されたいわゆるトランスヴァースバーという全体の配置で、7本の扇状力木はトランスヴァースバーを貫通しボディボトム部まで伸びており、それらの先端を受け止めるように配置されるトーレス的なハの字型クロージングバーは設置されていません。これはフランスの名工ロベール・ブーシェの構造を思わせるところがあり、スペイン的な要素とうまく合わせて全体を配置しています。レゾナンスはGに設定。

全体に弾き傷(特に表面板サウンドホール周辺)、細かな打痕、スクラッチ跡等あります。また表面板は駒板の高音側に数センチの割れ補修履歴がありますが、適切な処置が施されており、使用には全く問題ございません。ネックはほんのわずかに順反りですが標準的な状態、フレットは1~5Fでやや摩耗が見られますがこちらも現状で演奏上の問題はございません。ネックは普通の厚みのDシェイプ加工で指板にはほんの少しラウンド加工が施され自然な握り心地。糸巻きはオリジナルのヘフナー製39mmピッチを装着、3弦のツマミがやや曲がった状態ですがギア部分は正常に作動しており、使用には問題ございません。





新入荷 定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  275,000 円
注文数 :   


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