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製作家/商品名 サントス・バジョン Santos Bayon演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. サントスモデル
002_Sbayon_1_02_187
弦長 Scale Length 660mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1987年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides ローズウッド単板 Indian rosewood
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:フステーロ 
弦 高:1弦 2.6mm/6弦 3.6mm


〔製作家情報〕
1951年スペイン、マドリッド生まれ。父フェリシアーノ・バジョン(1922~1997)は同地の名工サントス・エルナンデスの妻マティルデの姪エスペランサと結婚し、その縁からサントスが亡くなった後、一時的に工房を手伝っていたマルセロ・バルベロ1世のあとを引き継いで<Viuda de Santos Hernandez>ラベルでサントスギターを製作することとなる。マティルデが1955年にこの世を去ると、フェリシアーノはサントスの工房を正式に受け継ぎ、その後1997年に亡くなるまで息子サントス・バジョンと共同で製作を続けます。
サントス・バジョンは18歳の頃よりこの工房に入り父の弟子となり、偉大な叔父サントスが残した工具を使い、そのギターを仔細に研究しながら技術を磨いてゆくことになります。父の死後も同工房にて製作を続けましたが、現在は工房を閉鎖。伝統ある工房はホセ・ルイス・ロマニリョスの尽力によりシグエンサのギター博物館に移設されています。

〔楽器情報〕
1987年製。父フェリシアーノを経由して偉大なる叔父サントス・エルナンデスに大きな影響を受けた彼ですが、父同様にそこに自身の個性を盛り込み、ひと味違った魅力を備えた、愛すべきギターとなっています。表面板にはサウンドホール下のハーモニックバーよりまっすぐ平行に胴底へと伸びる7本の力木が配され、それをボディ下部にてハの字型の力木が受けとめる配置。また一番高音側の力木からは斜め外側に枝分かれして伸びてゆくように短い2本の力木が配置されています。レゾナンス(ウルフトーン)はA#で設定。レゾナンスは高めなものの、響きは柔らかく適度の重厚さがあり、華やかさよりもむしろ滋味を感じさせるギター。
表面板を中心に傷等有りますが年代考慮すると良好な状態です。ネックやや順反りの傾向が有りますが、弦高は弾き易く調整され、演奏には問題無い状態です。




定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  330,000 円
注文数 :   

製作家/商品名 マヌエル・ベラスケス Manuel Velazquez演奏動画あり
モデル/品番 Model/No.
002_velazquezM_03_190
弦長 Scale Length 650mm
国 Country アメリカ USA
製作年 Year 1990年
表板 Top 松単板 Spruce
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option 軽量ケース
備考 Notes
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 3.5mm/6弦 4.4mm

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[製作家情報]
1917年プエルトリコ生まれ。母方の祖父母はスペイン人で、名工サントス・エルナンデスの縁戚にあたります。農業に従事する家系に生まれながらも彼は家具職人として修業を始め、同時にギターも製作するようになります。16歳で最初のギターを製作し、その頃に製作したギターの完成度の高さに感銘を受けた地元のある音楽家からニューヨーク行きを勧められ、1941年移住。第二次大戦の時期には造船所で木工に携わります。地道に製作を続けていた彼のギターは1940年代後半から地元の名演奏家たちに愛用されるようになり、その後はアンドレス・セゴビアが彼のギターを称賛するなど、瞬く間に名声を獲得してゆきます。1972年にプエルトリコに戻りそこで工房を設立、1982年には再びアメリカに戻りヴァージニア州で9年間過ごした後、フロリダに移り製作を続けます。この頃から息子のアルフレッド(1970~)も製作に参加するようになり、2014年にマヌエルが亡くなった後は彼が工房を引き継いでいます。
もともとマヌエルの製作美学の根底にはトーレス、ハウザー、サントスらのトラディショナルなものへの憧憬があり、特にハウザーの影響が濃くあらわれた1950年代から60年代のものは高い評価を得ています。1970年代から1980年代までの楽器はユーザーの需要もありボディが大型化し、ちょうど人気の絶頂にあったラミレス的な要素を感じさせる力強く豊かな音量を備えたギターになっています。その後はもとのハウザースタイルを基調とした伝統的スタイルへと回帰し、2014年にその生涯を閉じるまでアメリカ最大の巨匠と崇敬されました。

[楽器情報]
1980年代のボディ大型化の時期を経て、再びハウザースタイルのギターに回帰していたことをうかがわせるもので、ボディサイズはもとよりボディシェイプ、ネック形状やヘッド角、更にはロゼッタの意匠もまたハウザーを想起させるものとなっっています。しかしながら内部構造は純粋なハウザースタイルを踏襲したものではなく、サウンドホール上に2本、下に一本のハーモニックバーが配置され、さらにそのバーの中央(ちょうどサウンドホールの真下の位置)から高音側の横板に向かって斜めに伸びるもう一本のいわゆるトレブルバーを配し、7本の左右非対称の扇状力木とそれらの先端をボトム部で受け止める2本のハの字型のクロージングバー、そしてブリッジ位置には駒板と同じ幅の薄いプレート板が貼ってあるという全体の構造。レゾナンスはG#の少し上に設定されています。

ドイツ的なものを想起させる密度のある硬質な単音で、全弦にわたって同じ強度をもって力強く発音します。しかしながらその音像にはハウザーの透徹さよりもやや丸みを帯びた温かみがあり、和音での響きにはスパニッシュ的ともいえる十分な奥行きを感じさせるものとなっています。

横裏板はハカランダ仕様。割れ等の大きな修理履歴は無く、傷は表面板サウンドホール周辺に若干と、横裏板には衣服等の摩擦跡が少々見られますが年代相応のレベルです。ネックは真直ぐを維持しており、フレットの摩耗もなく、糸巻きの機能性も良好です。ネックシェイプはかなり薄めのDシェイプでフラットに加工されており、さらに指板はアーチ加工が施されているため左手のグリップ感はかなりコンパクトな印象です。糸巻きはスローン製を装着。全体に良好な状態のベラスケスです。






定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ホセ・ラミレス 3世 Jose Ramirez III演奏動画あり
モデル/品番 Model/No. FANA No.9 6‐157
010_joseramirez_03_186
弦長 Scale Length 664mm
国 Country スペイン Spain
製作年 Year 1986年
表板 Top セコイア杉単板 Sequoia
横裏板 Back & Sides 中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
付属品 Option ケース別売
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:シャーラー
弦 高:1弦 3.2mm/6弦 4.6mm


[製作家情報]
100年以上続く歴史ある工房にして世界的にも有名なスパニッシュギターブランドのひとつ ホセ・ラミレス Jose Ramirez。ホセ・ラミレス1世(1858~1923)の時代から現在のホセ・ラミレス5世まで、1世紀以上に渡りスパニッシュギター製作史のなかで最も重要なブランドの一つとしてその名を刻み続けており、いまなおワールドワイドにマーケットを展開する工房です。

なかでもとりわけ評価が高く「Ramirez dynasty」 と言われるほどに豊饒の時代とされたホセ・ラミレス3世(1922~1995)の時期に製作されたギターは、革新的でありながら幅広いポピュラリティを獲得し、世界中のギタリストとギターファンとを魅了し続けました。1950年代末から1960年代、パウリーノ・ベルナベ、マリアーノ・テサーノスといった名職人が職工長として働き、高級手工品の品質を維持しながら大量生産を可能した独自の工房システムを確立します。そして1964年にこのブランドのフラッグシップモデルとして世に出した「1A」は、表面板にそれまでの松材に代わって杉材を使用、胴の厚みを大きくとり、横板は内側にシープレス材を貼り付けた二重構造、弦長は664mmで設定(通常は650mm)、さらに塗装には従来のセラック塗装からユリア樹脂のものに変更し耐久性を飛躍的に増すとともに、「ラミレストーン」と呼ばれる独特の甘く艶やかな音色を生み出し、真っ赤にカラーリングされた印象的な外観と相まってギター史上空前のポピュラリティを獲得することになります。

これらラミレス3世がクラシックギターに対して行った改革はマーケット戦略の面でも、また製作の面でも実に独創的でしかも時代の要請に十全に応じたもので、のちのギター製作全般に大きすぎるほどの影響を及ぼしたのと同時に、まさにクラシックギターのイメージを決定するほどに一世を風靡しました。

ラミレス3世の息子4世(1953~2000)は18歳の時に父ラミレス3世の工房にて徒弟として働くようになり、1977年には正式に職人として認められます。1988年には妹のアマリアと共にブランドの経営を任されるようになり、父の製作哲学を引き継ぎながら、より時代のニーズに則した販売戦略(エステューディオモデルの製作、標準的な650mmスケールの採用等々)を展開しさらにシェアを拡大してゆきますが、3世亡き後わずか5年後の2000年にこの世を去ります。

その後もアマリアを中心に柔軟な商品開発を継続しますが、2000年代以降はむしろ名手アンドレス・セゴビアの名演と共にその音色が記憶に残る3世と4世の時代につくられたモデルに人気が集中するようになり、特に製作を担当した職人のイニシャルが刻印されていた1960年代のものは往年のファンに現在も愛奏されています。


〔楽器情報〕
ホセ・ラミレスの特注モデル FANAモデル 1986年製Usedです。日本のギターショップFANAが創業15周年を記念して限定15本で製作された特注モデルで、ラベルには Serie Especial と印字され、モデル名は「FANA No.9」と記されています。ラベルにシリアルナンバーはありませんが横板内側に#6-517 のシールが貼られています。またボディ内側には「4」のスタンプが刻印されており、これはラミレスの公式リストではCarmero Llerena Martinez 製作としてクレジットされています。表面板はセコイア杉、横裏板はブラジリアン・ローズウッド仕様となってり、使用材の点でもハイスペックなモデルとなっています。

表面板内部構造は、サウンドホール上下に一本ずつ配されたハーモニックバー、そしてそのうち下側のバーのちょうど中央で(つまりサウンドホール真下の位置で)交差するようにして、高音側から低音側に斜めに下りてゆくようにもう一本のバーを設置。この3本のバーのそれぞれ低音側には長さ4センチ高さ1㎜ほどの開口部が設けられています。6本の扇状力木がセンターの1本を境にして高音側に2本、低音側に3本配されており、それらをボトム部で受け止める2本のクロージングバー、そして駒板の位置に貼られたパッチ板という全体の配置で。レゾナンスはG#の下に設定されています。ラミレスの「1A」モデルの基本構造がほぼ採用されていると言えますが、1Aでは横板が内側にシープレスを貼り付けた2重構造になっているのに対し、本モデルでは内側も同じローズ材が、しかも表面板側に寄せて1/3だけが2重構造になっているというもの。

杉材を使用したモデルですが、中低音~低音寄りの重厚な響きというよりはむしろフラットな音響ですっきりとさえしています。全体に硬めの粘りのある発音で、杉としての特徴は各音の音像にほのかに加わった丸みに表れています。高音にはさすがにラミレスならではの音圧の高さと濃密さ、そして程よい甘さがあり、旋律楽器としての高いポテンシャルを有しています。

割れ等の大きな修理履歴はありません。表面板縁に沿って打痕等がやや集中しており、その他全体に弾きキズや衣服等による摩擦あとなどありますが、総じて年代相応のレベルと言えます。ネックはほんのわずかに順反り、フレットは1~7弦でやや摩耗見られますがともに現状で演奏性に影響はありません。弦高値は3.2㎜(1弦)/5.0㎜(6弦)とこの時期のラミレスの特徴的なセッティング。数値としてはかなり高めですが、指板が6弦側から1弦側にかけて大きく傾斜させた設定で案外に弾き難さは感じさせません。糸巻はシャーラ― グランドチューンシリーズに交換されています。





定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。

製作家/商品名 ホセ・ラミレス 3世 Jose Ramirez III
モデル/品番 Model/No. 1a No.8913
010_joseramirez_3_03_175
弦長 Scale Length 664mm
国 Country スペイン Spain 
製作年 Year 1975年
表板 Top 杉単板 Ceder
横裏板 Back & Sides ローズウッド単板 Indian rosewood
付属品 Option ハードケース
備考 Notes
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.8mm/6弦 4.6mm 

〔製作家情報〕
スペインが誇る老舗工房にして世界でもっとも有名なギターブランド ホセ・ラミレス。
ホセ・ラミレス1世(1858~1923)の時代から1世紀以上に渡り文字通りスパニッシュギター製作史そのものを形成してきたと言って過言でなく、そのなかでもとりわけ豊饒の時代とも言えるホセ・ラミレス3世(1922~1995)の時期に製作されたギターは、革新的でありながら幅広いポピュラリティを獲得し、世界中のギターファンを魅了し続けました。
表面板に杉材を使用。胴の厚みを大きくとり、横板の内側にはフラメンコギターで使われるシープレス材を貼り付けて二重構造にしています。弦長は664mmで設定(通常は650mm)、塗装には従来のセラック塗装からユリア樹脂のものに変えられており、これらのラミレス3世がクラシックギターに対して行った改革は実に独創的なもので、のちのギター製作全般に大きすぎるほどの影響を及ぼしたのと同時に、「ラミレストーン」と呼ばれる甘く艶やかでロマンティックな音色が、まさにクラシックギターのイメージを決定するほどに一世を風靡しました。


〔楽器情報〕
ホセ・ラミレス3世のフラッグシップモデル「1A」のインディアンローズウッド仕様、1975年製中古です。このモデルの基本形は1964年に出来上がり、それは1986年頃に弦長を664mmから650mmに、またボディサイズやネック仕様もそれに即したサイズへと変更するまで同じ仕様で製作され続け、世界中で大変な人気を博したことは往年のギターファンなら誰もが知るところです。しかしながら1960年代と比較して1970年代のものではやはり時代の要請に応じてかいくつものマイナーチェンジが行われており、それぞれに異なる特徴のあるギターとなっています。特に70年代以降のラミレスではネックのボディに対する差し込み角がさらに深くなり、同時に指板は6弦側から1弦側にかけてかなりの傾斜角で設定され、その結果弦高値が低音から高音かけて一気に低くなってゆくような独特の演奏性を確立します。またこれによって全体の立体感と音圧における迫力が更に増大し、この時期のコンサートギターにおける一つの定式を作り上げたと言えます。

本作は1975年製作、まさに上記のようなブランドコンセプトを邁進していた時期のもので、現在でもその音響は非常な迫力と表現力を備えたものとして、やはり個性的な位置を占めています。内部構造でまず特徴的なのは、サウンドホール上下に一本ずつ配されたハーモニックバー、そしてそのうち下側のバーにちょうど中央で斜めに交差するようにして表面板の上部の最も膨らんだところから下部の最も膨らんだところまで横幅いっぱいに伸びるもう一本のバーの設置。扇状力木はほとんど平行に近い角度で6本が、センターの1本を境にして高音側に2本、低音側に3本配されており、それらをボトム部で受け止める2本のクロージングバー、そして駒板の位置に貼られたパッチ板という「1A」モデルの基本構造が踏襲されています。レゾナンスはG#の下に設定されています。

この時期のラミレスは6弦側弦高が12Fで5mmに至るものもありますが、当器は過去に駒板を調整し更にサドルを低くして弦高の調整がされており、現在では当時の弦高値より低い値になっています。表面板に2箇割れ補修跡があり、そのた数か所の打痕補修痕があります。その他全体に衣服の摩擦や演奏時によるスクラッチ傷がございます。ネックは現状で良好な状態、フレットはやや摩耗していますが現状では演奏性に問題ありません。糸巻きはオリジナルのフステロ製でこちらも動作上の問題はありません。

ボディ内部に「6」(Arturo Sanzano Moreno製作)のスタンプあり。


定価(税込) : 時価 販売価格(税込) :  お問い合わせ下さい。


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